プリメイラ Honolulu

袰岩奈々のホノルル・カフェぶらぶら日記。
こちらもどうぞ→ https://note.com/nana_horoiwa

Blue Note Hawaii

2017-07-27 21:37:14 | Life in Hawaii
新聞社で働いていたとき、ラッキーなことに
Blue Note Hawaiiの取材があった。
それ以来、最低でも1ヶ月に1回、多いときは毎週の
ように通いつめている。バーエリアだとお値段も手頃だ。

大物ミュージシャンがやってきたり
地元のハワイアンミュージックなどもよくやっている。
日本人に人気のジェイク・シマブクロさんも
もう、すでに何回か登場している。

先日はAnuheaという女性シンガーのコンサートに。
(注意:リンク先、音が出ます(あ))

彼女は知人のラッパー、アキラメンが一押しの
シンガーで、もう、何回もライブに行っている。
アキラメンが日本に帰ってしまったので、
今回は友人を誘って出かけた。
私はAnuheaと組んでいるベーシストJasonのファン。

よし、Jasonのベースを堪能するぞ〜と思って行ったら、
なんと、彼はMIDI-Fighterというのかな、
指先のタッチでベースもドラムももってこい
みたいな機材を使っていて、身体性が皆無。
Anuheaの迫力満点のボディからあふれる声の横で
身体性を感じさせない指と手の動き。

会場はノリノリで、いい音だし、ライブだしで
楽しかったにもかかわらず、
何かが物足りない。
どうしてライブにわざわざ出かけるかというと、
身体いっぱい使ってる感が好きなのだなぁと
つくづく。

音楽も身体性が関係するんだなぁとすごく納得。
指先だけの音、あらかじめできている音には身体性がない。
いろいろに印象深いライブでした。

ファーマーズ・マーケット

2017-07-22 10:58:41 | Life in Hawaii
欠かさず通う土曜日のファーマーズ・マーケット。
お気に入りのオンダパスタがやめてしまったので、
しばらく足が遠のいていたのですが、
先週から新しいロケーションで始まったのをきっかけに、
また、通い始めました。

主催者のパメラたちのこだわりで、安心安全なものが
揃ってます。出ている食べ物はすべてオーガニック。
第1週は手作りクラフトもいろいろ出ています。


若者たちが「オーガニックだよ〜」と
声をかけてるMao Farmでサッシサラダを買い、
女性が一人でやってる八百屋さんでなすやパイナップルを買い、
尾辻ファームでケール、もうひとつの八百屋さんでバナナ。
マウイのコーヒーと朝ごはんを何かゲットして
ブランチというのが土曜日の午前中のルーティン。

今日はおにぎらずど和風丼の店を発見。
オーソドックスなシャケ&ゆで卵の丼を。

娘はこれも最近登場したNinaというお店で
サラダ丼(下半分はレタス)。


毎週土曜日8時から12時まで。
場所はワードのロスドレスの山側のスペース。
60店舗ほどが出て賑わってます。

池田明子さんの「ズボラ大人女子の週末セルフケア大全」

2017-07-20 14:24:41 | あれこれ
日本滞在中、自由が丘の
ソフィアフィトセラピーカレッジに
池田明子さんに会いに行きました。
新刊の「ズボラ大人女子の週末セルフケア大全」を
プレゼントいただき、大感謝!

明子さんとはランディさんがご紹介くださって、
去年か一昨年、ハワイで初めてお目にかかりました。
木曜午餐会という毎週マキキ教会で開かれている講演会で
お話をなさるなど、ハワイともつながりが深いです。
なんといっても、だんな様を射止めたのはハワイと
お聞きしましたし。

明子さんはソフィアフィトセラピーカレッジの校長で、
フィトセラピスト。西九州大学客員准教授でもあります。
植物のパワーについてたくさんの人に伝え、
自然治癒力〜もともと人間の持つパワーを引き出し、
よみがえらせる方法を広めることに邁進。
野口整体に通じるところがありますね。
気さくで、配慮深い、お話していてとても楽しい方です。

