家族観や結婚観の変化を加速する契機となるに違いない。結婚していない日本人の父とフィリピン人の母から生まれた子どもの国籍をめぐる訴訟で、最高裁大法廷が下した判決だ。
嫡出子なら国籍を得るのに、非嫡出子が出生後に父から認知されても国籍を得ることができないのは、合理的な理由のない差別だと断じた。最高裁にとって戦後8件目の法規定への違憲判決だ。
事情を知る市民には得心のいく判断だ。不合理極まる差 . . . 本文を読む
一体、どうなっているのか。4月から始まった後期高齢者医療制度をめぐる迷走が続いている。厚生労働省が4日発表した同制度の保険料推計調査で、低所得世帯ほど負担増となった割合が高いことが明らかになった。国会では新制度を維持したい与党が保険料負担の軽減策を矢継ぎ早に打ち出した。一方、野党は参院に廃止法案を提出、わずかな審議を行っただけで5日、厚生労働委員会で与党欠席のまま可決した。こういう光景を連日、 . . . 本文を読む
JANJANニュース 2006/04/14
イラク戦争勃発から3年経過したが、この間明確になった最も重要な事実は、言うまでもなく米英両首脳によってたびたび繰り返された旧フセイン政権の「大量破壊兵器」や「テロリストとのつながり」といった武力行使の名目が、すべてウソであったことだろう。
この事実自体、結局両国政府とも認めざるをえない結果になったが、昨年5月と6月の2回にわたリ英『サンデ . . . 本文を読む