プリメイラ Honolulu

袰岩奈々のホノルル・カフェぶらぶら日記。
こちらもどうぞ→ https://note.com/nana_horoiwa

Behavior Intervention Team foundation workshop

2019-09-17 21:15:14 | Life in Hawaii
ハワイに戻った次の日、
Behavior Intervention Team foundation workshopに出た。
時差ボケで午前中はダメダメかも、と思いつつH1を飛ばせば、
眠気も吹っ飛ぶ。
緊張しながらハワイ大学ウェスト・オアフ校へ。

BITと呼ばれるこの研修は
学生たちの発信するSOSに組織のスタッフが
部署をまたいで、チームとして的確な介入をするために必要な
知識や技術を学ぶもの。
2007年に起きたヴァージニア工科大学での
スクールシューティング事件をきっかけに生まれたという。
はじめにこの事件を丁寧に追い、関係部署にしっかりと
インタビューして作られているドキュメンタリーの上映。

銃を乱射した学生はそれまでに、
いろいろなところで「気がかりな面」を表していた。
けれども、彼に関わった人同士が交わることが
なかったため、事前に介入することはできなかった。
授業で書いたストーリーを読んだ教員、
関わったカウンセラーや警官。
それぞれは分断されており、どこが中心になって
彼に関わるのかなどについて、
話し合われることは無かった。

学校という組織の中で、
どのように学生をサポートするかについて、
いろいろな部署との具体的な連携や
teamの作り方についてホノルルや
カポレイ近隣のコミュニティカレッジの
カウンセラーや教員たちとワークショップ形式で学んだ。

英語ができなくて申し訳なかったのだけど、
私にとっては得るものの大きなワークショップだった。

7月の日本 7  東北の女性薬剤師さんたちと研修

2019-09-17 09:57:41 | Life in Suginami
盛岡で法事のあと、仙台へ。
震災後、ということは移住後、
仙台時代の友人たちとの繋がりが
ググッと深まった。
ハワイを毎年、訪れていたという
私よりハワイ事情によっぽど詳しい
中学校時代の同学年生が、
中高時代、仲良くしていた友人を連れて、
ハワイに来てくれたのだ。

中3の5月から高校卒業までの
ほんの4年弱しかいなかったとはいえ、
さまざまな対社会的態度はこの時期に
醸成されたともいえる。
仙台の中学は中途半端な学期途中の転入生に対しての
受け入れに慣れていて、
今思えば、とってもあったかかった。

ハワイで何十年ぶりかの再会を果たした友人は
仙台の薬剤師さんで、
中学校の同期との食事会と、
東北の女性薬剤師さんたち向けの講演を企画して下さった。

薬剤師さんたちと「グリーフ」がどう関わっているのか、
よく理解していなかったのだけれど、今回、深いつながりに気づいた。
毎回、薬を渡しながら、その方の体調の傍にいる。
変化には必ずグリーフが伴う。
日常と違う状況に陥った方はきっとグリーフも抱えている。
また、在宅の終末期医療の現場にも
薬剤師さんたちは携わっており、
医師や看護師、多くのサポーターとともに
患者さんや家族を支えている。

家族の中に入っていくことは、
ものすごくエネルギーのいることだ。
かつて、不登校の子どもたちの訪問相談をしていて体験した。
子どもに関わることが役割だが、
家族間の調整的な役割を
取らざるを得ない立場に陥ったりする。
あるいは、いろいろなことが見えるけれども、
どこにどうアプローチすることが
必要なのか、適切なのかの判断がとても難しかった。
気にすべき関係のラインが
1対1から1対2や1対3になるだけで、
かなり増えるのだ。

ましてや「グリーフ」を抱える場だ。
関わる人々にも、さまざまに影響を与えるだろう。
グリーフとは何か、
グリーフが何をかきたてるか、
グリーフに接する自分自身をケアする方法などについて、
実習を組み入れてお話した。