東日本大震災の支援にも携わっていらっしゃり、
輪王寺のご住職と「岩沼 千年希望の丘プロジェクト」を
続けていらっしゃるとのこと。
にこやかにパワフルです

ご著書「森はあなたが愛する人を守る」は宮脇昭さんとの共著。
宮脇さんは世界中に4000万本以上の木を植樹した植物生態学者。
たまたま、岩沼千年希望の丘プロジェクトの話を父にしたところ、
父も宮脇さんと知り合いだということがわかり、
びっくり。
世界は小さい…あるいは似たようなことに関心のある人とは
出会いやすいということかもしれませんね。

シンシアの講演と鎌仲さんの撮影

2017-07-18 22:45:14 | Kids Hurt Too Hawaii
キッズハートツーハワイをヒロさんと立ち上げたシンシア。
今回、日本でグリーフについての講演会やワークショップを続ける中、
小林麻央さんが亡くなり
グリーフに一気に注目が集まった。
シンシアのコメントもウェブニュースに流れた。

私がグリーフに関わることになった
小林真理子さんのこと
記事にとりあげられていることを発見し、
心がきゅっとなった。

去年、パロロ本願寺の藤森さんたちが
鎌仲ひとみ監督を招いて
小さき声のカノン」の上映会とトークイベントを開いてくださり、
たまたま、取材で行って鎌仲さんと知り合い、
ヒロさんも来ていて一緒に打ち上げで飲み、
次の日あたりには鎌仲さん、ヒロさんの家へ行き、
キッズハートツーの子どもたちに会って、
インタビューしていたという。
急速に発展したご縁。

鎌仲さんはカメラの岩田さんと一緒に
ファシリテーター養成トレーニングを受けに来てくれて、
3月のキャンプにも同行。
そして、今回の東北でのワークショップ、
子どもたちとの遊びの場にも一緒に入って撮影となった。

ボランティアトレーニングや講演会で使われる
シンシアの言葉や態度には学ぶことがとても多い。
彼女がプロセス・オリエンテッド・サイコロジーの
ミンデルからも学んでいることも影響していると思う。
意識レベルのいろんなところに訴えかけるのだ。

シンシアならではの言葉使い、態度、スキルが記録され、
残されるのがとてもありがたい。



筑波大学でレクチャー

2017-07-18 00:16:34 | あれこれ
6月19日は筑波大学に講義をしに行きました。
毎年、ほぼ1回だけお邪魔して、
コミュニケーションについてのワークショップと
レクチャーをするのですが、1コマが75分だったかで、
短い。その中に2つもワークを入れ込んで話すので、
内容詰め込んで、ぎっちぎちです。

2回にしたいのところなのですが、滞在日数も限られているので、仕方ない。
授業するのも大好きです。勉強にもなります。
農工大の集中講義ができなくなって、本当に残念。

私がするのは主に感情リテラシー的なテーマでのレクチャーと
コミュニケーションについては、たった1行の文章に、
人はそれぞれ、いかに違う内容を読み取るかを実感できるワークとともに、
誤解が生じて当たり前という話などをしています。
さらに、自己肯定感を高めるヒントまで
盛り込んで大盤振る舞い。
どこへ行っても同じ話なのですが。

昨日、表現教育について書いたけれど、
表現が許される場、受けいられる場を提供すれば、
いろいろな可能性を感じさせる若者たち。
伸びやかに、しなやかに、すてきな未来を作って行って欲しいなぁ。

毎年、「この授業を作るきっかけになったから」と声をかけてくださり、
しっかりおいしいお昼を食べさせてくださる
野村港二先生は、大学時代の友人で、
私を今のカウンセラーへの道に引き込んだ張本人。
不登校の子どもたちへの訪問相談をした仲間の一人でもあります。

大学院から東大に行ってしまいましたが、
植物生理学が専門で、その昔は人参のエンブリオとか作ってカルスから人参を育ててました。
「育てる」ことにずっと興味をもっている人なのだと思います。

「トークバック  沈黙を破る女たち」坂上香さんの講演

2017-07-17 11:00:46 | あれこれ
グリーフサポート世田谷の松本さんが教えてくれて、
6月28日には坂上香監督のトークセッション付きの
トークバック 沈黙を破る女たち
のイベントに一緒に行った。

