DIARY yuutu

yuuutunna toki no nikki

映画『エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ』Eighth Grade(2018、アメリカ):父親は「お前を誇りに思っている」とケイラに言う!

2021-05-27 19:19:33 | 日記
(1)自信がないケイラ!「クラスで最も無口な子」に選ばれる!
ケイラ・デイは8年生。アメリカの8年生は日本の中学3年生に相当する。もうすぐ高校だ。ケイラは生まれたときからSNSが存在する「ジェネレーションZ世代」。ケイラは自分に自信がない。そこで「自信ある自分になりたい」と動画をつくり発信する。だがなかなかチャンネル登録してもらえない。中学校生活最後の1週間を迎えたケイラは、「みんなで選ぶ最優秀賞」の催しで、何と「クラスで最も無口な子」(無口賞)に選ばれてしまう。ショックだ。
《感想1》「無口」な子はしばしばいじめの対象なる。「反撃」せよ!

(2)父は「ケイラが社交的でないこと」を心配する!
ケイラの父はかつて母と離婚し、ケイラは父に引き取られた。父は「ケイラが社交的でないこと」を心配する。だがケイラは今、「反抗期」で父と言い合いする。ケイラはSNSの動画で「どうやって自信を持つか?自信があるように振舞うことが大事だ!」と発信する。またある時は「自信がほしい、友達がほしい、彼氏がほしい」とも発信した。
《感想2》「反抗期」の子供に対し、親は「命がけ」で対応するしかない。子供を信じる事だ!
《感想2-3》他方で、DV(ドメスティック・バイオレンス)の問題もある。

(3)同級生の誕生パーティーにケイラは馴染めない!
ケイラを嫌う女の同級生の誕生パーティーに、父親のすすめでケイラは出席するが、馴染めない。その同級生は、ケイラのプレゼントが気に入らないと、露骨に嫌な顔をする。ケイラはパーティーを途中で抜け出す。
《感想3》ケイラは「いじめ」の対象になりかかっている。

(4)ケイラは、オリヴィアの同級生(男)から性行為を誘われる!
やがて高校の体験入学の日が来る。ケイラの指導役の高校生はオリヴィア。オリヴィアは「ケイラは十分、クールだから、自信を持っていい」と言ってくれる。その後、オリヴィアに声をかけられ、ケイラは「オリヴィア仲間の集まり」に参加する。その帰り、ケイラは、オリヴィアの同級生(男)から性行為を誘われるが、ケイラは拒否する。するとその男が「ひどいこと」をケイラに言う。ケイラは、自己嫌悪に陥る。
《感想4》「反抗期」は「思春期」であり、人間の人格を尊重する「性教育」が不可欠だ。

(5)父親は「お前を誇りに思っている」とケイラに言う!
元気のないケイラの様子に、父親が心配する。父親は「ケイラがパパを幸せにしてくれる。お前を誇りに思っている。お前が私に勇気をくれる」とケイラに言う。ケイラは救われ、父親に感謝する。
《感想5》親から「お前が生まれてきてよかった」、「お前を誇りに思う」と言われることが、子供の最大の救いだ。

(6)「君って最高!」と男の子がケイラを褒めてくれる!
卒業式の日、ケイラを嫌う女の子に、「日頃、自分が思っていること」をはっきり相手の面前で言う。そして高校生になったケイラには、男の友達ができる。ふたりで「第1回友達の会」を開く。男の子は「アーチェリーで1日に5回命中した」とか「神を信じるか」とケイラと話をする。「君って最高!」と男の子がケイラを褒めてくれる。ケイラは自信を取り戻し始める。
《感想6》性交渉が目的でなく、ケイラの人格・思想・感情のレベルでの交流を目的にする関係が、ケイラを安心させ、ケイラを救い、ケイラに自信を取り戻させる。

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする