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レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

ジーパーズクリーパーズ:リボーン

2025年04月28日 19時56分49秒 | ホラー

「ジーパーズクリーパーズ:リボーン」
原題:Jeepers Creepers: Reborn
2022年 イギリス/アメリカ/フィンランド 88分
■監督:
 ティモ・ヴオレンソラ
■出演:
 シドニー・クレイヴン
 イムラン・アダムス
 ディー・ウォレス
 ゲイリー・グラハム

●あらすじ
チェイスとレインはホラーハウンドフェスティバルに向かい、
血まみれのイベントが狂乱へと発展していく中、レインは、
クリーパーが23年ぶりに再び戻ってくるという不穏で不思議な予感を体験する。
(Amazon Prime Videoより)

★感想など
今のところシリーズ最新作なのかな。
前作のパート3では、ラストにパート1の主人公が出てきて「次の主役はあたしだぁ!」と叫んでいたが
どうやらそれは無かった事にされたらしい。
と言うのも、パート3まで作っていたヴィクター・サルヴァ監督を本作では降板させ
彼が考えていたプロットも全て捨てて、シリーズをイチからリブートしようとしたらしい。
まあそれは良くある手法だが、それにしては脚本がイマイチすぎた。
まずリブートっぽいのは序盤の展開がパート1と同じなだけなのだが、襲われる側が姉弟から老夫婦に替わっている。
しかも襲われない。
すると突然画面がかわって、パート1みたいな若い男女に切り替わる。
とするとこの二人は姉弟かと思いきや、そうではなくて恋人同士らしい。
らしいと言うのは、男の方はこっそり指輪を用意していてプロポーズしようとしているのだが
女の方は何やら別の男から親しげな電話を受けていて、まるでそちらの方が恋人同士のように見えてしまうからだ。
この後はクリーパーが23年ぶりに復活するところを描き、超スローなテンポで主人公たちを襲うので
これじゃあ別にリブートじゃなくて、続編でイイんじゃねって脚本なのだ。
まあ復活したばかりのクリーパーが弱々しくて、パワーをつけるためにまずミミズを食べた描写には笑ったが。
だが全体的に話の進みが遅いうえに、肝心のクリーパーも全然活躍せず、
さらい登場人物たちがことごとく魅力がないと言う最悪な作りは、観ていて中々辛いものがある。
さすが全米で公開した時に酷評されたと言われているわけだ。
まあこの映画を全米の評論家は以下のように評したらしい。
この映画は、最悪のホラー映画の一つであり、
これまでに作られた映画の中でも最悪のものの一つと考えられています。

これじゃあ日本でもDVD化は、当分されないかな。