Luna's “Tomorrow is another day”

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NHK番組改編  「政治介入」問わぬ判決

2008年06月17日 | スクラップ
 取材を受けた側の番組内容への期待や信頼は、法的に保護すべき権利には当たらない。従軍慰安婦問題を扱ったNHK番組の改編をめぐる上告審で、最高裁は取材対象者の「期待権」を原則認めないという初判断を示した。NHKと制作会社二社に賠償金支払いを命じた二審東京高裁判決を破棄、取材に協力した民間団体の逆転敗訴が確定した。  団体側は主催する「女性国際戦犯法廷」を取り上げたNHKの番組で昭和天皇の責 . . . 本文を読む
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NHK番組改編訴訟 勝訴でも戒めの契機に

2008年06月17日 | スクラップ
(2008年6月14日朝刊)  従軍慰安婦を扱った番組をめぐり、放送前に政治的圧力で改編され「期待権」が侵害されたとして、取材協力した「『戦争と女性への暴力』日本ネットワーク」(東京)がNHKと制作会社二社に損害賠償を求めた訴訟の上告審判決で、最高裁第一小法廷は「番組内容への期待や信頼は、原則として法的保護の対象とならない」とする初めての判断を示した。  報道機関の表現の自由を重視する内 . . . 本文を読む
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クラスター・オスロ・プロセスと日本=澤田克己

2008年06月17日 | スクラップ
 不発弾による民間人被害が絶えないクラスター爆弾。その禁止条約を5月末に採択した軍縮交渉「オスロ・プロセス」を、昨年2月のスタート時点から取材してきた。私はその間、「軍縮は日本外交にとって重要だ」という「建前」と、「クラスター爆弾を捨てたくない」という「本音」に揺れ、適切な対応を打ち出せない日本政府の姿勢に憤りを感じてきた。こんな外交姿勢では、国際社会での日本の存在感はますます薄れていくだろう。 . . . 本文を読む
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薬害肝炎、匿名の被害者 無数の悲鳴、闇のまま=大津支局・近藤希実

2008年06月17日 | スクラップ
 彼女は「原告47番」と呼ばれた。薬害C型肝炎大阪訴訟で、滋賀県内で唯一の原告だった女性(50)である。出産時に投与された止血剤で感染し、06年8月に訴訟に参加。今年3月末に他の原告37人とともに国と和解した。病気への偏見などから、全国で770人を超える原告の大半が、この女性のように、氏名を公表せず匿名で訴訟に加わっており、その背後には、さらに多くの無名の患者がいる。私はこの女性への取材を通じ、匿 . . . 本文を読む
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少年法改正へ 被害者傍聴可能に 「更生重視」影響も

2008年06月17日 | スクラップ
 非公開で行われる少年審判について、殺人や傷害など被害者の生命にかかわる事件に限って被害者や遺族の傍聴を認める少年法改正案が3日に衆院本会議で可決され、今国会中に成立する見通しとなった。被害者の申し立てを受けた裁判官が、加害者側の弁護士の意見を参考に傍聴の可否を判断する。被害者の権利を尊重する流れに沿った改正だが、少年の更生や教育的側面を重視する立場からは懸念の声も上がる。【坂本高志、関谷俊介】 . . . 本文を読む
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NHK最高裁判決 報道の自由に重きを置いた/ジャーナリズムの思想

2008年06月17日 | スクラップ
 放送にとどまらず、広くメディア全般で取材の自由や報道の自由に重きを置いた判断と位置づけることができる。NHKの番組改変をめぐる訴訟で、NHK側敗訴の東京高裁判決(07年1月)を破棄し、NHKの賠償責任を否定した最高裁判決である。  取材を受けた側は、番組の内容が意に沿わず、期待や信頼を裏切られた場合、放送局に損害賠償を求めることができるのか。その「期待権」が最高裁で初めて争われ、判決は「原則 . . . 本文を読む
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世界インフレ 口先だけでは止められない

2008年06月17日 | スクラップ
 インフレが地球のあちらこちらで息を吹き返している。経済のグローバル化が進み、安価な製品が国境を越えて広がったおかげで、インフレは前世紀の問題となったかに思われた。だが、歯止めのかからない石油や食糧の価格急騰が、魔物を再びよみがえらせた。  日本では、デフレが長く続いたことや、燃料・材料費の上昇分を企業が部分的にせよ負担していることから、消費者物価の統計を見る限り欧米ほどインフレは顕在化してい . . . 本文を読む
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消費者庁 期待にこたえる組織か

2008年06月17日 | スクラップ
(6月16日)  消費者の視点から強力な権限を有する組織を発足させる。福田康夫首相のこんな意向を踏まえて設置されるのが消費者庁だ。その制度設計を担う政府の有識者会議が最終報告書をまとめ、福田首相に提出した。  報告書を見る限り、消費者行政を一元化する組織として十分な権限と機能を備えているとは言い難い。消費者庁の創設は首相の唯一とも言える目玉政策だ。その思いが伝わってこないのだ。  会 . . . 本文を読む
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