今季の瓢箪いじりはこれで終了かな？
今年のテーマは『菊』として幾つかやってきたが
最後の一つがこれです。
反省点はあるが自分としては『菊』のテーマに沿って
完成したまあまあの仕上がりと思っている。
カシュー塗料を塗り重ね充分乾燥した状態のヒョウタン。
#600、#800、#1200の耐水ペーパーで研いだ後
コンパウンド(車の塗装を磨く研磨剤)を布に付けて手磨き
で光沢をだすのだが、これが結構根気のいる作業。
もったいないと思って使っていなかったがダイヤモンド
のコンパウンドを使ってみた。
これが凄い威力を発揮、光沢は上がるし
作業時間も大幅に短縮。
※ダイヤモンド・コンパウンド(ペスト)は粒度が
幾つかあるので適したものを使い分けるのが良いです。
今年収穫したヒョウタンの最終段階。
時間と手間がかかる作業、出来栄えにも不安が先行する。
そんな中１ヶ月前に始めた作業がほぼ終了。
今年の絵付けのテーマは『菊』
こちら絵付の手法は『研ぎ出し』
何色もの塗料を塗り重ねた後耐水ペーパーで研いで行く。
今回は研ぎ過ぎてヒョウタン地肌が出てしまった部分がある。
全体的に見て違和感はないのだが艶がチョッとない。
なので透明に近いネオクリア(カシュー塗料)を全体に塗って
仕上げた。
透明ではあるが少し飴色がかってしまった。
人に見せられる様な絵など描く技量は無いので
パソコンとインクジェットプリンターを使って絵付。
タトゥーシールを使う。極薄いのでヒョウタン表面に貼っても
段差は目立たない。だが綺麗に貼るためには工夫がいる。
シールの貼付け完了後にネオクリア(カシュー塗料)を塗った。
カシュー塗料の粘度は温度依存性が高いので気温が低い
冬場は流動性が低く塗り難いし刷毛の腰の強さがいる。
三年ぶりの作業とは言え満足のいく仕上がりにはならなかった。
四国九州ツーリングのブログを綴るのに20日間も使ってしまった。
その間の出来事は幾つかあったので備忘録として記しておきたい。
毎年ではないがヒョウタンを栽培している。
そして色々な手法で色付けしたりとヒョウタン愛好者の一人である。
ひょうきんで愛着を感じる面白い形に興味を引かれたからだ。
飾り物などとして屋内の柱にぶら下がっているが
幸福を呼ぶ縁起物としてぶら下げられているのです。
例えば、商売繁盛とか子宝に恵まれるとか。
先月末、大分県の宇佐神宮にお参りした際にこれを見つけた。
酒や水を入れるのはよく聞きますが
ひょうたんに母乳を入れて天皇に飲ませていたとは。
９月９日
1st ロット 28~33cm級 ３個 子蔓
９月２２日
2nd ロット 25~30cm級 ６個 子蔓
１０月１０日
3rd ロット 20～25cm級 ４個 孫蔓
10/18 あく抜き中
10/18 未収穫
4th ロッド 20～25cm級 ４個 孫蔓
季節終盤に結実したものなので、蔓の寿命が来ている。
完熟に至る前に終わりを迎える。
なので、しっかりした丈夫で硬いヒョウタンにはならないだろう。
(緑の葉が生い茂る木の陰に一つ隠れている)
総括、今年のヒョウタン作りは70点、種からやってない事が口惜しい
今年のヒョウタン栽培は大き目のものを作ることにしていた。
孫蔓に良い形のヒョウタンが実るのだが
今年は敢えて子蔓に実ったものを育てた。
6月半ばに結実した３つ。
目論み通り３０cm級が収穫できた。
３３cm、３０cm、２９cm
これは６月末に結実した５個。
種出しが終わり、水に浸けてあく抜きしている。
ヒョウタンの種出し作業は臭い。
昔、畑にまいていた人糞こやしと同じ臭いだ。
手にも浸み込む石鹸で洗ってもすぐには取れない。
孫蔓に実ったヒョウタンが７個まだ残っている。
完熟まで蔓が枯れずにいてくれるかどうか?
手前の３つは大丈夫だろう。