上映会場がとても面白いところで、
シネマチュプキタバタという
普通のビルを改装した、とってもかわいい映画館。
20人ほどの収容人数でバリアフリーの作りになっている。

まちけん」という面白いグループが主催で、
全体にとってもほんわか、あたたかい、ゆったりした雰囲気。
終了後の懇親会にも参加して、坂上さんともお話できました。
ハワイでも上映会やりたいです。

映画はグループセラピーやサイコドラマを思い起こさせる。
映画に登場する劇団「メデア・プロジェクト」を率いるローデッサさん。
そこでどんな体験、感情を表現しても大丈夫だという場を
作っていく彼女の力量というか、タフさに圧倒された。
表現が楽しい、表現したらそれをわかるひともいた、表現してもいいんだ、
といった体験があれば、自分の内側に目を向けることに抵抗も少なくなる。

ここで思ったのは「自己表現」について。
日本の教育の中では表現教育がむっちゃ少ない。
チラチラと垣間見るハワイの学校教育の中で「ほぉ〜」と思ったことに
プレゼンテーションがやたらと多い、ということがある。
プレゼンテーション用の折りたたみボードが恒常的にロングスドラッグに売っている。
それだけ買う人たちがいるということなのだろう。
小学校でも中学校でも個人、あるいはグループで発表する機会が多い。

表現を促す場を作るためには、
さまざまな表現を受け入れることができる人が必要になる。
表現自体を「大事なこと」とする価値観がどれくらいあるか。

もう一つ、表現のためには自分の内面が「動いている」ことが必要になる。
気持ちが動く、心が動くとでもいえばいいのかな。
内面が動くけれどストップがかかってしまうのか、
動いていることに気づかないのか
内面に目を向けるということに慣れていないのか…。
「自己表現」というところから見ると、
感じない子ども こころを扱えない大人」で書いたようなことが
まだ、続いているように感じる。

茅山荘

2017-07-16 14:40:20 | あれこれ
初めて連れて行ってもらったのは、2013年の9月
もう、移住してからのことだったので、毎月の坐禅会に出席することは叶わず、
日本に帰るたびに、坐禅会か整体の会に1度はお邪魔を…
というか、どちらかに出られるように日程を調整して日本へ行く、
ぐらいな気の入れようです。

場が醸し出す何か、最近の言葉だとオーラとでもいうのか、
それが素晴らしいところなのです。

さらに整体。
ここで行われている整体は野口晴哉氏の整体で、
ひとことで説明するのが難しい。
面白いことに彼の書いているものと、
催眠療法の大御所ミルトン・エリクソンの言っていることには
共通性があって、
どちらも、身体への観察がすごい。
自分自身の動けなくなるなどの体験を通して、
だれかの体調を足音で聞き分けるとか、
シャーロックみたいなことをしてる。
治ろうとする力は自分自身の中にある、とかね。

その野口整体をやっている山田先生という方を
茅山荘にお招きし、活元運動と個人指導をお願いする
という会があって、たまたまのつながりで、混ぜてもらっている。
この整体がすばらしい。ほとんど触らない。
ちょい、ちょいっと触れるぐらい。
それで、例えば、冬場に行ったときに1週間の日本滞在の間だけ冬の身体で、
そのあとにハワイの気候に合った身体にする、みたいなことを考えてくださる。
だから、毎回、すこぶる体調がいい。

一照師匠と山田先生との対話を傍聴する機会に恵まれ、
おおお、と思ったのは
「いかにすぐに答えを出さないで、問いを持ったまま持ちこたえられるか」
といったテーマと、整体を受けているときというのは言葉が
すぽっと入る状態なのだから、よっぽど気をつけて声をかけないと、
というお話。
どちらも、ほんっとにカウンセリングに通じる。
夜には敷地内を流れる川べりに蛍がチラホラ。
もう、到着日から幸運な刺激満載で、心浮き立つ日本滞在なのでした。

鎌仲ひとみさんのぶんぶんフィルムズ事務所お邪魔しました

2017-07-15 17:26:30 | あれこれ

到着2日目には鎌仲ひとみさんのぶんぶんフィルムズの事務所へ。
ここで、鎌ちゃんの「原子力防災講座 備えようできることA to Z」があり、
朝、世田谷代田の駅から事務所を探してぶらぶら歩いていると、
にこやかに鎌ちゃんが「ななさ〜〜ん」と。

