
まいったまいった。ついに一ヶ月前日記になっちゃいました。
●11月
26日(月)出張授業~その後、同級生Mト君宅に。車用品関連のKさんに初めて会う
27日(火)深夜さんま2尾購入
28日(水)出張授業~なんとなく山岡家に行くと、前から山岡家で待ってますよといっていたビデオ撮影関係者のW君がいていろいろ話す
29日(木)晩は塾
30日(金)晩は塾
●12月
1日(土)昼は撮影~本庄・大勝軒でつけ麺中、浦和逆転優勝逃しゲームをみる~晩は塾
2日(日)昼は撮影~晩は同級生Mト君宅に。前週結婚式のOB・M君も登場し、なぜか『レインボーマン』をみる
前回の『新たなステージ』が13日だからまるまる2週間のインターバル。完成が近づいた本の仕事が戻ってきたし、20日頃は風邪で倒れてCCレモンをほぼ2本飲んだり、隙を突いて忘年会やらなにやらで酒も飲んだし、楽しい日々ではあります。
一人の時間の楽しみは、NHKでプレミアリーグを始めたのでスカパーに大金払うことなくアーセナルのやつらの活躍がみられること。セスク、ロシツキいいし、アデバヨールは本当に成長したのだろうか。ほかクラブでは、ルーニー、C・ロナウドにテベスが加わったマンUは、ファーガソンが史上最強というのもうなずける。
忙しく日々の合間、何となく小学校の時に読んで大好きだった本をヤフー、オークションで購入しました。もっとも好きな児童文学者、古田足日の名作ファンタジー『まちがいカレンダー』。アマゾンではプレミアがついて2980円のしかなかったのを、500円とお買い得でした。
おそらく最初に読んだ社会学児童文学『宿題ひきうけ株式会社』、幸福な原っぱ時間の『モグラ原っぱのなかまたち』……。「さんまをまるまる一匹食べたい」という弟の作文から社会の矛盾を考えさせるリアルな『宿題ひきうけ…』でも、『まちがいカレンダー』のような宇宙船も登場するファンタジーでも、古田作品には高度成長期の時代の空気が持っていた「正義」や「進歩」へののびやかな希求、来るべきすばらしい時代への「信念」が感じられるというのは、もちろん大人になってから思ったことだけれど、同時代の、たとえば『チョコレート戦争』『教室205号』の大石真らとともに、当時の図書館を、それほどカラフルではない、しっかりした色彩で彩っていました。
今度、30年ぶりに手にした『まちがいカレンダー』は、89年、つまり平成の最初に創刊された「てのり文庫」版。ほか作品でもコンビを組んでいた田畑精一さんの魅力的なサンタクロースのイラストも当時のままで、前のハードカバーより扱いやすいのはうれしい変化です。といっても20年前のことですけど。
ストーリーはアマゾンの紹介では、
========================
アキラのうちの郵便うけに、サクラ銀行のカレンダーが投げこまれていた。みると、11月に31日があり、アキラの誕生日の12月1日がないのだ。それは、じつは、宇宙からやってきた、にせのサンタクロースたちのしわざだった。
========================
それから、デパートとか下水道とか公園とかけっこう日常的な舞台で、本物サンタも加わって、にせのサンタたちから「12月1日」を取り返す戦いが始まります。
おおまかなあらすじこうですが、考えてみれば私が小学生だった1970年代前半の「おはなし」は、だいたいこんな感じでした。当時よくみてた『オバケのQ太郎』あたりも、あれは大体ああいうオバケが出ている自体非日常的ですが、それほど日常からかけ離れてはいないところで、今風にいえば“サプライズ”なんて関係ないところに「冒険」も「ファンタジー」もあった。
何がどうなってしまってこうなのか。いつの間にやら「冒険やファンタジー」には、「悪魔」とか「呪い」とか「伝説」とか、おどろおどろしくて、けれどこっちにとってはみんな同じような、派手な舞台装置が必要となってしまっているようです。別にそんなのいらないのに。デパート、下水道、公園は冒険だぞ。
さて年末。
小説はこの間読み始めた米原万理『オリガ・モリソブナの反語法』というのもおもしろいのですが、その合間に『まちがいカレンダー』も読み直してみましょう。きちんと1月1日が来るように。
(Phは11月30日のティー。BGMはベルギーに本拠を置くらしいワールドミュージック、シンク・オブ・ワン)
【カウンターは後日補修】
●11月
26日(月)出張授業~その後、同級生Mト君宅に。車用品関連のKさんに初めて会う