会場には震災をきっかけに生まれた
モバイルファーマシー(移動薬局)も登場。
災害時に薬局機能を持つ車で駆けつけられる。
スタッフが宿泊できるようにもなっている。


薬の分包機。「粉薬を手でも包めるように練習しておく必要がある」とも。


薬棚 震災の時、急遽、段ボールを工夫して薬棚を作ったエピソードなどもお聞きした


事務エリア。


シャワーとトイレ、シンクがあり、運転席の上の部分に眠れるスペース。「足元に窓があるのが大事だ。匂いの問題で」とリアルな体験に基づくお言葉。

河北新報に勤める友人が
そもそもの発端を作ってくれたハワイ好きの友人と
一緒に参加してくださり、記事を書いてくれた。
人生、どこでどう、どこにつながるかわからない。
河北新報社報道部著「止まった刻 検証・大川小事故」(岩波書店)をいただいた。
少しづつ読んでいる。

今を生きる人たちのために1本、
今を生きることのできなかった人たちのために1本。
キャンドルを灯してお参りしてする「命灯会」。
続けていきたいな。













cookで思い出したこと

2019-09-16 08:31:35 | あれこれ
cookの後書きを読んだり、
小麦粉セラピーをやってみたり、
神田橋條治先生のことを思い出したり
していたら、昔、不登校の子どもたちと
溜まり場的なことをやっていた時のことを
思い出した。

それは初めは駒込のマンションの一室を
使わせてもらってやったりしてて、
プリメイラでもやってたことがあるのだけど、
学校に行っていない子どもたちの昼間の居場所、
という感じになっていた。
そこにくる女子たちは、よくクッキーを作ったり、
焼き菓子を作ったりしていた。
お菓子作りが始まると、
学校に通い出したりするなぁ、
と思いながら見ていたのを思い出す。

初めと終わりがあって、
完成が見れて、
自分の手や指先から作り出されるもの。
しかも、完成品は可愛くておいしい。
主婦たちが結構、大変な仕事をこなしながら、
元気なのは、日々、クリエイティブなせいかもしれない。

神田橋先生は研修会かなんかで遠くから
見たことがある程度に知っているのだけれど、
「具体的になんと言うか」を伝えていてすごかった。
「言葉」って相手に大きな影響を与えるよなぁと思ったり。
同じ言葉を使えばいいってもんではないのだけれど、
そういう言葉の裏に流れる気持ちの持ちよう的なところが
とても印象深い。

ハワイに来て以来、自分の言葉づかいや気持ちの持ちようが
センシティブ過ぎて、弱過ぎで、ダメダメなんじゃないかと
かなり凹んでいた。
配慮し合う文化から、
欲しいものを欲しいと言い、
言いたいことはズケズケ言い、
「それは困る、どうしてくれるんだ」という
コミュニケーションが結構、当たり前の文化が
(つまり、そう言わなければ踏みつけられっぱなし、
放って置かれっぱなしになりかねないということ)
思っていた以上にこたえた。

「あなたはセンシティブ過ぎる」
「未成熟なんじゃない?」
「目立ちたがり屋さんなのね」
「日本で仕事してる方がいいんじゃない?」
などなど、暮らしぶりや子育てにもあれこれ。
喧嘩しているわけじゃなく、普通の会話で
こういったことを言われる。

多くは愚痴っぽい話になったとき
こういったコメントが返ってくる。
ネガティブ・ケイパビリティというか
ネガティブ・トレランスが低い文化というのかな。
ポジティブで前向きで、目標と意欲を持ち、
いつも元気であることがいいのだ、的な。
悲しみや落ち込み、傷つき、凹みに対して、
かなり否定的で、そういうものは持つべきではない、
自分の中で処理できないことは未熟なこと、といった
雰囲気がたちこめる。
こういった風土と
抗うつ剤の売り上げがむちゃむちゃ高いことと、
関連があるかもしれない。
周り中全てがそうというわけではないけれど、
そういうやりとりに慣れてなかった。

