プリメイラ Honolulu

袰岩奈々のホノルル・カフェぶらぶら日記。
こちらもどうぞ→ https://note.com/nana_horoiwa

藤沢で研修会でした

2008-06-30 10:19:52 | 講演会
藤沢の幼児教室の方たちと研修会。
小さなお子さんを連れたママたちとご一緒しました。



直前、雷が鳴ったとのことでしたが、みなさん、
熱心に参加してくださって、熱気を感じました。
子どもが小さかった頃、雨の日に出掛けるのが
すっごく面倒だったのを思い出します



「ほめる」という話題で、
「ほめられたら、それまで頑張っていたことが、
ああ、いいのか、と急に力が抜けてストップ
してしまったことがある。
子どもにもそういうことはないのだろうか?」
という質問が出ました。

『ほめ』は奥が深いのですが
「これまでの頑張りがストップしてしまう『ほめ』」
はたぶん、あまりいい「ほめ」ではないのかも
しれない、と思いました
ほめる側の要求水準より、
ほめられる側の「これぐらいやろう」というレベルの
ほうが高い場合、そんな感じになるんじゃないかな~

「そんなにやらなくてもいいのに」
とか
「よくやってるわね~」
みたいなニュアンスが込められた『ほめ』だと、きっとやる気がそがれる
のではないかな。どうだろう

子どもに関して言えば、ストップさせてしまうことを
恐れてほめないよりも、

「OKだよ」
「すごいと思っているよ」

を伝えるために『ほめ』を使うほうがお勧めだと思います


人生の穴/ときどき落ちても大丈夫

2008-06-29 14:04:53 | 著書
人生の穴 ときどき落ちても大丈夫

たとえ今がどん底でも勇気をくれるこの1冊
漫画家・槇村さとるが、自ら選んだゲストに「生きるための教え」を請う…
女性漫画誌で人気を博した対談連載に、
新たな「師匠」をむかえての語りおろしや、作者コメントを加えた本!
(集英社BOOKNAVIより)

袰岩先生も、もちろん登場してます
ぜひご覧ください

■出版社: 集英社
■著者名: 槇村 さとる
■定価: 1,365円(税込)

ネットでの傷つき体験

2008-06-27 17:16:12 | 考えたこと
先々週、学生さんたちに

「ネットでの傷つき体験、ありますか?」

と聞いてみたところ、55人ぐらいのクラスで18人前後が

「ある」

と答えていました。だいたい、3分の1ですね。

内容としては、学校裏サイトのようなところで、

「知らないうちに自分のことが出ていて、いやだった」

というものが多いでした。
また、友達が傷ついているのを見て、いやな思いをした、というものもありました。

自分の知らないうちに自分への誹謗中傷がのってたりしたら、むっとするし、
誹謗中傷じゃなくても、何らかのコメントがのってたりするだけでも、
むむむ~と思ったりします。
直接言ってくれればいいのに…、とか。

私たち世代でも、かげぐちとか、コソコソ話とかあったけど、
だれがやっているかわかるから、それなりに対処できたけどな~。
だれが書いてるかわからない、というのは周り中に疑心暗鬼に
なってもおかしくない状況。けっこうつらそうです

親世代からは、予想しにくい傷つき体験。
慣れていない、といってもいいかもしれません。
サイトに気づかなければ、そのほうがいいのか、わからないし…
わかったからといって、だれに文句言えばいいかよくわからないし…

学生さんからのメモを読んで、リアルな感じで考えました

なつかしい方たちからご連絡

2008-06-26 15:39:50 | 考えたこと
ブログを始めてから、
懐かしい方からご連絡いただくことが増えました

20代後半から30代の間、
ボランティアグループの研修を担当させていただいていたのですが、
そのころご一緒していた方々からも、ご連絡をいただきました!!
ありがとうございます!