モビールがあちこちに下がる中、2階にあがると会場。
屋根裏的2階で、天窓がある開放的な空間。
明るさ満点の明り取りを塞いで、
パワーポイントを使ってのレクチャー。

正常バイアス
のことを改めて聞き「なるほど」と。
「まあ、大丈夫だろう」という側にこころがぶれる。
かつて、川の中州でキャンプをしていて、
濁流に流されてしまった事故があったけれど、
このときも「まあ、警報は出ているけれど、もう夜だし、
大丈夫だろう」という側に判断が傾いた。

そういえば、3.11後、息子や娘の通学に「マスク」を勧めたけれど、
「だれもしていない」とマスクは使わず。
じゃあ自分はつけたかというと、気にしすぎだと思われそうで、
内心コソコソとマスクをしていたように思う。

災害が起こったとき、自分はどれだけ行動できるだろう。
どれくらい備えておけるだろう。あの、モノだらけの日本の家は、
地震が起きたら避難路が確保できるだろうかなどなど、
不安になることは多々あれど、圧倒されない程度でイメージをし、
少なくとも部屋の中にスニーカーと水の準備をしておこうと思ったのでした。

お昼はおいしい手作りのお弁当をいただき、
お昼過ぎにはカメラの岩田さんも到着し、
もうちょっとおしゃべりしていたいなぁと思いつつ、
午後の葉山での整体の会に向かったのでした。

「生きる職場」武藤北斗さんの出版記念イベント、行ってきました

2017-07-14 07:41:16 | あれこれ

フェイスブックで見つけた不思議な職場の記事。
「嫌な仕事はしなくていい」という働き方。
なんだか面白いことをやっている人がいるなぁと記憶の片隅にあった。
その後、鎌仲ひとみさんが昔からの知り合いだとのことで、
彼女からパプアニューギニア海産や北斗さんについて、
東日本大震災で石巻にあった工場を失い、
拠点を大阪に移し、新たに始めたのだということなどを聞くにつけ、
一度、話を聞きたいなぁと思っていた。

そうしたら、ちょうど日本に帰り着いた6月16日の夜、
武藤北斗さんの「生きる職場 小さなエビ工場の人を縛らない働き方
出版記念イベントがあるというではありませんか!
しかも、鎌仲さんも参加。
さらに、北斗さんの会社「パプアニューギニア海産」のエビフライの試食もあるとのこと。
ハワイから着いて数時間後、西荻「のまど」に行くことにしました。

データを見せながら、テキパキ話す北斗さん。
どうして、「嫌いな仕事はしなくていい」ことになったのか、
どうして、フリータイムになったのか、
全員が休んだ日というのはないのか、
などなど。

実に去年、あれこれ悩んでやめた仕事。
レイアウトの作業がどうも苦手で、
見出しを1ミリずらすとか、大きさを1ポイントあげるとか、
そういった仕事に馴染めないところがあり、
これさえなければ、きっとやめなかったんじゃないかなと。

取材と原稿書きだけだったら、ウキウキやれたのになぁと。
「不公平になるからみんな一緒じゃないと」という縛りを
理不尽に思っていたところでもあったので、
「嫌いなことはやらなくていい」という働き方に
よりリアルに魅力を感じた、ということもあります。

それに加えて「パプアニューギニア海産」がどうやって
おいしい海老を提供しているかや、海老の加工の話なども
印象深く、働き方以前に「自信をもって提供できる」という
ところにも深く納得。

知らない街へ行って、おいしそうなご飯屋さんやカフェを見つけるとき、
思い入れをもってやってる店なのかどうか、は大きな判断ポイント。
けれど、思い入れいっぱいすぎて、押しつけがましい感じだと疲れてしまう。
オープンしたてで「これでどうかな、いいかな」という感じでも、
案外、自分も気を使ってしまって寛げない。
お店の人が納得している、いい感じの自信があるほうが居心地がいい。
そんなところを、探し当てたときの嬉しさよ。

北斗さんのお話には、
そういう底に流れる自信のようなものも感じました。

ちょっと早く着いたので、隣の物豆奇にも寄って、大満足。