2015-04-19
1ヶ月ほど前にオートバイ仲間いや先輩からお誘い頂いていたツーリングがついにやって来ました。天候不順が続く今日この頃ではありますが10日前からの天気予報では、この日だけはまずまずのツーリング日和。
新東名の浜松浜北ICから国道(酷道)152号で中央構造線に沿って北上し茅野に出て中央道で帰路につく、こんなルートで南アルプスを一周する。メインイベントと言うか、見どころ走りどころ食いどころは、日本のチロル『下栗の里』、長丁場の山岳林道走行そしてジビエ料理である。
Googleマップでルート検索、ノンストップでこのルートを走ると13時間と出た。帰宅は21:00なので16時間かかっている。休憩、給油、昼飯などの所要時間を考慮すると、Googleマップで算出された時間はほぼ正しいと言える、目安として充分使える予測値だ。
5:00、気温はこの時期としては低すぎ、ジャケットの下にユニクロのライトダウンを着込んで出発。6:00秦野中井PA、まずここで4人集合。
ここは駿河湾沼津SA、K1600GLTが加わり5台6人のツーリングです。
152号は途切れていて山深い迂回路走行を余儀なくされる、そうはいってもオートバイ乗りはそん道路をハラハラ、ワクワクしながらの走行がたまらなく好きなのだ。その迂回路である兵越峠で小休止、この場所『峠の国盗り綱引き合戦場』と看板がある。村おこしのイベントとして20年以上前から行われている物らしい。史実に因んだ物ではないがこの兵越峠、戦国武将武田信玄が天下とりを目論み大軍勢を率いて京へ登るルートとなったとの看板の説明書きがある。残念ながら信玄公は京への道半ばで病死している。
鹿、猪、熊など猟でとった野生動物の料理専門の『星野屋』さんで昼飯です。
『今年の熊は脂がのっていて美味い』とご主人のおススメ。鹿や猪の肉は何度も喰った事があるが熊はない、なので熊鍋を注文した。癖もなく脂身も美味しいが肉そのものは硬く、歯が丈夫な私でさえも噛み切れないくらい。料理全体としてはGood、都会では味わえない自然食材豊富な郷土料理満足でした。
早い昼食が終わると雨は本降り、カッパ着込んで酷道152を果敢に突き進む。急斜面に作られた民家と段々畑を縫う様に幾重にもヘアピンカーブが続く集落下栗、ヘアピンを登り切ると『高原ロッジ下栗』に着く。
雨の林道をしらびそ高原を経由して大鹿村へと抜けるが、霧とシールドの曇りで視界が悪い中無事山道から這い出した。雨と言うのは残念だが、沿道の桜特に高遠城址公園周辺の桜はそれなりの美しさを醸し出していた、確か高遠の桜はソメイヨシノよりも赤みの濃い品種。諏訪南ICから中央道、路面は生乾きもう雨は上がっていて走行に何の不安もない。
私の場合ツーリングの帰路は安易に高速でと考えてしまうのだが、Fさんの提案で甲府南ICで下り東名御殿場まで下道を行く事になった。信号が少なく交通量も少ない、しかもワインディングも楽しめ、あっという間に河口湖畔に出てしまう、すごいルートだ近いうちにもう一度走って覚えよう。
山中湖→籠坂峠を通って東名足柄SA着19:25 ここで解散それぞれの帰路につきました。同行の皆さん雨ながら楽しいツーリングでしたありがとうございました。それでは次回ご一緒できる日を楽しみにしいおります。