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レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

トップガン

2022年07月11日 18時47分10秒 | スポーツ/青春/アイドル/ラブストーリー

「トップガン」
原題:TOP GUN
1986年 アメリカ 110分
■監督:
 トニー・スコット
■出演:
 トム・クルーズ
 ケリー・マクギリス
 ヴァル・キルマー
 アンソニー・エドワーズ
 トム・スケリット
 マイケル・アイアンサイド
 ティム・ロビンス
 メグ・ライアン

●あらすじ
カリフォルニア州ミラマー海軍航空基地。
そこにF-14トムキャットを操る世界最高のパイロットたちを養成する訓練学校、通称“トップガン”がある。
若きパイロットのマーヴェリックもパートナーのグースとともにこのトップガン入りを果たし、自信と野望を膨らませる。
日々繰り返される厳しい訓練も、マーヴェリックはグースとの絶妙なコンビネーションで次々と課題をクリアしていく。
しかしライバルのアイスマンは、彼の型破りな操縦を無謀と指摘する。
その一方で、マーヴェリックは新任の女性教官チャーリーに心奪われていく。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
「トップガン マーヴェリック」がヒットしているので、前作も話題になってるご様子。
「トップガン」の方は大昔に前半だけ観てそれっきりだったんだよね。
代わりにトップガンより上なのがベストガイだ!って言う、織田裕二主演の「ベストガイ」って言うのは最後まで観たけど。
そこで今回リメイクと同じくらいの36年振りくらい(?)に観てみたけど
これは面白いわ!
当時大ヒットしたのも良く分かる爽快さと明快さ!
クールな映像と格好良いロックの音楽。そこに若くて格好良い男女が熱くて爽やかなドラマを分かりやすく繰り広げるんだから
そりゃあ大ヒットするよね!
今改めてみると、スタッフ・キャストにこんな人が関わっていたの!って感じで驚くことも多数。
まず本作がジェリー・ブラッカイマー制作だとは知らなかった!
この人は本当にメジャーな超大作で大ヒットを飛ばす、正にヒット・メーカーと言える人。
言うならば表のロジャー・コーマン!
そんなヒット・メーカーがすでにこの頃から大ヒットを飛ばしていたとは。
俳優面ではもちろんマイケル・アイアンサイドが居たことにビックリ!
後の鬼っぷりは無いが、それでも教官役が多いのは本作の影響なのかな?
他にもメグ・ライアンとかもさりげなく出演しているのに驚く。
今となってはそういった楽しみ方もあるが、別にそんなの感じなくても面白い傑作。
1980年代の映画って、こうやって今観ても十分に楽しい作品が多いよな。
時間も2時間超えないのがほとんどだし。
やっぱ1980年代の映画って最高だな!

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

2022年05月13日 18時12分30秒 | スポーツ/青春/アイドル/ラブストーリー

「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」
2011年 日本 125分
■監督:
 田中誠
■出演:
 前田敦子
 瀬戸康史
 峯岸みなみ
 池松壮亮
 川口春奈
 青木さやか
 石塚英彦
 大泉洋

●あらすじ
ドラッカーのビジネス本『マネジメント』を高校野球の女子マネージャーが実践するというユニークな設定が評判を呼び、
“もしドラ”の略称で一世を風靡し空前のベストセラーとなった同名小説を、
AKB48の前田敦子主演で実写映画化した青春ストーリー。
監督は「うた魂(たま)♪」の田中誠。
入院中の親友に代わり、弱小野球部のマネージャーを買って出た女子高生の川島みなみ。
入部早々、甲子園に連れて行くと宣言してしまう。
しかし、マネージャーの仕事を何も知らない彼女は、解説書を求めて本屋に立ち寄り、
勘違いからビジネス本の名著『マネジメント』を手にしてしまう。
しかし、その内容に感動したみなみは、これを野球部で実践してみようと思い立つのだが…。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
つい先日「もしドラ」を読んだばっかりだから、その勢いで実写化された本作も観てみようと思いました。
勢いが肝心ですね。
「もしドラ」の本はビジネス書のコーナーで何かないか物色していたら目に留まり
そういえば昔流行ったなあ。でもあの表紙で読む気しなかったんだよなあ。とか思ってた。
でも100円だから読んでみるかと思って、買ってみました。
内容は軽くて読みやすく、2~3時間くらいで一気に読み終わってしまったので、きっと面白かったのだろう。
まず着眼点と言うか設定にかなり無理があるが、逆にそこがこの小説の強みでもある。
ポイント・ポイントで『マネジメント』の内容が出てきて、その内容を独自に解釈し野球に落とし込んでいく。
その繰り返しが「もしドラ」のキモではあるが、途中からドラッカーの『マネジメント』が
どんなことでも解決してくれる魔法の書になってしまっているかのようなのが残念だった。
あと『マネジメント』で方法を考えつくのはいいんだが、その後それを野球部が実践していくところにもっと深みが欲しかった。

