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おべんとう&フリー素材

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マガジン9条『伊藤真のけんぽう手習い塾』【6】

2006-11-08 10:17:26 | 世の中のいろいろ
第6回・憲法が目指す平和主義を読みました。



間接的であっても、自分が人殺しに加担しているなんて考えたくもないです。



正しい戦争という考え方があります。
国際法における戦争/Wikipedia)

『およそいかなる平和も、
たとえそれがどんなに正しくないものであろうと、
最も正しいとされる戦争よりは良いものなのです。』

(「平和の訴え」岩波文庫・箕輪三郎訳)

という訴えもあります。


伊藤氏は「憲法9条改正賛成の理由や意見」について、
「そのような意見が出される事はもっともである」とした上で、
具体的な反論が書かれていて興味深いです。



これらの賛成意見を見ると、軍隊の存在は、

自分たちを守るもの
必ずしも戦争になるわけじゃない
攻められたときに必要だし、なければ外国に力を借りなければならない
日本だけが平和ならいいのか、など、

「確かに」と思えるものばかりなのです。



今回は「国民の命や財産を守るためには軍隊が必要だ。」
という意見について、伊藤氏の考えが書かれています。


残念ながら、
軍隊は、国民を守るものではない、国益を守るものだ、
と書かれています。


本当はどうなのでしょうか・・・・・・。


次は
第7回・“改憲=戦争ではない”という改憲派への反論06-01-08UP
を読んでみます。

心配事が取り越し苦労でありますように。



最初に
“間接的であっても、自分が人殺しに加担しているなんて考えたくもないです。”と書きました。

キレイゴトですね。

立場によっては、人の命を奪う行動を肯定する気持ち、自分の中にあります。

死刑、人工的な妊娠中絶。

もし身内が関わっていたら堂々と肯定するでしょう。

もっともな理由を持ち出し、法的にも認められた上で、命を奪うんです。


うまく言えませんが、

「人の命を奪う戦争に反対」と訴え続けていくことは、
矛盾が生じるので、
答えは出せない、のかもしれない。

でも!

考え、話題にしていくことは、きっと重要だと思います。


imktj

マガジン9条『伊藤真のけんぽう手習い塾』【5】

2006-11-07 07:12:05 | 世の中のいろいろ
5回・日本国憲法と2005年を読みました。

憲法改正案が出されたからこそ、
今まで興味のなかった私も、
憲法について少しは知りたいなあと思うようになったんですよね。


この国が、戦争に向かっていくのかどうか私にはわかりません。


たとえば、

戦争の恐怖、辛さなどを知っている方々の、
戦争反対という思いはよく見聞きするわけですが、

逆に、
そのような実際に地獄を見た方で、
戦争について、また起きても仕方ない、どちらかというと賛成、
という意見を持っている方はいるのでしょうか?いないのでしょうか?


といっても、
国側の方たちも「戦争賛成です」なんて言う方はいないわけです。


ただ、「戦争」の定義が、うやむやという感じがしますよね。

結果として戦争のようになってしまうかもしれない行動、というものも有り得るわけですよね。


こうやって文字にしていても、
実際は他人事にしか思っていない。
それが現状だと思います。


次は
第6回・憲法が目指す平和主義06-01-25UP
を読んでみます。

そろそろ本題?

心配事が取り越し苦労でありますように。

imktj

マガジン9条『伊藤真のけんぽう手習い塾』【4】

2006-11-06 08:55:00 | 世の中のいろいろ
第4回・表現の自由(憲法21条)の権利が侵されるとき
(「立川反戦ビラ配布事件」判決について)
を読みました。


この事件について知らなかったんですけど。


2004年、防衛庁官舎に、
反戦を唱えるグループが
「自衛隊のイラク派遣反対」というようなビラを投函し、
結果的にその行為が有罪となり、世間は賛否両論巻き起こった事件らしい。


マンションの玄関ドアのポストにビラを入れることが住居侵入罪になるかどうか、について、
ビラを配る側が、住人に対して敵意があったかどうか、
ということが、判決の焦点になったようです。(Wikipediaより)


伊藤氏的には、このビラ配りに敵意はないという意見のもとで、
国にとって都合の悪い動きを有罪とした、のではないか?
もしそうならば、
反戦を訴えるという「表現の自由」が、国の都合で奪われることがあり得ると言うことになり、
それは立憲主義にのっとっているはずの日本においていかがなものか、というわけです。


真実がわからないので判断は難しいですが・・・


今日は、
5回・日本国憲法と2005年05-12-28UP
を読みます。

心配事が取り越し苦労でありますように。

imktj

マガジン9条『伊藤真のけんぽう手習い塾』【3】

2006-11-04 06:15:50 | 世の中のいろいろ
第3回・立憲主義って何だろう?
を読んでみた。


約60年前に作られた今の憲法は、「(近代)立憲主義」にのっとっている、のだそうです。


「(近代)立憲主義」というのは、
たいていのものごとは、
国民の多数派(=国家)の意見で決められていく民主主義のシステムの中で、
必ず存在する少数派の存在を守るもの、とか。(合ってる?)


