──── 八王子で印鑑を作り続けて100年 ────
こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。
最近、印鑑のリフォームの仕事がありました。印面の彫り直しです。
印鑑は、以下の3つの点がなければ一生お使いいただけます。
1. 外枠が欠けてしまった。
2. 使用頻度が激しく、印面の一部分が凹(へこ)んでしまった。
3. 結婚、または養子など、姓が変わった。
★さらに、亡くなったおじいさんやおばあさんが使っていた、形見の印鑑のリフォームも可能です。
この中で一番多いのが1.外枠が欠けてしまうことです。
2.は、金融関係の職場で1日に500回以上の捺印を毎日している、といった場合だけで、通常の使用方法では30年以上使い込んでも、凹みがくることはありません。
3つのどの場合でも、リフォームをすることができます。
印面(文字を彫ってある部分)を擦(す)り切って一度平らな面にします。これにも技術があり、どれだけ擦り切る前の長さに近づけられるか、が問われます。
印面の彫ってある深さは、個人の実印程度だと1ミリ前後です。
写真を見ていただけるとお分かりになると思います。右の印材と左で高さの違いは僅かです。印鑑のリフォーム、ほとんど今までと同じ感覚でお客様にお使いいただきたい、そんな思いでございます。
お値段は、木製の印鑑なら直径12ミリで、4000円、黒水牛で5000円です。
詳しくは、店長、平澤 東(とう)までお気軽にお問い合わせ下さい。
▲右は新規の印材。左は擦り切った印材。長さの違いは1ミリ程です。スケールは立たせるため斜めになっているので、実際の印材の長さは新規印材で60,6ミリでです。
楽善堂のホームページ
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