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烏合庵奇譚

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渡烏の戯言など… お聞き流し下さい.

挑戦,“生ハム蕎麦”

2010-07-24 21:46:50 | 烏合庵の食卓
Apeぷちツーの小腹塞ぎにお世話になってる“トンデンファーム ホピの丘”@赤井川,私の気に入り“生ハム蕎麦”.
今年も何度か走ってはいるが,“らーめん みかん”@小樽に浮気したり,通る時間が合わなかったりで未だ喰わず仕舞.先日,日帰り出張帰りに立寄り数品仕入れて来たのを幸い,じゃ,作っちゃおっかな~ とゆーワケで,ゼータクな週末の昼餉.用意はコチラ.


生ハムは,そのまま頂くなら熟成度の高い肩ロースの“コッパ”が好みだが,蕎麦と合せるならしっとりめの“プレーン(ロース)”が良いだろう.蕎麦は拙庵常備の田舎風では少し太めなので,一寸細目で藪っぽいものを選んでみた.

先ずはぶっ掛け汁の仕立て.生ハム自体の塩気と風味を生かしたいので,節も醤油も出過ぎない,軽めの上りを目指す.


出汁は前夜浸しておいたたっぷり昆布の水出汁を中火に掛け,くらっと沸き掛けたところに花鰹控えめ.ざっと掻き混ぜて直ぐに火を止め,節が落着くまで休ませる.


かえしもサラッと.多目の酒と味醂(概ね2:1)を合せて煮切り,醤油(0.5)を加えざっと沸かせて火を止める.


掛汁の仕上げ.上澄みを静かに漉した出汁とかえしを合せ,味をみて,蕎麦汁と言うよりは素麺汁のイメージ,そのままゴクゴク飲める加減を目安に塩と砂糖少々で塩梅する.さっと煮立てたら粗熱をとって鍋ごと氷水に浸して冷やす.

汁が出来たら薬味の仕度.玉葱はスライス(繊維に沿ったほうが私好み),葱は白髪に切って其々冷水に晒す.


山わさび(ホースラディシュ;西洋山葵)は繊維質で水気は本山葵より格段に少ない.辛味は水との作用(加水分解)によって生まれるので,出来るだけ細かい卸金で,具合を見て一滴ずつ水を補いながら,練る様にゆっくり卸す.


卸したら猪口などに纏め,小皿に伏せて10分ほど冷所に置けば余計に辛味が立つ.




蕎麦を固めに茹で上げたら,たっぷりの水を替えながら,3・4度しゃっきりと洗い〆.
丼に盛ってたっぷりの汁を張り,スライスオニオン・細い短冊の生ハム・白髪葱をトッピング.彩には貝割菜を散らした.ワシワシと混ぜ山わさびをつんと利かせて,さあ召上れ (o^ ')b


お,けっこう上手く出来ました (b^ ')v  生ハムの塩気が滲んで汁のアタリも丁度好い.
上等の新蕎麦相手には外連味が強すぎるかも知れないが,生ハムと蕎麦を合わせた見識には正直,脱帽です!
オリジンには全く以て失礼ながら,手軽にスーパーで買える切落しの生ハムと既成の白出汁,蕎麦は好みで更科系でもイけるかも.
今回はオリジンのトッピングを踏襲させて頂いたが,白髪葱の代りに茗荷,貝割菜には大葉を充ててみても面白いかもしれない.次回是非,試してみよう.
たいへん美味しく,いただきました.

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