ここのグループには、上の子を産むほぼ1か月前まで合宿でご一緒し、
産気づいた日の朝に研修の振り返り用紙を病院のポストに入れて入院し、
産まれてからも、子どもとシッターさんづれで合宿に参加したという、
思えばとんでもない関わり方をしていました。 
合宿先の御みおつけを、スプーンで飲ませていたのがすごく印象に残ってます

思えば、まっちゃんさんたちが企画してくださった、
長崎での研修に先立つ10年ほどは、
ベーシック・エンカウンターグループ、
構成的エンカウンターグループ、
サイコドラマなどなど、参加型の研修に参加したり、
企画実施したり、ということをたくさんやっていました

その中で、このボランティアグループの研修というのは、
私にとって、ものすごく大きい意味があります。
というのも、
「カウンセリング」というのは特別に人にかかわる能力を持った人がやることだ、
といった雰囲気が強くあるなかで、
主婦を中心とした、必ずしも専門家目指しているわけではない
グループにどう、「カウンセリング」といったことを、
お伝えすればいいのか、ということで、かなり一生懸命、
プログラムを考え、ワークショップを進めた覚えがあるからです。

参加したメンバーの方たちが、お題目ではなく、
「共感できるようになる」ためにはどうすればいいのか、
といったことを、皆さんと一緒に、試行錯誤しながら、
見つけていくことができたのが、このグループで、でした

「どうして?」という言葉が、必ずしも次の言葉を引き出さない
場合もある、ということを発見したのも、ここで、です。
感じない子ども~」の本の中身になるヒントは、ここでの
体験が大きな役割を担っています。

いろいろな心理的体験のチャンス。
ありがたいことです。

今週末、久しぶりにご一緒できることになっています。
本当に研修が楽しみです。

ベネッセ「ビズマム」の取材受けました

2008-06-25 12:20:27 | 取材ありました
幼児、乳児を持つ、働くママが読者の中心というビズマム

自分の子育てを思い起こすと、
アドバイスめいたことは何も言えない気分になります
バタバタ、ガタガタ。キーキー、ギャーギャー。
自分の感情コントロールが結構、限界まで試されている気分

「子ども」という存在がこんなにも気持ち、感情を揺さぶるもの
とは思わないで臨んだ子育てだったので、より揺さぶられ感が
強かったのかもしれません。(カウンセラーなのに…

研修会でもよく言うことなのですが、
子育て中、落ち込みや怒りの感情は味わいやすい感情です。
ですので、これらの感情を感じたり、持ったりすること自体を

「いけない」「ダメ」「弱い」

とすると、厳しいです
そう思うことでより落ち込んだり、腹が立ったりするので。

感じること自体は仕方ない。悪いことではない。
ただ、その感情をぶつけたり、振り撒いたり、子どものせい
にしてしまうことは、気をつけたほうがいい、ということなど
話しました

そうまで言ってくださいますか!

2008-06-24 14:04:03 | 考えたこと
まっちゃんのブログに行ってみたら、
なんと、「感じない子ども~」が!!

ありがとうございます

「私たち子育て真っ最中の親そして学校の教師にとってのバイブルだ!」

とまで言ってくださっています
ありがたいです
ブログつながりでこういうことも起るんですね。
長崎と東京ですよ。
驚きです

遅ればせながら、ネットの面白さを
じわじわと実感しております。

どうぞ、いっぱい引用してくださいませ。
まっちゃんなら怒りません。
実はもう10万部も売れているんです
(といっても8年ほどかかっていますが)
そして、いろいろなところで、実習部分、やってみて
いただければ、本望です。

(Alohaがおりませんもので、ベタで打ち込むほか、
難しいことができません。ブログ上でコメントさせて
いただいちゃいました)

