自閉傾向のあるの人の特徴として、
「自分ではない他者がどう考えているのか?」を理解することが苦手、
と聞いたことがあります。
息子を見ていてもそれは感じます。
それをテストする「サリーとアンの課題」(誤信念課題)というものがあります。
心の理論
部屋に、サリーの黄色いカゴと、アンの水色の箱が置いてあります。
サリーは、ボールを黄色いカゴに入れて、部屋を出ていきます。
アンが部屋に入ってきて、ボールを水色の箱に入れます。
戻って来たサリーは、ボールを出すのに黄色いカゴ、水色の箱、どちらを開けるでしょうか。
(キャラクターは勝手に作っています)
正解は「サリーは黄色いカゴを開ける」です。
おそらく、息子は「水色の箱」と答えると思います。
(自分がボールが入れ替わったことを知っているから、サリーも知っていると思ってしまう)。
が、それ以前に、質問の意図(サリーの気持ちを問われていること)を
理解することがまず、難しいと思いますけど。
応用編もあります。
* * *
もうひとつ。
「邪魔ができる?ウソがつける?」
ともだちには、キャンディーをあげる。
どろぼーには、キャンディーをあげない。
息子は、邪魔はできるが、ウソはつけないと思う。
これも息子と接していて、すごく特徴的だと感じます。
ただ、自閉傾向の特徴と言っても、(いわゆる)健常者とのあいだにはグラデーションがあるはずで、
人によって、このような行動(人の気持ちをよんだりウソをついたり)に得手不得手があるのだと思う。
障害と呼ばれるものすべてに言えることなんだよね、ほんとうは。
法律や役所の手続きの必要性で、障害者/健常者の線が引いてあるけど、
実は線なんかなくてグラデーション・・・
どこかでそう意識できたらいいのかなあ・・・
参考にさせていただきました↓
ことばと発達の学習室>AUTISM >心の理論
「自分ではない他者がどう考えているのか?」を理解することが苦手、
と聞いたことがあります。
息子を見ていてもそれは感じます。
それをテストする「サリーとアンの課題」(誤信念課題)というものがあります。
心の理論
部屋に、サリーの黄色いカゴと、アンの水色の箱が置いてあります。
サリーは、ボールを黄色いカゴに入れて、部屋を出ていきます。
アンが部屋に入ってきて、ボールを水色の箱に入れます。
戻って来たサリーは、ボールを出すのに黄色いカゴ、水色の箱、どちらを開けるでしょうか。
(キャラクターは勝手に作っています)
正解は「サリーは黄色いカゴを開ける」です。
おそらく、息子は「水色の箱」と答えると思います。
(自分がボールが入れ替わったことを知っているから、サリーも知っていると思ってしまう)。
が、それ以前に、質問の意図(サリーの気持ちを問われていること)を
理解することがまず、難しいと思いますけど。
応用編もあります。
メアリーとジョンは公園にいた。 ジョンはアイスクリームが欲しくなったがお金がなかった。 アイスクーリム屋さんが「ずっと公園にいるから家からお金を持っておいで」 と言ってくれたので、ジョンは家に帰った。 しかし、アイスクリーム屋さんは気が変わって、メアリーに 「公園で待つのはやめて教会へ行く。」と言ってそこを立ち去った。 ジョンは、たまたまアイスクリーム屋さんに会って教会のところに移動することを教えてもらった。 一方、メアリーはジョンの家に行き、ジョンはもうアイスクリームを買いに出かけたと知った。 この時メアリーは、ジョンはどこへアイスクリームを買いに行ったと考えただろうか。 |
* * *
もうひとつ。
「邪魔ができる?ウソがつける?」
ともだちには、キャンディーをあげる。
どろぼーには、キャンディーをあげない。
息子は、邪魔はできるが、ウソはつけないと思う。
これも息子と接していて、すごく特徴的だと感じます。
ただ、自閉傾向の特徴と言っても、(いわゆる)健常者とのあいだにはグラデーションがあるはずで、
人によって、このような行動(人の気持ちをよんだりウソをついたり)に得手不得手があるのだと思う。
障害と呼ばれるものすべてに言えることなんだよね、ほんとうは。
法律や役所の手続きの必要性で、障害者/健常者の線が引いてあるけど、
実は線なんかなくてグラデーション・・・
どこかでそう意識できたらいいのかなあ・・・
参考にさせていただきました↓
ことばと発達の学習室>AUTISM >心の理論