少年を更生させ、再び犯罪へと走らせないようにする少年法の理念はゆがめられないだろうか。懸念がぬぐえない。
原則非公開となっていた少年審判の傍聴を被害者や遺族に認めるという改正少年法が今国会で成立した。「審判廷が被害者側の報復の場となる恐れがある」と法曹界から批判が出ていた法改正である。
改正少年法は終盤国会の五月下旬から自民、公明の与党と野党民主党の歩み寄りで一気に合意した。「ねじれ . . . 本文を読む
無戸籍のまま男児を出産した兵庫県の女性によって提出された出生届が、自治体に受理された。新しく生を受けた子どもに無戸籍となる責は何もない。日本人として生まれながら、戸籍が無いなどあってはならないことだ。当然の対応と言えよう。
女性の母親は前夫との離婚成立から七十三日で、別の男性との間にできた女性を出産した。離婚は前夫の暴力に耐えかねたものだった。別の男性の戸籍に入れるためには、親子関係不在 . . . 本文を読む
改正ＤＶ（ドメスティック・バイオレンス＝配偶者間暴力）防止法が今年１月に施行され、半年たとうとしている。０１年１０月の同法施行以来、改正は２度目だが、交際中の相手から暴力を振るわれる「デートＤＶ」は今回も対象外となった。加害者、被害者ともに若者で、事態が深刻化するケースも少なくない。法は被害者の声に応えられるのか。これまで以上に被害者に寄り添っていくことが必要だと感じている。
ＤＶ防止法の . . . 本文を読む
今回の原稿を書き進める前に、読者の皆さんにお礼とおわびを申し上げます。「Ｄｒ北村への相談」。週に１０通を超える相談が寄せられていますが、紙面の都合からとてもすべての質問にお答えすることができません。
どうしてここまでセックスレスの悩みが尽きないのかとぼやきたくなるほどにセックスレスの相談が集中しています。ご本人にとっては深刻な悩みなわけですから、ぼやき続けるわけにもいかず . . . 本文を読む
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