それが、新憲法では・・・
多数派の意見を少数派に押し付けるものになるのではないか?と伊藤氏は心配されている・・・


多数派と少数派は、時によって逆転する、という点は、とても重要だと思いました。


例えば息子は、障害をもつという点では少数派ですが、
身体障害があるかどうかという点で見れば、体に不自由はないので多数派です。

私自身、障害があるかどうかという点では多数派ですが、
障害児の親という点では少数派です。


つまり、立場はその時々で変わる、
だから、相手の立場に立って考えることも必要ではないかということですよね。


モノゴトの解釈って、人それぞれ違うんだろうと思う。


イギリスの哲学者でジョン・ロックという人の自然主義という思想があると知りました。


この考え方、息子の存在を思ってもとても共感できます。
“自由主義の哲学的、思想的源流をさかのぼると、
17世紀イギリスのジョン・ロック(1632年 - 1704年)の思想に行き着く。
ロックは、人間は生来自由で可能性に充ちた生き物であり、
いかなる人間にも自らの自由な意思と選択で生きることが認められていると主張した”

(Wikipediaより/自由主義>歴史的起源とその展開10行目から)


ただ、個人と社会の共存というのはどうしても必要で、
そのバランスをうまくとっていかなければいけないのだろう、と思います。


どちらにも傾き過ぎない社会。
傾きかけたら修正できる社会。


今の憲法の下でさえも、
少数派が守られているとは思えないけど・・・?(>_第4回・表現の自由(憲法21条)の権利が侵されるとき
(「立川反戦ビラ配布事件」判決について)
05-12-21UP
を読んでみます。

心配事が取り越し苦労でありますように。

imktj

マガジン9条『伊藤真のけんぽう手習い塾』【2】

2006-11-03 05:09:55 | 世の中のいろいろ
第2回・憲法は、一人ひとりが違った価値観のもと、幸せになることを保障している
を読んでみた。

今の憲法では、「“個人の為”に家族があり、国がある」と、個人の尊重が大切であるとうたっている。

新憲法案で、国や家族の為に個人がある、ということになったとしたら・・何がどう変わってしまうのかな。


今日は・・・
第3回・立憲主義って何だろう?05-12-07UP
を読んでみます。


心配事が取り越し苦労になりますように。

imktj

マガジン9条『伊藤真のけんぽう手習い塾』【1】

2006-11-02 07:10:56 | 世の中のいろいろ
第1回・自民党新憲法草案を読む 読んでみた・・・

まず、自民党の案は、憲法改正ではなく新憲法の制定にあたり、これは、現憲法の下では憲法違反のはず?

自衛隊を軍に?
・・・国民の為に武力を持つ=もし国内紛争がおきたら、国民へ銃口が向けられるとも取れる。

文民統制が崩れる恐れあり?

個人よりお国のため?

地方の権限が弱まる恐れ?(・・・道州制はどうなったんだっけ)


今日は・・・
第2回・憲法は、一人ひとりが違った価値観のもと、幸せになることを保障している05-11-23UP
を読んでみます。

imktj

見えない憲法改正の目的

2006-11-01 17:50:33 | 世の中のいろいろ
首相、英米メディアに「任期中に改憲」 9条含め意欲(朝日新聞) - goo ニュース

わからないから何でもいいか?

憲法を全部理解するなんてめんどくさいし・・・

改正してもしなくても、自分たちの生活に何も影響ないんじゃない?

なかば、投げやりにもなる。



だって、何も具体的なことが見えてこない。

安倍首相が言っていること、どうにでも取れる内容だし、結局。



前に読んだ伊藤真氏の本によると、

憲法改正には、全部を変えてしまう、一部を変える、変えずに付け加える、という方法があるらしい。

ほとんどの国は、付け加える「加憲」という方法をとっているらしいけど・・・



それから、

憲法ってのは、国家の権力に歯止めをかけるもの、だって書いてあった。

首相って・・・国家側だよね?

国民の為と言っていても。

ということは、

首相は、自分たちの力に歯止めをかけている憲法を変えようとしているわけだよね、伊藤氏によれば・・・ね。



憲法を変えるためにはたくさんのハードルを越えなくちゃならないらしいし。

それだけ、重要なことなんだって。

参考のために、とりあえず一日一つずつ、読んでみるかな。

『伊藤真のけんぽう手習い塾』

第1回・自民党新憲法草案を読む05-11-09UP

伊藤氏の考え方ももちろん賛否両論あるのですが、

自分で考える機会にはなると思って。

心配事が取り越し苦労になることを祈りたいです。

imktj