コーちゃんのブログ

オートバイで遊ぶNice Middle(?)の気ままな日記
    

横須賀製鉄所

2010年11月24日 | 日 記

 

    

これが幕末に着工し明治になって完成した横須賀製鉄所の俯瞰図   

幕末の幕臣小栗上野介が日本の将来の為に大金を投じて、横須賀
に製鉄所を作りました(製鉄所とは製鉄、造機、造船を含む重工業の
工場のこと)。その際オランダから買った機械の一つが前回の記事で
紹介した、ヴェルニー記念館に展示されている蒸気ハンマーです。
徳川幕府滅亡後は明治新政府に引き継がれ、明治、大正、昭和と多
くの軍艦がここで作られました。勿論軍艦だけではなく日本の近代産
業発展の原点となったのが、ここ横須賀製鉄所と言えるでしょう。
太平洋戦争後は米軍に接収され現在は米軍施設となっています。



        
            小栗上野介

幕末の幕臣としては勝海舟が英雄的な存在となっていますが、
この小栗上野介忠順それ以上に評価されるべき人物なのかも
知れません。

小栗の残した言葉

「幕府の運命に限りがあるとも、日本の運命には限りがない・・・」

「一言で国を滅ぼす言葉は『どうにかなろう』の一言なり 
              幕府が滅亡したるはこの 一言なり」…

小栗上野介忠順は、横須賀製鉄所の完成を待たずして、明治新政府
の手により斬首されました。
ご存知のように米軍横須賀基地は、日本の安全保障上非常に重要な
存在小栗の残した横須賀製鉄所はそれを支える施設となっているの
です。

 

コメント
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