レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

愛と復讐の挽歌

2021年04月22日 00時16分44秒 | やくざ/マフィア/ギャング/ノワール/不良

「愛と復讐の挽歌」
原題:英雄好漢/Tragic Hero
1987年 香港 96分
■監督:
 黄泰來(テイラー・ウォン)
■出演:
 周潤發(チョウ・ユンファ)
 萬梓良(アレックス・マン)
 劉德華(アンディ・ラウ)
 王小鳳(ポーリン・ウォン)
 劉嘉玲(カリーナ・ラウ)
 李修賢(ダニー・リー)
 成奎安(シン・フィオン)

●あらすじ
マフィアのボス、サイ(チョウ・ユンファ)への復讐心に燃えるユン(アレックス・マン)は、
ついにサイを脅かすまでの存在にのし上がった。
無用な流血を望まぬサイに対し、ユンは警察までを動かし、サイへの抗争を仕掛けてきた。
追われる身となり、海外逃亡を余儀なくされたサイはユンの義兄弟クォ(アンディ・ラウ)の元に身を寄せる。
しかしユンは追手を放ち、サイとクォの家族もろとも爆殺した。
サイとクォは武器を手にユンの屋敷へと乗り込んでいく。
(TOWER RECORDSより)

★感想など
そして後編となる「愛と復讐の挽歌」
本作も「男たちの挽歌」に続いて大ヒットし、完全にユンファの香港ノワールを確立させたと言える傑作。
ただ「野望編」から続けて観ると、ユンファが結婚して子供まで持ったせいで腑抜けになったように見える。
代わりに黒社会でのしてきたアレックス・マンは完全にイケイケになっていて、ほとんど香港版大友勝利状態。
そのため過激なアクションがてんこ盛りで、シン・フィオンは50発くらい弾丸貰ってもアレックス・マンに襲い掛かる
ジェイソンみたいなしぶとさとか、全般的に爆発シーンの火薬が多すぎるとか。
この頃の噂で、黒社会系の映画会社が香港ノワールを作って爆発シーンを撮影したら
火薬が多すぎてとんでもないことになり、以後その場所でのロケが禁止になったと言う作品があるのだが
前からその作品って、この「愛と復讐の挽歌」のことじゃないかなあと思ってるんだよね。
キャストが豪華なのと、プロデューサーが香港マフィアでおなじみの向華強(チャールズ・ヒョン)だしね。
クライマックスのシーンはそこら中で炎が燃え盛っていて、ユンファがマジで苦しそうだし。
まあ80年代後半の香港映画界は全般的にアクションがかなりヤバイことになっているので。
でもこのシリーズ、一点だけダメなのは字幕の名前が違うこと。
ユンファとシン・フィオンの名前が違っていて、ユンファは「野望編」チャイ。本作ではサイ。
シン・フィオンは「野望編」でロック。本作では6号。
この辺VHSの頃からそうだったんだが、DVDになっても同じだった。
いくらメーカーが違うとは言え、「野望編」の方は後発なんだからあわせておけよと常々思ってる。
とくにシン・フィオンの6号と言う名前は、他では全く聞いたことないのでインパクトが超強いんだよね!
その辺大事にして欲しいわ。

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