ほぼ日刊、土と炎、猫と煙突

白く燃え尽きた灰の奥深く、ダイアモンドは横たわる。

10分で人生を悟る。

2006年05月25日 00時34分21秒 | 古い日記
「楽しく生きる年収300万円時代」

蕎麦屋で「ザルそば」を待つ間、この本(マンガ)を読んだ。

この本が...。
青少年に与えるものがあるとすれば「無用な夢と希望」だ。

書いてある事は基本的に「ごもっとも」だが、まるで現実味が無い。

「実行不可能」とまでは言わなけれど、
「運よく、宝くじに当たれば、人生幸せですよ。」
と...その程度のバカバカしい話だ。

以下、そう思う理由を説明しよう。

主人公の男は婚約者らしき「彼女」がいる。

その「彼女」はカワイイくて、スタイルが良い上に、デザイナーか何かの仕事をしている。

して、挙句の果てには、
「私、ガツガツ働く一郎なんて見たくな~い。」
とのたまう。

いくら「時代が変わり、価値観も変化した」とは言え...
世の中をナメてもらっては困る。

ちょっと考えてみよう。

まず、「一郎」と言うからには、この本の主人公は長男だよな。

で、将来は年収300万円が限界。

そういう男に、

上記の様な台詞を言って、ノコノコ付いて来てくれる「女子」が...

そう、簡単に見つかると思うか?

しかも、結婚して数年経っても、その意見が変わらない可能性は...

「宝くじで一等賞を当てるよりも難しい」と俺は断言できる。
(もし、当てたなら貴方はホンモノの勝ち組だ。)

価値観を変えれば「人生、幸福になれる」って?

ああ、そうだな。そうかも知れないよ。でもね。

1:一人でも生きていける。
2:自分と同じ価値観を持つ人を捜して一緒に暮らす。

1:2:のいずれかを選択して、かつ「一生それを貫く」

って、それがそんなに簡単な事だと思うか?

「ヘイ、お待ち!」

「楽しく生きる」どころか「最も困難な生き方」
であると、「ザルそば」が来るまでには思ったね。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
たしかに・・・・ (SHOKO)
2006-05-25 19:16:59
この手の本は結構ありますが

現実味はナイですね。

参考程度・・・って感じですかね。

自分の意識を変える為の。

でも、そこまでガツンとクる内容ではナイので

2~3日過ぎたら忘れているのが現状でしょう。





ちなみにうちのヤン(猫)はNHKの政治関係のTVを釘付けで見てます。

彼は政治に興味があるようです。
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話題。 (オ 寒)
2006-05-25 21:03:53
トレンディーな本ですね。

で、今の「財界」や、その腰ぎんちゃくの「時の政権」の見事な「代弁」を試みていますね。

その意図を、デフォルメして、開いて見せる。



RESANDO さん・この記事「座布団8枚」です。



最近、軟弱な「僕の記事」に、シルバーハンマーが落ちましたね。
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SHOKO様 (RESANDO)
2006-05-25 21:05:09
「階級社会」って、収入格差だけじゃ

無いんですけどね。



政治関係?ヤン君が?さては、政界進出か?
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オ 寒様 (RESANDO)
2006-05-25 21:26:57
いや、そんな「深い思索」があった訳では...。



「魂の叫び!!!」

をここにブツけただけです。



それも非常に個人的な。(まあ、それでいいか?)
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