ほぼ日刊、土と炎、猫と煙突

白く燃え尽きた灰の奥深く、ダイアモンドは横たわる。

北海油田は今……

2008年01月23日 22時57分47秒 | フィクション
し、知らなかった。イギリスって今も石油輸出国なのか?

しかし……先日、BBC放送(だったかな?)で、
「石炭による火力発電所」の是非を討論していた。

「今時、石炭など時代錯誤もはなはだしい」
「いや、今の技術なら昔の様な環境破壊はない」
「嘘つけ!」
「しかし、イギリス国内に今でも産出する石炭を利用しない手はない」

何が真実に近いのか? 俺にはとんとわからなかったが。

以下、コピペです。

読売新聞(2006年5月31日)

イギリス政府はこの夏、新たなエネルギー政策を発表する。
焦点は原子力の扱いだが、
「イギリスが持つ選択肢は限られており、
原子力推進にかじを切る可能性は相当高い」
(船山義之・日本エネルギー経済研究所研究員)とみられる。                          
ただ、与党・労働党内には原子力消極派がなお多い。
地方選挙での相次 ぐ敗北などで求心力低下がささやかれるブレア政権が、
どこまで政策転換 を図れるか、未知数の部分もある。                  
ガスに次ぎ原油まで「純輸入国転落」強まる             
                                  
イギリスとノルウェーにまたがる北海油田は、
1970年代のオイルシ ョックを機に、開発が進められた。                  
80年代中ごろには、生産量はノルウェー分も含め日量300万バレル 
を超え、非OPEC(石油輸出国機構)原油の中心として、OPECから 
原油価格決定権を取り戻す役目も果たした。
最盛期の99年には日量59 0万バレルを生産した。                       
しかし、2000年以降、急速に生産量が落ち込んでいる。
ヨーロッパでも数少ないエネルギー輸出国だったイギリスは、
2004年から天然ガ スの純輸入国に転じた。

原油も、今年にも純輸入国に転じる可能性が強まっている。
この結果イギリスのBBCなどでは、
エネルギー自給率は2020年には10%にまで低下すると予想している。           
すでに、ロイヤル・ダッチ・シェルやBPなど、北海油田に採掘権益を 
持っていたメジャー(国際石油資本)各社は、権益を他の石油企業に売り 
渡しており、撤退に踏み切っている。                 
                                  
イギリスにとっては「トラの子」ともいえる北海油田
を失う時代に直面し ているわけだが、これに追い打ちをかけたのが、
今冬のロシアによるウク ライナヘの天然ガス供給停止だった。                 
独立心の強いイギリスでは、エネルギーを他国に依存するのは
最小限にしたいとの思いが強く、
これがエネルギー政策の見直しの一因にもなっている。