『ゴルフの森』舩越園子/サンクチュアリ出版(2013年4月)
ゴルフは本当に奥の深いスポーツである。
一度その魅力に取りつかれると、深い深い森へと迷いこんでいく。
選手、キャディ、ルール、マスメディアなど、ゴルフにまつわるあらゆるテーマを
独特の視点から深く切り込んだエッセイ集、29話。
著者の20年に渡る丹念なツアー取材で、時に厳しく、時にドラマチックに描き出す
その筆致はゴルフファンのみならず、ツアー選手からも絶大な評価を得ている。
日本のマスメディア記事とは一線を画す、ゴルフの奥深さを堪能できる一冊。~BOOKデータより
PGAツアーのこぼれ話しが満載。
長年の取材による選手の素顔も多く語られていて興味深かった。
丸山プロの苦闘の9年間、青木プロの石川プロへの心遣い、タイガー他スポーツ選手のカリスマ性について、
ミケルソンの家族愛、プエルトルコで受けとったマスターズ招待の石川プロの当惑。。。等々
米ツアーの厳しさがより深く解り、より面白く応援出来そうだ。
『案外、買い物好き』村上龍/幻冬舎(2007年11月)
2003年3月から2007年4月にかけて「GRAN」に連載された買い物関連エッセイ。
案外どころか相当買い物好きな村上さんでした。
ミラノやローマで半端なくシャツを買いまくる村上さん。
しまったな・・・ローマ・フィレンツェでもっとクニパのシャツを買えば良かったと
激しく後悔したのでした。
『わたくしが旅から学んだこと』兼高かおる/小学館(2010年9月)
1966年から1990年まで31年続いた「兼高かおる世界の旅」で、レポーター、ナレーター、ディレクター、
プロデューサーなど何役も勤め、取材した国は150カ国、地球は180周した兼高さん。
「私の人生のほとんどが仕事であり、旅だった」と振り返る。
その旅から得た人生観、日本人観、女性観はオリジナリティーにあふれ強くて優しい。~BOOKデーターより
子供の頃、TV「兼高かおる世界の旅」は憧れでした。
品の良い兼高さんそのままの文章です。
80歳を越えられていても今現在でも旅を続けられていて好奇心旺盛、凄いですね。
一歩海外に出たら自分が日本人だと意識して常に親善大使であるべき。
「世界の旅」は百聞は一見に如かず、その先の物語はご自分で。
自分を高める旅をして欲しいので、若い人こそ安い旅より一流にふれて欲しい。
などの言葉が印象に残りました。
『大富豪アニキの教え』兄貴(丸尾孝俊)ダイヤモンド社/(2012年6月)
TVに出ているアニキを見て興味を持ち読んでみた。
自伝かと思いきや自己啓発本。
会話形式で読みやすいけど、同じ展開に途中で飽きもしたのも確か。
P397~400、P408~421のまとめを読むだけでもいいかも・笑
相手を自分ごとのように大切にする心を持つ、神様貯金、人には自分から会いに行く、
人は鏡、子供は過保護にしない、などいいこと言ってます。
また偉人のたとえも解りやすい。
人生の目的にもなるほどなぁ~と思った。
ただ、DVDは別にいらんし、セミナーや関連本も興味は無し。