久しぶりに神田橋先生の言葉づかいを読んで、
なんかホッとした。
そんでもって、ある時、
「そうだ、センシティブでも、まあいいんだよな」
と思えた本があったことを思い出し再読。
大友良英・稲葉俊朗著
「見えないものに、耳をすます〜音楽と医療の対話〜」

稲葉さんとは何回かお会いしたことがある。
彼のお人柄が偲ばれる、じんわりと効いてくる本。

手首から先運動(小麦粉セラピー)

2019-09-15 11:39:42 | ルーティン
すっごく忙しい時に限って、
突然、やりたくなるのが小麦粉セラピー。
今日はごまペースト入りの花巻に挑戦。

昨日、ウィリアムソノマで20%offだったので
衝動買いした粉こね用のマットがとても便利。
ドーがマットにくっつかないし、
マットはピタッと下にくっついて動かない。
心置き無く粉を捏ねることができる。

時間と分量をしっかり守れば、
かなり上手くいく。
今日はしっかり時間を計ったので、
発酵しすぎということもなく、
いい感じの膨らみ具合。
多分、北京ではもっと時間がかかるだろうけど、
ここでは室温で28度ぐらいなので、
ドーを伸ばしている間にもどんどん膨らむ。
急いでごまペーストを塗って、
16に切り分け、グニュっとひねって形を作る。
これが、なんとも楽しい。

あとは蒸し器で15分待てば、完成。
ホワホワとほの甘い、花巻の出来上がり。
手首から先運動。気に入った。

7月の日本 6 藤源寺

2019-09-15 04:27:08 | Life in Suginami
気仙沼から千厩に向かう。
今夜のお泊まりは、良規さんのお寺の檀家さんだという
古民家の宿「ほろはの家」。
仙台での企業勤めをリタイアした後、
旦那さんの生まれ育った地に戻り、
牛を育てることにして、軌道に乗りつつあった。
ところが、3.11の原発事故で
東北で牛を飼うことはできないと言われ、
泣く泣く手放した。
ここにも、東日本大震災が様々な影響を及ぼしている。

トイレとお風呂が最新式で超快適。
ただ、一人で寝るにはかなり勇気がいった。



とはいえ、時差ボケ早朝覚醒なので、
夜も早くに眠くなる。お布団に潜った途端に爆睡。
早朝に迎えに来てもらい、
良規さんのお寺、藤源寺へ。

びっくりするほど広い。
まさか、良規さん、こんなにでっかいお寺のご住職だったとは。
入り口の茅葺の門の屋根葺き。
ご近隣のご長老たちを巻き込んでやったそうな。
コミュニティーとお寺は切っても切れない。

電気のない生活を体験する場が欲しいと、
子どもたちが泊まったこともある
観音堂を見せてもらったり、


原生林を目指して植林している
千年芸術の森を見せてもらったり。


境内を見渡せる高台にある地蔵堂からお寺を眺めながら、
「子どものことなのかなって感じがする。子どものことをやるのかな」とも。
彼は学校に行っていない子どもたちとの時間も作っている。
いつもニコニコ、フットワーク軽く動きまわる良規さんの、
新たな一面に接した思いがする。
いろいろ面白くて深いことを考えていらっしゃる。


続いて訪ねたのは保呂羽神社。
こんなところに、なんでこんな立派な神社が?
というすごいオーラ。

良規さんはGood Morning Coffeeという名前をつけて、
みんなで神社のお掃除をして、コーヒーを飲むという
そんなこともやっている。
お寺の檀家さんたちはそれぞれ自分のお寺の集まりには出るけれど、
他のお寺のイベントには参加しにくい。
「地域の神社のお掃除」ということだったら
所蔵に囚われず集まれるのではないか。
そんな思惑もありつつ、始めたことだという。
きっと、みんなで飲むコーヒー、おいしいだろうなぁ。