27日(火)深夜さんま2尾購入
28日(水)出張授業~なんとなく山岡家に行くと、前から山岡家で待ってますよといっていたビデオ撮影関係者のW君がいていろいろ話す
29日(木)晩は塾
30日(金)晩は塾
●12月
1日(土)昼は撮影~本庄・大勝軒でつけ麺中、浦和逆転優勝逃しゲームをみる~晩は塾
2日(日)昼は撮影~晩は同級生Mト君宅に。前週結婚式のOB・M君も登場し、なぜか『レインボーマン』をみる
前回の『新たなステージ』が13日だからまるまる2週間のインターバル。完成が近づいた本の仕事が戻ってきたし、20日頃は風邪で倒れてCCレモンをほぼ2本飲んだり、隙を突いて忘年会やらなにやらで酒も飲んだし、楽しい日々ではあります。
一人の時間の楽しみは、NHKでプレミアリーグを始めたのでスカパーに大金払うことなくアーセナルのやつらの活躍がみられること。セスク、ロシツキいいし、アデバヨールは本当に成長したのだろうか。ほかクラブでは、ルーニー、C・ロナウドにテベスが加わったマンUは、ファーガソンが史上最強というのもうなずける。
忙しく日々の合間、何となく小学校の時に読んで大好きだった本をヤフー、オークションで購入しました。もっとも好きな児童文学者、古田足日の名作ファンタジー『まちがいカレンダー』。アマゾンではプレミアがついて2980円のしかなかったのを、500円とお買い得でした。
おそらく最初に読んだ社会学児童文学『宿題ひきうけ株式会社』、幸福な原っぱ時間の『モグラ原っぱのなかまたち』……。「さんまをまるまる一匹食べたい」という弟の作文から社会の矛盾を考えさせるリアルな『宿題ひきうけ…』でも、『まちがいカレンダー』のような宇宙船も登場するファンタジーでも、古田作品には高度成長期の時代の空気が持っていた「正義」や「進歩」へののびやかな希求、来るべきすばらしい時代への「信念」が感じられるというのは、もちろん大人になってから思ったことだけれど、同時代の、たとえば『チョコレート戦争』『教室205号』の大石真らとともに、当時の図書館を、それほどカラフルではない、しっかりした色彩で彩っていました。
今度、30年ぶりに手にした『まちがいカレンダー』は、89年、つまり平成の最初に創刊された「てのり文庫」版。ほか作品でもコンビを組んでいた田畑精一さんの魅力的なサンタクロースのイラストも当時のままで、前のハードカバーより扱いやすいのはうれしい変化です。といっても20年前のことですけど。
ストーリーはアマゾンの紹介では、
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アキラのうちの郵便うけに、サクラ銀行のカレンダーが投げこまれていた。みると、11月に31日があり、アキラの誕生日の12月1日がないのだ。それは、じつは、宇宙からやってきた、にせのサンタクロースたちのしわざだった。
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それから、デパートとか下水道とか公園とかけっこう日常的な舞台で、本物サンタも加わって、にせのサンタたちから「12月1日」を取り返す戦いが始まります。
おおまかなあらすじこうですが、考えてみれば私が小学生だった1970年代前半の「おはなし」は、だいたいこんな感じでした。当時よくみてた『オバケのQ太郎』あたりも、あれは大体ああいうオバケが出ている自体非日常的ですが、それほど日常からかけ離れてはいないところで、今風にいえば“サプライズ”なんて関係ないところに「冒険」も「ファンタジー」もあった。
何がどうなってしまってこうなのか。いつの間にやら「冒険やファンタジー」には、「悪魔」とか「呪い」とか「伝説」とか、おどろおどろしくて、けれどこっちにとってはみんな同じような、派手な舞台装置が必要となってしまっているようです。別にそんなのいらないのに。デパート、下水道、公園は冒険だぞ。
さて年末。
小説はこの間読み始めた米原万理『オリガ・モリソブナの反語法』というのもおもしろいのですが、その合間に『まちがいカレンダー』も読み直してみましょう。きちんと1月1日が来るように。
(Phは11月30日のティー。BGMはベルギーに本拠を置くらしいワールドミュージック、シンク・オブ・ワン)
【カウンターは後日補修】
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