プリメイラ Honolulu

袰岩奈々のホノルル・カフェぶらぶら日記。
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Kids Hurt Too Hawaiiでドリームキャッチャー作り

2013-04-05 20:15:13 | あれこれ
Kids Hurt Too Hawaii
一般的には、理事って役割の人は
そうそう頻繁に現場には行かない
ものなのでしょうが、
ほかに行くところがないので、
火曜日&木曜日に自主的に居候してます。

朝、部屋のカギを開けるというのが任務です。
前日のグループで出た洗い物をしたり、
おもちゃを片づけたりという任務もあります。
中華街が徒歩圏内。出雲大社が隣りという
なかなか、魅力的な立地です。

今はインターンの人たちが来ていて賑やかです。
英会話の勉強にもなります。
若者の言葉は早いし、つながってるし、
聞き取るのがすっごい大変ですが、
彼らも私向けにちょっとゆっくり目で
話してくれているようです。

子どもたちを対象としたグループは
死別体験、喪失体験、フォスターケアの子どもたちと
3つのグループがあり、それぞれ月に2回セッションがあります。
夕方6時からみんなで食事をして、6時半から遊び始めて8時に終わり。
ファシリテーターは5時に集まってチェックインのセッションをやり、
終わった後1時間、デブリーフィングのセッションをやります。

土曜日、日曜日にはメンタープログラムといって
サーフィンやパドリングをしたり、poi畑に行ったり
というイベントが頻繁に行われています。



これらのプログラムはほとんどがボランティアによる運営。
資金はほとんどが寄付。あとは州からの補助です。
州からの補助はしょっちゅう遅れて振込まれるので、
運営にはかなり苦労しています。
でも、あのスペースは何ものにも代え難いですからね。
なんとか、寄付を集めるべく、理事たちみんなで頑張るわけです。

そんなわけで、今日はファンドレイズも兼ねて
ドリームキャッチャーワークショップ。



ドリームキャッチャーは悪い夢をからめとり、
いい夢だけを通すと言われている飾りです。
クモの巣のように紐を渡して、紐にビーズを
通したり、羽をつけたりします。

ファウンダーの一人であるヒロさんから
ドリームキャッチャーの由来と子どもたちと
このワークをやって、どんな体験をしたか
といった話を聞いたあと、みんなで作り始めました。

結構、のめり込んでしまって、2時間ほどがあっという間。
これは楽しい。自分で枠を探してきても面白いし、
バラバラになってしまったネックレスのビーズを使っても面白い。
今日は8角形になるような紐のかけかたをしたけれど、
5角形や7角形でも作れるみたい。

傷つきからの回復にアートはとても力になると言われています。
みんなでいっしょに作りながら、夢の話とかをすることもできます。
もし、ホノルル近辺でやってみたい方がいらしたら、
キッズハートツーハワイまでお電話ください。
ホームページ
に電話番号が載っています。

6-7月にKids Heart Projectとして、東北に行きますので、
東松島や釜石、南三陸などでワークショップを開く予定でおります。
こちらについても、ご関心がありましたら、プリメイラあてに
メールをくださいませ。
purimeira001@gmail.com(半角にして送信してください)
詳細が決まり次第、ご案内します。

瀧本哲史著「僕は君たちに武器を配りたい」講談社 読みました

2013-04-02 12:15:50 | 読んだ本
3月がバタバタと過ぎる中、「僕は君たちに武器を配りたい
という本を読みました。
娘にも読ませようと思う本でした。
ただ「お金を稼ぐために」的なところが
どうも気になって、どうしてかなぁと。

学校教育に「よのなか科」が取り入れられたときにも
アンビバレントな気持ちになりました。
「お金を儲けて何が悪いんですか」
という言葉にもそこまで言わせてしまう周りとともに、
なんか、釈然としないものを感じたこともあります。

子どもの学校のカリキュラムに、
子どもたちに「てぬぐい」をデザインさせ、
(主に親がそれを買うのですが)
売るという授業があったのですが、
それについても、
「なるほど」
という部分と
「それって、お金やお金の動きに対するリテラシーになるのか?」
っていう感じで懐疑的な部分もありました。

お金に対してのリテラシーを持つことは
学校教育のなかでどんなふうに
考えられるのだろうか、とふと思いました。

日々の暮らしを成り立たせることと
お金を稼ぐこととはセットなのだけれど、
それはイコールではない。
どんな暮らしをしたいのかという
そこらへんともかかわるから、
一概に教えにくい。
だから、きっと学校では扱いにくいテーマとなるのだろうなぁ。

ネットのどこかに何かありそうだけど…と思ったらありました。
小学生の家庭科でのお金、どんなふうに考えられているかに
ついて書かれてる。

くらしに役立つ身近な金融情報、お金に関する知識の情報サイト。知るぽると

このなかに貯金というのがある。
貯金はいったい、何のためかというのが欲しいなぁ。
せっせと貯める、それをどうする?というところが無い。
どうする? のところに車や家といった「もの」や
旅行や学校といった「経験」のほかに
それを元手にお金を生み出す「投資」ということ
がかかわってくるのだろうなぁ。

この投資やお金を借りることなんかについて、
どこで習うことになるのかなぁ。
個人的には最近見つけたプラットホーム
READY FOR? とか
KIVA なんかは
とても面白いと思うのだけれど。

このあいだ、息子はセントパトリックスデイに因んでなのか、
小人の妖精レプリカンからお金をいっぱいもらったら
どうするか、という作文を書かされたらしい。

そうしたら、半分は貯金して、
残りの半分はKHTHみたいなところに寄付して、
1/4でマンガ三昧をするって書いたと言っていました。

この
「貯金すればいいんだよね」
的なものは
どこで身につけたのか、が不思議。
安心なはずのこの貯金は、
しかし、金欠病の姉から常に狙われている。

娘はもらったハシから使ってしまう。
年齢が年齢だから仕方ないのかもしれないが、
大半は友だちとおしゃべりするためのマック代と洋服に
消えている。

ついに、この間は弟にDSを売りつけて、
(弟は「高めってわかってたけどお姉ちゃん、かわいそうだし」と
貯めに貯めているお年玉や誕生日のプレゼントの貯金から出していた)
春休みの金欠を乗り切るということまでしてた。

息子は姉に恩を売るということで、将来に対しての
何か見えない投資をしているのか、それとも、
ただ、情に訴えられてかすめ取られているのか、
そこらへんのリテラシーは大丈夫なのか、と心配になる。
将来、彼女さんに貢いでしまうのではないかと、
そんなことまでも気がかりだ。

一方、娘の計画性の無さも心配。でも、誕生日が来るから
そこでもらえるハズとか、弟に売りつければとか、お父さんが
きたらもしかしてもらえるカモとか、そのへんの絶妙さは
もしかして、計画性が無くても大丈夫ということを
学んでいるのか?
こちらについても、なんか、教えとくべきことを教えてない
のではないかという不安を覚えるのでした。

以下はお金について探してたら見つけた
梅田望夫氏のブログ

それから、以前読んで、なるほどと思った
西原理恵子著「この世でいちばん大事な金の話」についての感想も
みつけました。

こっちの本も子どもに読ませたいなぁ。
「ちくろ幼稚園」熟読している息子が読むかもなぁ。