午後の盛岡での法事があったので、
9時台の新幹線に間に合うように一関の駅に送ってもらった。
一ノ関までの車中で、グリーフワークといったことについて、
あれこれ話した。
地域の人々の拠り所でもあるお寺。
グリーフや死ぬこと、生きることのの現場にお坊さんはいる。
次回、会ったら、グリーフのことをがっつり話すことを約束して、
盛岡に向かった。

7月の日本 5  気仙沼のキャンドル工房

2019-09-14 07:38:14 | Life in Suginami
去年、仙台で初めて会い、
ハワイでの命灯会とお話会でご一緒した
杉浦恵一さんのキャンドル工房へ。

震災後、シンシアとヒロにくっついて行って、
多分、気仙沼でも
一緒にグリーフサポートの活動をしたはず
なのだが、津波に襲われガランとした町の
風景だったので、新しくなった町を見ても、
どこがどこだったのかわからない。
今、思うと私の中もごちゃごちゃしてて、
記憶がぼんやりしているせいかもしれない。
復興屋台でふかひれラーメンを食べたことは
よく覚えているのだが。

Co-baというco working スペースを併設した
かっこいいキャンドル工房。
ここからともしびプロジェクトを発信している。
妻のみさとさんはモデルでもあり、
3人の子育てをしながら、
「森のおさんぽ会」をしたり、
「おんぶ抱っこの会」をしたり。
ママと子どもたちとが一緒に育つ道を
いろいろ提案している。
みんなでご飯を食べ、ハワイでの再会を約束して、
今夜の宿に向かった。




7月の日本 4  良規さん

2019-09-14 07:01:41 | Life in Suginami
辰野から帰った翌日、仙台に向かった。
北海道からフェリーで戻ってくるという
佐藤良規さんと多賀城で落ち合うためだ。
良規さんとはハワイで出会った。
一照さんからよろしくと連絡があって、会いに行った。
ホノルルフェスティバルに東北からの物産を
持ってきて仲間と参加したり、
津波で流されたお話をしにきてくれたり、、
パロロ本願寺で命灯会をご一緒したりしている。
パロロのご住職、ノリさんを
「お坊さんはスーツ着ててもわかるけど、
ノリさんがお坊さんだと気づかなかった。すごい」
と賞賛している。

多賀城の駅を降りると
駅前に大きなビルがある。市立図書館。
スタバとTSUTAYAが入ってて、とってもおしゃれ。
「あれができたときに、やっと、震災から一息ついたんだなって感じた」
と聞いた。
ピックアップしてもらって、途中、良規さんが関わっている、
浜わらす」の拠点へ。

丁度、キャンプ中の子どもたちを海に連れて行くところ。
みんな夏の子どもの顔。
東北の浜は海岸線沿いに防潮堤が出来て、
浜から海を眺めることができない。
学校からも海で遊ぶことは避けるように言われているそうだ。
「浜わらす」は自然体験として子どもたちと海で遊ぶ。
魚を採ったり、一緒に料理したり。
海岸沿いで暮らす子どもたちの豊かな時間。
スタッフの方たちと来年2月にハワイで再会することを約束して、
本日の目的地、キャンドル工房に向かった。

7月の日本4 「小野の古民家」

2019-09-12 22:08:10 | Life in Suginami
小野の古民家でのお泊まりに誘ってもらった。
素晴らしい梁のある
しっかりした古民家で
美味しい晩御飯を頂いて、
広々とした畳の部屋でゴロゴロ。
畳、いいなぁ。


ひとりで古民家の一室に泊まるのは
ちょいと勇気がいったけど、大黒様の
置物と一緒に、いつの間にかスヤスヤ。

翌朝、時差ボケで必要以上に早く目覚め、
ご近所をフラフラ。近くに川が流れ、
山々の入り口に鳥居が立ち。
畑にはトウモロコシが実る。
日本の草むら的な風景に心が和む。
ハワイのビビッドでダイナミックな緑とは
趣きが違う。

