魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

祭りのあと

2007年05月01日 | ワイン ~2019年
我が街では帆船祭りも終わったようですし、個人的にも棚卸しもやっと終わり、
ホッと一息。モルツを飲んだ後・・・。

さて、また試飲するぞっと!
本日はよそ様のブログで2004年ものを絶賛されていたローヌのワイン。

2005 コート・デュ・ローヌ(サン・コム)1500円程度。
   仏、ローヌ地区、赤

当店でも取り扱っていますサンコム リトル・ジェームス バスケットプレス
のひとつ上のクラスです。
値段の割には、濃いです。エッジは赤紫、真ん中はクリアながらもしっかりと濃く、
持つ手は見えないほどです。
香りは赤系の華やかさも少しだけ持ちつつ、ブラックチェリーや黒土、ミンティー
でもあります。


味わいは、やはりこの価格としては、しっかりと濃く、「黒」を感じます。
初めは閉じ気味で、ウェイト感があり、しかしもっさりとはせず、クリアで
酸とタンニンもバランス良く支えています。ただ、ピンと来る何か?は
現段階では姿を現していません。

願わくばもう少し、1年くらいは待ってあげて飲みたいです。まだ、各要素は
埋もれてしまって表情が出ていません。パワーで押すワインなのか、エレガント
さが出てくるタイプなのか、それすら現段階ではどっちつかず状態です。

多分、エレガントさと柔らかさが出る頃(2、3年後?)が一番美味しく飲める
でしょう。ただ、ポテンシャルは結構あって10年でも平気な気がします。
それだけのものを感じますし、10年後は今とは違うタイプになってて、
違ったベクトルで美味しく熟成しているかも知れないですね。
ただ、このワインを10年も寝かせる人はいないでしょうけど。

コメント (3)
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