全体的に、
①どうしよう
 ⇒②『マネジメント』にはこう書いてある
  ⇒③やってみた。解決
の繰り返しだから、実践している中での気付きとか悩み・苦しみとかが全然描写されていないんだよね。

でもそこが主体じゃないからしょうがないのかも知れない。
さて「もしドラ」の作者はAKB関係の仕事をしていたらしい。
だから実写化でもAKBの子が出てくるのは既定路線なのだろう。
登場人物それぞれにモデルがいるらしく、まず主人公の川島みなみのモデルは峯岸みなみ。だから名前がみなみなのか。
だが本作で峯岸みなみは主役ではなく、後輩の北条文乃役である。
その北条文乃役のモデルは渡辺麻友らしい。ちょっと分からないな。
友達の夕紀のモデルは大島優子。ちょっと篠なんとか麻里子さんとごっちゃになってるな。
そんなこんなで実写化されたのが本作。
原作物の実写化と考えると
これは大合格!
脚本はほぼ原作通りだが、ドラッカーの『マネジメント』部分を解説する時の大仰なデフォルメとかは、逆に素晴らしいと思う。
映画のスタッフが「もしドラ」のキモをきちんと理解していると感じた。
あと決勝戦の描写は原作から二箇所アレンジしているが、どちらも良いアレンジでストーリーをより引き立てている。
その他のドラマ部分もAKB主演のアイドル映画として見れば全然悪くない。
ただ唯一原作からカットしてダメだなと思ったのは、主人公と文乃が仲良くなるプロセスがすっぱり無いこと。
映画だけみると、みなみが最初に文乃に話しかけたら「あの」だけ言われて逃げられる。
その次には何故か二人立ち並んでほかの部員達と会話している。これだとえ、何でってなる。
二人が並ぶ前に、みなみが病室で文乃と会話できなかったと言ってるからなおさら。
みなみと文乃の二人は、折角AKBの二人が演じてるんだからそのシーンは入れといた方が良かったと思うが。
そのAKBの二人だが、まず主演の前田敦子は特別上手くもないが、逆にそれが等身大とも言えてちょうどいいかも。
昔のアイドル映画って大体こんな感じだったよね。
後輩の峯岸みなみは可愛いと思った。ただ単に好みなだけかもしれないが(笑)
しかし映画の中では割と空気に近かったかな。でも原作でもあれくらいか。
夕紀役である川口春奈は、この時演技が絶賛されていただけあって上手だなと思う。
顔立ちも綺麗だし女優って感じ。女優一人とアイドル二人の組み合わせって感じだね。
川口春奈は今放送している朝ドラ「ちむどんどん」にも出演しているが、この朝ドラは本気で脚本がヒドイ。
現実を全く知らない・調査しない人が何も考えず、”適当に受けそうな単語”のスパイスを振りかけ
「お前らはこういうのやっとけば感動するんだろ」的に、圧倒的に観ている人を馬鹿にしている感じが話から滲み出ていて
受け付けないと言うか、許せない。
そしてつまらない。
とまあそんなことはさておき、本作の脚本に文句を付けるのはお門違いだ。
ほぼ原作通りだからね。
なので原作が面白いと思った人は観ても損はないと思う。
全体的に話のボリュームを圧縮し過ぎ。倍の時間掛けてじっくり描いた方がとも思えるが
それは原作も同様なので、原作通りに実写化しているのでしょうがない。
劇場公開時に大コケと言われているが、内容は別に悪くないと思うよ。

恋する惑星

2021年06月30日 21時54分34秒 | スポーツ/青春/アイドル/ラブストーリー

「恋する惑星」
原題:重慶森林/Chungking Express
1994年 香港 102分
■監督:
 王家衛(ウォン・カーウァイ)
■出演:
 林青霞(ブリジット・リン)
 梁朝偉(トニー・レオン)
 王菲(フェイ・ウォン)
 金城武