ちょっと歩くと曹洞宗のお寺があった。
とっても立派。修行道場らしく、
お参りする場という感じではない。


朝ごはんをご馳走になって、
コーヒーを飲ませてもらい、
もう一度、案内してもらいながら周りをお散歩。
前にある畑を耕して
大豆を撒いたら、お蕎麦を食べに出発。
「万五郎そば」というマニアックなお店。
土用限定の寒晒しそば。すっごく幸せ。

宿を後にして、友人たちが借りている
田んぼをチェックしに。もちろん、無農薬、無化学肥料。
真剣な顔で生育具合をチェックするお二人は、
すっかり農家の人。
松茸林を抜けて延命水をゲットし、
諏訪の町まで送ってもらう。
謎めいたお風呂やさん的温泉にみんなで浸かって、
次の日の東北行きに備えて
9時ごろに立川に着くように
中央線で帰ってきた。


ほんの一泊だったけど、盛りだくさん。
むちゃくちゃ、リフレッシュ。
あそこで1週間ぐらい晴耕雨読的生活をしつつ、
何か書けたら楽しそうだなぁ。
いつも、遊んでいただいて、本当にありがとうございます。

7月の日本 3 「隣る人」上映会

2019-09-12 07:37:28 | Life in Suginami
グリーフサポートのつながりで
仲良くさせてもらっている
グリーフサポートせたがやさんの企画。
『映像でみるグリーフ「隣る人」』
「隣る人」の上映会とトークセッションをやると知り、
三軒茶屋へ。

懐かしいみなさんとお会いして、
今日の演者「隣る人」を企画した
稲塚由美子さんにもご紹介頂いた。

「隣る人」は以前見て、
なんともいえないふわふわした
淡いピンク色なイメージなのに骨太、
みたいな、
伝わってくるものがいっぱいあるのに言語化できない、
というような、
カウンセラー目線でその対応でいいのか? と思う一方で、
暮らすってそういうことだよね、
と思ったり。

今回のものは字幕入り。
字幕が入ってて、よりよく状況がわかった。
そして、相変わらず、
何かが引っかかったまま、クエスチョンとして残り、
ふとしたときに、また、思い出すというような、
必要な引っかかりのあるドキュメンタリーだ。

上映後の稲塚さんのお話は
児童養護についての現状や、
ドキュメンタリーに登場する子どもたちや
保育士さんたちの
その後についてなど、
質問への応答も含めて盛りだくさん。

終了後、スタッフのみなさんと稲塚さんとで
おしゃべりしてたときに、ハワイでの上映会を
決定してしまった!
三軒茶屋のドトールで数時間話し込み、
ワクワクしながら別れた。


そして、もう一つ。
東北の震災があったときに、
東松島でグリーフサポートの
ワークショップをやった。
その時に、同時にMove4Japanの篤さんが
ミニコンサートを企画してくださり、
大島花子さんがいらしてくださった。
彼女もこの上映会にいらしてて、
久しぶりにお目にかかった。
ハワイにいらしたときに、
ミニコンサート開いていただけないかなぁ。


「September 12th」読みました

2019-09-11 21:30:15 | Life in Hawaii
日本語を教えに行っているのは、
ワイピオの方にある小学校。
アフタースクールの時間に教室を
使わせてもらってやっている。

ふと、ホワイトボードを見ると
「September 12th」という本が置いてある。
今日はSeptember 11だ。
担任の先生が「今日、子どもたちに
読んだのよ」と声をかけてくれた。

9.11のあとも、先生は教室の入り口でおはようって言うし、
授業の前にpledge of allegianceを言うし、
国歌を歌うし、宿題が出る。
9.11のあと、みんなuniteした、というような内容。
「大丈夫だよ」ということが伝わってくる。
思わずうるっとしてしまった。

