金型製造販売のOPMラボラトリー(京都市、森本一穂社長)とプラスチック射出成型機の周辺機器メーカーの松井製作所(大阪市、松井宏信社長)は、3次元(3D)プリンターを使った高精度な金型の生産で香港生産力促進局(HKPC)と提携する。香港を中心とした中国南部の金型、射出成型部品メーカーを指導し、日本発の金型技術を普及させる。
OPMは金属の粉を使った積層造形と金型を仕上げるための切削加工を1台でこなす複合装置向けの専用ソフトを持つ。旧松下電工(現パナソニック)と松浦機械製作所(福井市)が開発した装置で、OPMと松井製作所は国内工場や上海の共同出資会社で金型生産などに使っている。
提携ではHKPCにOPMが同装置を1台持ち込み、同社の技術者が常駐して使い方などを指導する。専用ソフトを使った最適な金型設計や、樹脂の流れ方の解析、金型生産なども請け負う。当面は地元企業20社向けにサービスを始める。
OPMと松井製作所は同装置の普及を後押しすることで、ソフトや関連部材など金型関連需要の取り込みを狙う。
3Dプリンターを使うと複雑な形の金型の製作期間を短縮できるほか、金型を冷やすための水冷管を金型内部に自由につくれる。効果的に短時間で冷却できるようになるため、金型を使った成型の時間が3~5割短縮され、生産性が向上する。
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