続きです
さて、時間もないのですぐ下ります。
下りの景色は 月面みたいな?荒涼とした溶岩砂礫が広がっています。
しばらくずっとこういう風景です。
8合目~6合目が大砂走りといわれる区間 が始まる地点
下の写真、右上に向かって道があるのわかりますか?
この急坂をキャタピラーが物資を運んでいました。
真ん中に小さく人が2人歩いています。
足を置くと ずぶずぶっと30センチぐらい埋もれていく砂の道。
走るとすごく大きな歩幅でぐんぐん進みます。
楽しそうでしょ?
でも私・・・靴の中に砂が入ったら それイヤだ
どうしてもイヤだ。
(みわっちのブログで教えてもらいました。みわっちありがとう)
で考えた
これ・・・ 素敵でしょ ブフ(笑)
シューズや靴下に小石が入ったら痛いしざらざらしてすごいストレスになると思ったので考えたんです。
膝までのショートストッキング(厚地がいい)のつま先を切り落として靴の上から2枚履く
これバッチリでした!
登山用ブーツカバーやトレイル用のシューズカバーっていうのありますが、持ってないし、もしあったとしても砂走りでは役に立たない気がします。下から入っちゃう。(実際歩いてそう思いました。)
これは完璧でしたよ。
砂走りの終点で靴を脱いでみたら、シューズのメッシュを通して粉のような細かい砂は入ってましたけど、痛さはまったくなかったです。
その上足首の補強にもなります。
これやってる人他にも見ましたし。。
流行ってるのかしら?(笑)
これと くちばしのような形の防塵マスクを装着しました。
鼻の中も真っ黒になりますから。
途中で撮った写真です。
踵は破けてたけど最後まで持った。
っていうか最初から踵も切っておけば被せやすいかも。
大砂走り、私は頭が痛くなってしまいあまり走れなかったけど
っていうか疲れてて走れなかったわ。
でもずぶずぶ砂に入る感覚、大またでずんずん進む感覚は 他では味わえない砂走りの醍醐味でした。
ただ・・・
距離が長い もうハンパなく長い 行けども行けども終わらないの。
富士山は大きいね、辛かったよ。
「も~~~ たいへ~ん」
「いつまでつづくの~」 と 何回言ったことか
砂払い五合目というところで砂走りは終わるんだけど
そこで終わりじゃないのよ。
そこからガレてる樹林帯を40分歩くの。
薄暗くなってきて、霧もでて来たし
懐中電灯は一応持っていたけど、暗くなったら本当に道迷うね。
結局 山頂から五合目まで3時間で下山しました。
6時のシャトルバスに乗って駐車場に着いたのが6時半。
朝から10時間以上動き続けていたことになります。
私たちウルトラやっちゃいましたわ(笑)
二人ともくったくただったけど、休まず車に乗ってそれぞれの帰路に着きました。
私は途中の谷村SAで肉まんとコーヒー、少し休んだら回復。
無事に帰宅できました。
家について砂だらけの物を洗濯して
ビール1缶で爆睡しました。
次の日もちゃんと仕事に行きましたよ。
そうそう、筋肉痛は思ったより軽かったです。
富士山、とてつもなく大きい山です。
それを知り尽くしたいと思う男のロマン。
ネコさんはすごい人です。
私にとっては辛い初登頂だったけど、ありのままを書きました。
霊峰富士は甘く見ちゃいかん。
単独峰できれいな形をしてるから、上に行くと何も遮る物がありません。
強風や雨、雷などから隠れるところがなくて危険な山です。遭難者もいます。
日本一の山ですもんね。
私は初心者。高山病にもなったし。。
無事に帰れてよかったです。
富士山は雄大で美しい
改めて畏敬の念を抱いた初登頂でした。