Web担当Alohaです。TBさせていただきました。良いご縁ですね。いつか長崎呼んでください 

オピニオンのリーダー塾研修、行ってきました

2008-06-21 18:34:11 | 講演会
元気さが売りの浦副社長とのご縁で、
「リーダー塾」の講師として混ぜていただいている。

オムニバス方式で、いろいろな講師が研修を実施していくもので、
毎回、土曜日にもかかわらず、遠くは広島からの参加。

今日の私の回は終わりのほう。
コーチングとコミュニケーション。
そして、セルフメンテナンスといったことがテーマ。
もちろん、ベースには感情とアサーションについての考え方があるのだけれど。
実習を中心にお互いのリソースをシェアしていく。
リーダーという横のつながりを持ちにくい参加メンバーの方たちが、
見えないつながりを作っていく場面に同席できるので、いつも感動します。

子どもとアサーション

2008-06-20 15:55:51 | アサーション
eduの編集の方たちと話していて、子どもの自己表現、
ということについても話題が広がりました。
そのときに、「アサーション・トレーニング」なんかもいいですよ、
とお伝えしたのですが、子どものためのアサーションは
これから、まだまだ発展する余地のある分野だと思います。

子どもの間は、いろいろな人たちと、
いろいろなコミュニケーションを体験していくことで、
感情や考えや表現をいろいろ試すことのできる
時期だからです。

それはさておき、
自分も子育て中でありながら、
子育てや教育関係の研修というのは、
なかなかハードな気分になることもあります。
あれこれ解説などしながら、
ふと「自分の子育てはどうなのよ?」
と頭のなかをよぎったりするので。
子どもにひどく叱った次の日というのは、
結構、きます。

仕方がないので、「nobody is perfect」と唱え、
子どもには後で謝ることにしています。

「生きる意味を教えてください」読んでます

2008-06-19 09:00:37 | 読んだ本
田口ランディ著「生きる意味を~」読んでいます。
内田樹氏との対談、レヴィナスと合気道を話題にして進むのですが、
「どうして私が生き残ったんだろう?」のところ、揺さぶられながら
読みました。

小学生のころかな~、「たまたまここに生まれた」こととか、
「なんで私は私で、あなたがあなたなんだろう」ということや
「もしかしたら、私はあなたで、あなたが私だったかもしれない」
ということによくはまっていたことを思い出しました。
今もときどきはまるのですが、抜け出し方を知っているのでどっぷり
浸からないですんでます。
このことについて、はまっていてもしょうがない、答えはないと思っていたけど、
近づき方がわかった感じがしましたよ。(どういうわけか感動します)

合気道のことを読んでいて、尊敬するカウンセラーのお一人が
合気道なさってたのを思い出しました。
「合気道、面白いよ!」とお話になってたけど、
こころと合気道、関係があったのか…。



「生きててもいいかしら」読み終わりました

2008-06-17 10:47:48 | 考えたこと
田口ランディ氏の「生きててもいいかしら」読みました
並行して「生きる意味を教えてください」も読んでいるので、
ランディ三昧。どっぷり浸ってますが、三昧にはならず、
いろいろ考えや感情がフツフツとわき出てきます。

「生きてても~」の後半で印象深いのは「妬み」の感情のところ。
板橋師(板橋興宗(御誕生寺住職)さん)は
「妬ましい」というのは生きるエネルギーのもとでもある、
のようなことをおっしゃる。

「おお~」と。そうなのですよね。
ネガティブな感情と言われる「怒り」や「嫉妬」。
これを押し殺そうとすると、生き生きさも減少してしまう感じ。
これらを感じることに、否定的でないところが、
本当に「おお~」という感じです。

主婦をやりながら大学院生をやっていたころに、
「最後の食事に何を食べたいか?」という、バカ話
で若者たちと遊んでいたことがあるのですが、

若者Aは
。孫たちがおじいちゃん、ハイとか言って、食べさせて
くれて、うまい! がくって感じ」
と細かな描写。

若者Bは
かつ丼。カツを最後に残していて、さあ、食べようと思った
ところに爆弾とかがチュ!ドーン!とか落ちてきて、ああ、カツを先に
食べれば良かった…みたいな感じ」
とこれも細部まで書き込まれている。