日本語クラスを終えて、
ハワイ東海インターナショナルカレッジに向かった。
旗は全て半旗。
チャンセラーからの平和のメッセージが
e-mailで全員に届いていた。

命灯会でした

2019-09-11 11:00:03 | お寺
日本での11日、ハワイでは10日が東日本大震災の月命日。
ちえみさんたちのチャリティマッサージ、
今回が99回目。
6時ごろに終わって、7時15分に集まり命灯会を行いました。
ノリさんにお経をお願いして、まずはお詣り。
2本ずつ、ろうそくを灯し、日本時間の2時46分、
ハワイ時間7時46分に合わせて1分間の黙祷。
アメリカでは9.11の前日でもあり、篤さんは星条旗シャツ。
これからロスに向けて出かけるというところに、
奥さまといらして下さいました。

お経が始まると、9月9日が小林真理子さんの命日だったことや、
ビールを買いに行ったKahara Mallのすぐそばに住んでいたまどかさんのことや、
先ほどまでご一緒していた方とKids Hurt Too Hawaiiのヒロさんとのつながりのこと
なんかがどっと押し寄せてきて、ティッシュもハンカチも持たずに席に座ったことを後悔しました。

日本の台風15号の被害のことや
30年ほど前にカウアイ島を襲ったハリケーンで
ノリさんのお寺が吹っ飛んでしまったことなども話題にのぼり、
どこで、いつ、何が起こるか分からないよね、と。

終わった後は操さんが大神宮から頂いてきた
でっかいオナガの魚、
丸ごと一匹を煮魚にして、
みんなでいただきながら、おしゃべりを続けたのでした。
楽しい夜になりました。



Photo by Atushi Takebayashi

7月の日本 2 お寺の漫画図書館 多聞院

2019-09-11 08:41:55 | Life in Suginami
研修会の会場の入り口を探してうろうろしていたら、
こんな看板を見つけた。
研修開始時間までまだ、しばらく時間がある。
中を見せていただこうと思って、思い切って、
玄関のドアを開けた。
すみません、見学させてくださいと声をかけると、
奥から出てきてくださったのは、アンさんだった。

靴を脱いで上がろうとしたら、
「靴下をお願いしているんです。お寺なので」と。
しまった! ハワイでストッキングも靴下もはかない生活を
しているため、ハイヒールは履いてたものの、生足。
ごめんなさい。
今回は見学だけということなのでいいです、と言ってもらい、中へ。

韓国出身であると自己紹介してくださりながら、
「言葉が時々間違っていたり、わかりにくかったりするかもしれませんが」と。
思わず「あああ、それ、毎日、思いながら暮らしてます!」と。
いや、心からわかる。(細かいことを言ったら違いもいっぱいあるだろうけど)
ほんっとうに、ハワイではそのことばかり思いながら暮らしているようなものだ。
そんな話で一気に打ち解けた。

一通り案内をしていただき、私はこれからグリーフについての話をしに行くところだと
話したら、アンさん、名刺の肩書きは心理カウンセラー。
米国NLP協会のマスタープラクティショナーでもある。
グリーフサポートにも大きな関心を持っていらっしゃる。
なんという偶然!

研修会が終わった後に、グリーフサポートみなとのパンフレットを届け、
また、会うことを約束して別れたのでした。
なんだか嬉しかったなぁ。

7月の日本 1 グリーフサポートの研修

2019-09-10 09:09:48 | Life in Suginami
ホノルルの空港でチェックインして日本に向かう。
スタバの裏側を通って搭乗口に進む時に、
庭に面した側を通った。そしたら、
すてきなミニ美術館。
気づかなかった。
とっても好きな絵たちだった。

ホクホクしながら飛行機に乗り込み、
映画を観る。ご飯を食べたりしながら、
3本ぐらい観ると日本到着。

到着の次の日にワークショップ。

グリーフについて研修という形で語るのは初めてだったので、
どんな風にお伝えすればいいかとかなり悩んだ。
私が教わったシンシア・ホワイトの実践は、
ミンデルの「プロセス指向心理学」的な考え方がベースにある。
だからと言っていきなり「ファントムが」とか言い出しても、伝わらない。

