烏合庵奇譚

Welcome to Raven's roost
渡烏の戯言など… お聞き流し下さい.

ラリージャパン2008;私的ぷちプレビュー #1

2008-10-28 22:27:40 | Ape & Imp
いよいよ今週末に迫ったラリージャパン(以下,“RJ”)2008.
今年は Day1の SS 3 YUPARO 1 と Day3 SS 24/29 IMERU 3/4,それに Day2のリエゾンを追っかけ観戦する予定であるが,初の道央開催と言うことで,どのようなラリーとなるか大いに楽しみである.観戦を前に,私なりの視点・見どころを整理しておこう.

まずは第1弾,ルート&ステージ


アイテナリーによると,RJ 2008 の総走行距離は1,316.28km,そのうち SSは 343.69km(総距離の26%),リエゾンは 972.59kmである.'04~'07の十勝圏開催でエントラントに不評だったリエゾンの長さ(最もコンパクトだった'07 でもリエゾンは1,200kmを越える)はだいぶ改善され,エントラントの負担も軽減されたと思われる.

一方,開催地変更により,SSはすべて新しくなった.各チームともレッキやペースノートの作成には大わらわと思われる.アイテナリーの掲げるこれら新しいSSのキィワードは“フラットで見通しが良くリズミカル”であるが,私がもう一つ着目したいのは地質である.

アンモナイトに象徴される,堆積岩を主とする夕張・三笠エリア(Day1).噴気をあげる恵庭岳の山麓,火成岩中心の恵庭エリア(Day2).溶岩ドームを擁する樽前山の裾野に拡がる,火山堆積物(火山灰)に覆われた千歳・苫小牧エリア(Day2/3).地形的にはもちろんだが,地質によっても走行順や天候要因による路面変化の傾向がそれぞれ異なると思われる.

R453;支笏湖畔道路からの樽前山(2008/07/26)

とくにDay1.4箇所のSSのうち3箇所の高低差が250m以上となるこのエリアはツイスティーそうで,ウェットコンディションともなればトラクションの低下も激しく,荒れた展開も予想される.もっとも,昨年のように初日から主力勢のリタイアが相次ぐ,荒れすぎた展開は願い下げたいものだが.

Rally Japan 2007;Leg2 SS11 RIKUBETSU 3
前日レグリタイアしたペター=ソルベルグだが,スーパーラリーで
再出走,アツい走りを披露してくれた…

一方,Day3の苫小牧エリアはフラットな地形で路面はしまっており,水捌けも良いと思われる.展開次第ではかなりのハードプッシュもみられるのではないか?

札幌近郊,ラリーのルートとなるエリアは先週末にちょっとまとまった降雨があり,以降はぐずついた天気が続いている.月曜朝には手稲山の山頂付近が雪化粧した.レッキは乾ききらない路面で行われたはずなので,軽いウェットについては各チームともそれなりの感触は得たものと思われる.乾いてくるか,このままか.今後の天候も要注意である.

ラリージャパンを観戦に来道される皆様! 北海道はすでに冬に入ろうとしています.去年のRJより寒くなりそうですよ.防寒対策は抜かりなく!! お車の方は路面状況に充分ご注意を! 安全運転で,良いラリーを楽しみましょう!

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