他にはおにぎり率が高かったな~。
なんか、その人らしさが出てて、すっごく面白かった思い出があります。

私は「カタ焼きそば」なんだけど、
みんなから
「死にそうな時に無理!
と却下されてたような覚えが…。

Web担当Alohaです。私は月並みではございますが、炊き立ての魚沼コシヒカリ希望です

町田の小学校に伺いました

2008-06-16 10:47:41 | 講演会
町田市の小学校で学校公開があり、
3時間目の時間にある保護者の方たち向けの講演会に行ってきました

2時間目から行って、教室をのぞかせて頂いたのですが、
いろいろあるだろうけど、子どもたちがなんか生き生きと
図工や体育をやってるのを見て、うれしい気分になりました。

特に音楽の時間の見学がダメなんです。もう、涙腺が弱くて弱くて
自分の子どもであるなしに関係なく、子どもが歌っている状態がダメなんですね
子どもの歌と涙腺が直結しているかのごとく、すぐ、泣けます。
今回も、校長先生にご案内いただきながら、
音楽室で「うっ」ときてしまいました。不思議です

こちらの小学校、授業時間以外に、保護者中心の自然と触れ合う
プロジェクトがいろいろあって、びっくり。
写真がいっぱい張り出されているのですが、写っている
お父さんや校長先生の顔がすっごく楽しそうで、ステキでしたよ

家族心理学の授業で…

2008-06-13 20:58:03 | 考えたこと
家族心理学の授業で、ジェノグラムという家系図のようなものを書いて、
自分の家族の傾向について考えよう
ということをやったのだけれど、
そのときに、自分のおじ、おば、祖父母の仕事やどんなふうに生きてきたのか、
について、よく知らない、という学生さんが多かったのでちょっとびっくり

親族で集まる機会が少ないのか、会っても他世代とは話さないのか…。
そこで、今日は、親戚と集まることがあるか、話すかといったようなことを聞いてみました。結果は次回

ここ5年ぐらいのことなんだけれど、親子関係があまり濃くないというか、
あまり、親が子どもに口出ししない、ダメだと拘束しない、淡白な感じ
決して無関心ではないのですが、お節介をしない感じ、
とでもいえばいいのかな…。うっとおしがられない距離感。
私のイメージの距離感が近すぎるのかな…

「日本学校メンタルヘルス学会 企画委員会」行ってきました

2008-06-12 22:36:15 | 日本学校メンタルヘルス学会
日本学校メンタルヘルス学会という学会があります。
10年ほど前にできた新しい学会です。
教育現場はもちろんのこと、医療や福祉、行政といった
さまざまな実践の場に携わる方たちの集まる、境界を超えた
(学際的ともいいますが、実践部分が濃い印象があります)
学会のように捉えています。
学会の大会は2009年1月17日、18日の2日間、代々木のオリンピック青少年センターを会場にして、開催されます。学会員でなくても参加できますよ。
テーマは「発達障害と学校メンタルヘルス」といった内容になる予定のようです。

この学会で企画委員という役割をいただいているのですが、
お忙しい大先生たちが、手弁当で(お茶も出ないミーティングです)
「この学会にできることは?」
「学校メンタルヘルス学とは?」と熱く語るのを聞いていると、
「世の中、捨てたもんじゃないな」「サービスを受けるだけではいけないな」
「みんな、偉いな~」などなど、いろいろな思いがわいてきます。
やっぱり、直接、会って話を聞くというのはいいですね。

昨日は町田市の小学校の先生方との研修会に出かけたのですが、
超蒸し暑い会議室で、お疲れの中、市内のさまざまなところから
集まり、熱心に実習に取り組んで下さいました。

そして、先生方がたくさんのストレスにさらされっぱなしになっている、
という印象も受けました。これだけ過酷な状況で、「子どもに共感しなさい」
「ほめなさい」って言うだけでは、気の毒だな~とも思いました。
まずは、先生自身、自分にOKが言えるようになっている必要がありますよ~。