●あらすじ
麻薬取引にかかわる金髪の女ディーラーと、恋人にふられ落ち込み気味の刑事モウとの不思議な出会い。
そして、モウが立ち寄る小食店の新入り店員フェイと、
スチュワーデスの恋人にふられる警官との出会いとすれ違いという、
平行線をたどる二組の関係を軸にして展開する、
香港ニューウェイブ、ウォン・カーウァイ監督が描く恋愛映画。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
90年代中頃の渋谷辺りの短館上映で若き女の子が「香港映画っておしゃれ~」とか言ってた作品。
何故か今さら観てみましたが、感想は微妙ですな。
まず映像とか脚本とか音楽は新しいと言うか、他には無い感じ。
これは確かに新鮮でおしゃれかも。
でもそういった感性が突き刺さるのは、この映画の登場人物と同じくらいの年代。
いわゆる20代前半の辺り。大学生とか社会人1~2年生辺りの頃合。
その頃観ると凄い刺さるかも?
だが映画として見るとちょっと違うなあ。
まず前半と後半でいきなりのぶった切りっぷりで、主人公の交代が唐突過ぎて全然分からなかった。
しかもこの4人。2組の男女それぞれが描かれるが、恋愛物に見せかけておいて、それぞれが全く交わらない。
4本の直線があってそれぞれ好きな方向を向いている。
さらに登場人物が全員マトモじゃない。
などなど、共感できるところが無いので観ていて辛かった。
それでもウォン・カーウァイは有名で人気なのかと思いきや、昔買った本の評価は散々だった。
「恋する惑星」の後は脚本を作らず監督の頭の中だけにして、俳優には直前に簡単なメモだけ渡して
後は役者に自由に演じさせる。それを撮影してリアルな演技っておかしいだろ?
さらに内容無関係に格好良い。おしゃれと感じた映像をただ撮りまくって
手持ちでぶれまくったカメラの撮影と、監督チョイスの音楽を大盛にして完成。
ってそれ映画か?
てかそれじゃあ、ジョニー・トーと同じじゃね!
そう思ったら、ウォン・カーウァイの他の作品に興味無くなったな。

フル・スロットル/烈火戦車

2019年10月25日 13時10分53秒 | スポーツ/青春/アイドル/ラブストーリー

「フル・スロットル/烈火戦車」
原題:烈火戦車/FULL THROTTLE
1995年 香港 109分
■監督:
 爾冬陞(イー・トンシン)
■出演:
 劉得華(アンディ・ラウ)
 錢嘉樂(チン・カーロッ)
 胡大為(デヴィッド・ウー)
 梁詠[王其](ジジ・リョン)
 羅禮賢(ブルース・ロウ)

●あらすじ
レーサーを夢見ている、バイク修理屋のジョー。
様々な問題を抱えて走っていた彼は、バイク事故を起こして重傷を負ってしまった。
だが恋人の愛に支えられ、ジョーは再びレースに挑戦する。
アンディ・ラウ主演の青春アクション。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
先日観た「ブルース・ロウ 猛龍特技~香港スタント伝説」で散々裏メイキングを見ていた。
当時の香港映画界でも大ヒットした。
等々を差し引いても、面白くなかった。
脚本が日常を切り取ったかのようだが、映画的クライマックスに乏しい。
バイク対決もメインにしてないし、かと言って各キャラクターに魅力はないし。
特にダメだったのがジジ・リョンで、終始ブスっとして彼氏の生きがいであるバイクを止めさせることしか頭にない。
男の生きがいをここまで理解できない女とは結婚しない方がいいと思うんだけどね?
一瞬だけ笑うシーンがあって、その時は可愛いんだけど、あとはずっとブスっとしてるから
可愛くみえないよね。これは損だ。
全体的に、自分には90年代の映画は肌に合わないな。アメリカ・香港問わず。
今後王家衛の作品を立て続けに観ようとずっと思ってるんだけど、大丈夫かな?

クリード 炎の宿敵

2019年06月23日 14時02分08秒 | スポーツ/青春/アイドル/ラブストーリー

「クリード 炎の宿敵」
原題:CREED II
2018年 米 130分
■監督:
 スティーヴン・ケイプル・Jr
■出演:
 シルヴェスター・スタローン
 マイケル・B・ジョーダン
 テッサ・トンプソン
 ドルフ・ラングレン

●あらすじ
シルベスター・スタローン、マイケル・B・ジョーダンの共演による『クリード チャンプを継ぐ男』の続編。
ロッキーの親友だったアポロの息子・アドニスと、アポロを死に追いやったドラゴの息子・ヴィクター。
時代を超えた息子同士の宿命の対決を描く。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
感想が前作と一緒だなあ。
音楽面が盛り上がらなさ過ぎて、ノレない内に映画が終わる感じ。
本作に「ロッキー3」と「ロッキー4」の音楽を使用したら、かなりの大傑作に化けると思う(笑)
今回は完全に「ロッキー4」の続編で、脚本のベースは「ロッキー3」の構図か?
そこに家族愛をテーマにして作りましたって感じかな。
ラストの決着がなんでああなったのだろうと思ったが、直後のドルフ・ラングレンを見て納得。
この後の息子は本当の意味での無敵に化けるんだろうなと思ったよ。
しかし息子のキャラクターを考えると、名前がヴィクターってのは正に言いえて妙だね。
でもこのシリーズ、次のストーリーはどうするんだろ?