『わくわくを見つけに行く』堀井和子著/講談社(2011年刊)
堀井さんの本では『朝ごはんの空気を見つけにいく』(2002年)はつい買っちゃったけど、
『「お買い物」のいいわけ』や『私が好きなルール』やこの本は借りて読みました。
マンションを購入されて、新しい暮らしと東京散歩を書かれた本です。
掲載のお店はいつか東京に行くことがあれば寄ってみたいお店ばかり。
しっかりФ(。。)メモメモ。
『飛んだ旅行記』楠田枝里子著/文春文庫(1997年刊)
「なるほど!ザ・ワールド」や「世界まる見え!特捜部」等の司会をしていた彼女。
最近TVではお見かけしませんね。
これは、月刊誌「CanCam」に連載していた旅行記(1987年から3年間)の単行本をえて
1997年に文庫化された本です。
仕事やプライベートで世界各地を飛び回って体験した彼女の30代中頃に書かれた26話の旅行記。
さすがにぶっ飛んでます(笑)TVで見たまんま。
ネズミの姿焼きをキレイに完食している写真には恐れ入りました!
きっとこの人は、黒柳徹子さんの後を行く人だと思う。
そして彼女が収集していることで有名な消しゴムの『消しゴム図鑑』も気になりますね。
『真相』横山秀夫著/双葉文庫(2006年刊)
横山氏の本では「半落ち」「クライマーズ・ハイ」「臨場」等が映画化されたりして有名ですが、
私は初めて読みました。
これは、真相・18番ホール・不眠・花輪の海・他人の家の5編が収録された短編集です。
息子が10年前に殺害された男性、リストラに合った40代の男性、前科のある男性、
大学の空手部で部活という名の暴力にあった男性、村長選に出馬することになった男性・・・
と、すべてどこか疲れた男性が主人公の短編集。
どの話しにも殺人事件が絡んでいて、はらはらじりじり・・・追い詰められていくミステリー。
しかし真相が解った後もスッキリ晴々するミステリーとはまるで違う読後感に落とし込まれる。
それなのに、また次の話しも読んでみたくなる魅力のある作家でした。
『狸穴あいあい坂』諸田玲子著/集英社文庫(2007年)
時は江戸、場所は麻布の狸穴(まみあな)。
坂の多い地区で現在も港区麻布に狸穴町の地名は残っているらしい。
火盗改方与力の娘結寿(ゆず)と町奉行所の同心妻木道三郎が力を合わせて事件を解決していく
捕物帖で8編の短編からなる連作時代小説。
爽やかな読後感です。
狸穴あいあい坂はシリーズ化して続編もあるので、2人のその後を楽しみに読みたいです。
『前向き。』93歳、現役。明晰に暮す吉沢久子の生活術/マガジンハウス(2011年)
・年をとることは悲しいことじゃない。むしろ不思議がいっぱいで面白い。
・老いは未知との遭遇、これを楽しまずしてどうする。
・無理をしても自分のことは自分で。一人暮らしだからこそ緊張して生きる。
・失敗は発見のもと。くよくよしないでチャンスに変える。
等など本当に前向きな懐の深いお言葉です。
生活術や人生観がギュッと詰まった一冊。
考えること、好奇心を持ち続けポジティブに生きること。。。元気を貰った本で、
姉から「お義母さんに渡す前にすぐ読めるからお先にどうぞ。」と回ってきた本でした。