ほぼ日刊、土と炎、猫と煙突

白く燃え尽きた灰の奥深く、ダイアモンドは横たわる。

この季節の注意事項

2006年05月09日 12時13分21秒 | 古い日記
何か、体が痒いなあ、と思ったのが3日前、

今朝になると、湿疹があっちこちに広がり、
松井(秀)の高校生時代のような顔になっていた。

正直、嬉しくない。というか、カユミが酷い。

いや、もう、尋常じゃない。

写真は自粛するが、気の弱い人が見たら卒倒する。(チト、大袈裟)

皮膚科に行って診療を受けると、
「典型的なチャドクガの症例ですね。」
と、1秒で原因が特定されてしまった。

その「チャドクガ」とやらは、
ツバキ、サザンカ等、茶系の植物に発生するガで、
幼虫~成虫にいたるまで「毒」を撒き散らすらしい。

しかし...。

よくわからんのは、こいつの毒は服の上からだろうが、
何だろうが関係ないのだろうか?

右手首付近。
首筋から顎と頬。
右足の付け根付近。(ティンコはぎりぎりセーフ)
右目の上。

と、右側を主に被害を受けており、
「被服を着ていた部分とそうでない部分」は関係が無いようだ。

いくら何でも、パンツ一丁で野外に出た憶えはないし。

俺はもう手遅れだが、こいつにやられたかな?
と思ったら、決して掻かない事。(被害が広がる)

粘着テープで丹念に毒を剥ぎ取り、シャワーなどの水で洗い流す事。

まあ、放置しておいても1週間くらいで治るそうだが、
この状態で1週間はキツイよ。絶対。

チャドクガについては→ここをクリック

西郷隆盛

2006年05月09日 00時27分07秒 | 古い日記
昨日の「日本人の好きな偉人」のトップ10を記録しておく。

1織田信長
2坂本龍馬
3エジソン
4豊臣秀吉
5松下幸之助
6徳川家康
7野口英世
8マザー・テレサ
9ヘレン・ケラー
10土方歳三

惜しくも11位でベスト・テン圏外だったのは西郷隆盛だ。

さて。
この西郷隆盛は湯川秀樹と逆で「エピソードが多いタイプの偉人」だが、
あまり取り上げられていないし、これからも以下の様な理由で
脚光を浴びないであろう・・・と思われるエピソードをここに記す。

---以下、本文---

大正時代(6年)の教育書「親のため子のため」岸辺福男:著
という本が手元にある。

要するに人間として「礼儀作法、マナー、公衆道徳」が何故必要なのか?
これから国際世界で生きていくにあたって、日本人として、どう振舞うべきか?

教育者で洋行帰りの著者が「世間の親達」に語る、と、そういう趣旨の書籍だ。

そこに、こんな話が書いてある。

---西郷隆盛の逸話---

明治政府の要人達の晩餐会での事。

洋食のスープが出された時、西郷隆盛だけはスープ皿を取り上げて
ガブガブと吸い込んで飲み干し、言った。

「あー。うめえ...。」

全員が偉人伝になるような...並み居る要人達はこれを見て感心する。

「さすがは西郷。」
「あっぱれ。豪放な漢(おとこ)よのう。」

---西郷隆盛の逸話、終わり。---

この逸話をもって「食事の礼儀作法など、浅薄なハイカラ流者の通弊だ!」
という輩がいる事を、著者は嘆いている。

次に、西郷がある席上で、
「この国事多難の時に、食事がうまいとかまずいとか言うな!ボケェ!」
と叫んだエピソードを取り上げ、こう話を纏めている。

(前略)かような偉人であればこそ、時には食事の作法を無視しても、却って興ある逸話となりますが、
 並みのボンクラ連中が(後略)真似をしても「ただのバカである」と。

まあ、100年近く経った今でも...至極もっともな話だな。