元気一杯、という意味のエネルギーではなく、
ニュートンの揺かご的な意味でエネルギーという言葉を使う。
そして、グリーフやトラウマは身体の中に
エネルギーを生み出し、それは表現という形での
出口を求める。アートやクラフト、おしゃべりという形で
グリーフのエネルギーは表現の道を見つけることができる。
この「エネルギー」をどう理解するかが
シンシアのアプローチの仕方の理解に大きく関わる。

そういったことを実感レベルで伝えるために、
みんなでハートワークをした。
さらに、子どものグリーフサポートグループの組み立てや、
その意味、そしてスキルの意味について、お伝えした。

新しいワークショップを組み立てられて、
とてもハッピーだった。
こういう仕事が大好きなんだなぁ。
また、機会があったら、ぜひ、やりたい。
私にチャンスを下さった、かつては娘のママ友だった村上順子さん、
そして暮らしのグリーフサポートみなとの森みかさんを始め、
グリサポに関わるみなさま、ありがとうございます。


小麦粉セラピー

2019-09-09 08:20:17 | ルーティン
坂口校長率いるルーティン学校。
夏休み中のバタバタですっかり
ルーティンが崩れ、3ヶ月、
サボってしまった。
確か、3ヶ月サボると放校処分だった
ような感じだったので、すでに
除籍されてしまったかもしれない。
「あーあ、しまったなぁ」と思いつつ
パラパラと開いたcookの本。

67ページになんともおいしそうな
バタロールの写真が。
母親がよく作ってたつやつやのバタロール
の記憶が蘇り、作る気マンマン。
レシピを見ると、全ての材料が揃ってる。

久しぶりに小麦粉をこねてみれば、
これはすばらしい、小麦粉セラピー。
小麦粉が水を取り込んでいくプロセスや
バターと馴染んでいくプロセス。
イーストがプクプクとパン生地を
膨らませるプロセス。
どれもがとても楽しい。

cookのあとがきにある
「手首から先運動」
まさに、小麦粉をこねて、
くるくると丸める作業は
手首から先運動。
称して小麦粉セラピーなのである。

第1作目を貼っておく。




Temple Gardening

2019-09-08 13:23:43 | お寺
「下の畑にいます」的な張り紙。
今日のパロロ本願寺のサンデーサービス。
毎週日曜日の礼拝、という感じで
キリスト教会のようだけど、
ハワイではお寺でもサンデーサービスという名前で
毎週日曜日に礼拝の時間がある。

今日はお経をあげたあと、
秘密の花園で作務。
山ほど降り積もった枯葉を集め、
積み上げた落ち葉をゴミ袋に詰め込み、
ゴミの集積所まで運び出すという作業。

テンプルモーニング
の日曜日版。
お寺のメンバーもいるけど、
ガーデニングが得意な人や
ボランティアサービスの
一貫で来た学生も参加。
ワイワイ言いながら葉っぱまみれに
なるのも楽しい。

終わった後はみんなで食事。
お寺で暮らしている、と言われる理由は
ここにもある。お昼時にいると、
何か食べさせてもらえる。
ノリさん特製のむっちゃ美味しいお茶も出てくる。


そんなふうにお寺がいろんな人の
楽しく集まる場所として機能すれば、
どんどん檀家さんがいなくなっていくハワイでも、
お寺がお寺としての存在理由をキープしていけるように思う。
先の松本紹圭さんのブログの「お寺に仏教はない?動的なお寺のとらえ方」にある通り、
いろいろかかわっていくうちに「聖地になっていく」っていう感じがする。

今月は
10日にチャリティ・マッサージ命灯会 (&ボーズバー)
13日に「Beyond the waves」の上映会とUSATO展
20日に「寺カフェ」
21日に「銀河の雫〜はじまりはひとつ〜」上映会と山元加津子監督のお話会
22日に「いのちの深呼吸」の上映会

と、イベントが目白押しです。
ハワイにおいでの際には、よかったらお声をかけて下さいね!
お寺でお目にかかりましょう。