プカプカプク日記 ~Life is Trip~

週末の食べ歩きや国内・海外旅行記など
お出かけ日記を中心に気ままにお届けいたします 
Love&Smile~♪

トレド散策(4)

2016-05-25 | スペイン

ランチの後に向かったのはソコドベール広場。
最初にタクシーで向かうはずだったトレドの町の中心地。
向かう道も商店が並んで一番賑やかでした。
ここが、その広場です。



トレド銘菓マサパンの老舗「サント・トメ」もこの広場に面してあります。

   

マサパンは、イスラムから伝わったお菓子で
アーモンドの粉と砂糖を練って焼いた、お饅頭みたいなお菓子。
ここでは買わずに、後で入ったカフェで買ってみました。

次に向かったのが、「サント・トメ」の横の門を出て階段を降りた左手にある

  

サンタ・クルス美術館です。



ここは1514年に完成した慈善病院を改装した美術館。
そして『聖母被昇天』などエル・グレコの作品22点が所蔵されています。

 
 

   

元病院とのことで、建物の造りも興味深い。
十字路になった展示場は元病院だから



  

こちらは中庭。



とても静かな中庭でしばし休憩。



壁にはめこまれたモザイクも美しい。



それから、この建物がアルカサル。
現在は軍事博物館や州立図書館になっています。



歩いてて見かけた観光用ソコトレン、これに乗りたかったなぁ~。



賑やかな通りを歩いて、



「Cafe de las Monjas」と言うカフェに寄りました。
       
   

   

修道女のディスプレイが可愛らしい。

   

これはマサパンのケーキ。

   

どんなお味か注文してみましたが、めっちゃ甘甘なケーキでしたゎ

   

そしてこちらがマサパン。
お饅頭と言うよりは「すはま」っぽいお菓子でした。

   

まだまだトレド散策は続きます。。。。

   

  

こんな路地が楽しい♪まるで迷路のような街トレド。

  




ええっと、この建物は何だったっけ



前方に見えてきたのは、サン・ファン・デ・ロス・レイエス教会。



教会前の広場からの眺め。



レコンキスタを完了させたイサベル女王とフェルナンド2世が建てた教会。
ゴシック様式とムデハル様式が融合したイザベル様式の建築。
ここは中には入らなかったの。



       

最後に向かったのは、トランシト・ユダヤ教会。

  

14世紀に建設されたユダヤ人教会が博物館として公開されてます。



トランシト・シナゴーグの内部。
イスラムの影響が濃いムデハル様式。

   

鍾乳石飾りがめっちゃ細かいです。

   
   
   

ユダヤ人教会には初めて入りましたが、全然他のと違って驚きました。

ここで、外に出ると大粒の雨が降り出していて
ちょうどそろそろ駅に向かう時間となっていたので
エル・グレコ美術館前のタクシー乗り場から止まっていたタクシーに飛び乗りました。
危機一髪!

サン・マルティン橋。

   

帰りのタクシーの中から名残惜しく撮ったトレド。

   

   

ローマ時代に城塞都市として築かれ、
西ゴート王国の首都となったのが560年のこと。
その後イスラム軍に攻め落とされ約150年続いた西ゴート王国は滅び、
11世紀の国土回復を目指す戦いの中でトレドはキリスト教国の首都となる。

キリスト教、イスラム教、ユダヤ教が共存して繁栄し、
それによって、文化や建築等が混ざり合ったトレド。
とても楽しめる散策となりました。

トレドは小さな町で半日で回れると言いますが、
私たちのように一日かけても半分ほどしか見学できませんでした。
ゆっくり美術館や教会を巡るには2日間必要だと思います。

次にまたトレドを訪れる機会があれば、
ミラドールやパラドールからの夕日に包まれたトレドや夜景が見たいな~







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