彩彩日記 作詞家/シンガーソングライター 大塚利恵のブログ

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【イスラエル・パレスチナ旅行記10】The Walled Off Hotel 夜のバンクシーホテル

2020-01-19 13:58:06 | 
★★★だんなと二人での自由旅行。エルサレム在住の内藤さん宅に数泊させていただきつつ、イスラエル・パレスチナを旅した12日間の記録です。★★★

2019年10月31日(木)-2

予定より大幅に遅れ、すっかり暗くなってからパレスチナのバンクシーホテルに到着。


カトリックの幼稚園に行っていた時、お遊戯会でキリスト生誕のストーリーをやるのが恒例で、
私は「天使7」の役(笑)だったのだけど、その時みんなで歌った賛美歌が頭の中で流れ始めました。
「神の御子は今宵しも/ベツレヘムに生まれたもう」
ここが、キリストの生まれたベツレヘム!と、感慨深い気持ちに。

The Walled Off Hotelには、バンクシーをはじめとするいろいろなアーティストが担当した個室と、イスラエルの兵舎風ドミトリーがあります。
バンクシールームは全く予約が取れず、私たちが今回泊まったのは、行程中唯一空きがあったサミ・ムサというアーティストの部屋。
バンクシーの「Dismaland」(ディズニーランドの真逆で、憂鬱な気分になるテーマパーク)にも参加していた、パレスチナのアーティストです。

部屋全体が作品になっているので、まず、部屋に置かれている全てのもののリストを見ながら一つ一つチェックして、サイン(怖)。
デポジットも取られます。


お部屋はこんな感じ。
落ち着いたトーンの中、色使いはカラフルで、とっても素敵。
ベッドのサイドテーブルには色鉛筆が敷き詰められていました。


ラジオから流れている音楽もムーディーで良い感じ♪


ムービーを録っていると、外で「バーン」と銃声のような音が。。
実は花火も多いそうで、どちらだったのかはわかりませんが、いきなり洗礼を受けた気分でした。(普段、危険な場所という訳ではないそうです。)

色合いが本当に美しい。光の加減も、細かいところまで本当に作り込まれてる。
けど、ここに泊まるの緊張する^^;



こちらはオリジナルの石鹸。勿体無くて使えない!


なにはともあれお腹が空いたので、ホテル1Fのピアノバーへ。
そういえば、チェックインの際、自動演奏のピアノから流れていたのは、「Massive Attack」でした!いろんな曲が流れていたけど、イギリスのバンドの曲が多かったかな。

テラスで食べることにして、外に出ると、若い兵士が20名くらい、ホテル前に集まっていました。緊迫した感じはなかったので、見回りだったのかな?と思いますが。
でもこれが日常なんだなあ、と。ホテルの従業員か関係者?と話していたようでした。

ピアノバーは、嫌味たっぷりの素敵なイギリス風。
(第一次世界大戦の際、イギリスが中東をめぐって「三枚舌外交」を行ったことが、その後の様々な問題の原因になった。)
さすが「世界一眺めの悪いホテル」。本当にまん前が分断の壁です。
壁を眺めながら、なんともいえない気分で、パレスチナのビールとピザをいただきました。ピアノバーは、とても美味しくてお手頃です。


ホテル1Fのお土産ショップ。その奥がミュージアムです。
夜は閉まっているので、何を買おうか迷いつつ、また明日のお楽しみ。

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