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恋愛テク:すぐ寝る女は愛される?男の恋愛深層心理

2008年06月21日 | スクラップ

 

「すぐセックスすると、軽い女だと見られる」というのは恋の定説? それとも女子だけの思い込み?
「すぐセックスすると、軽い女だと見られる」というのは恋の定説? それとも女子だけの思い込み?



■すぐ寝る女は愛される?

 30女の恋路を邪魔するモノに、先入観や思い込みというモノがある。「電話番号は女子から聞いちゃダメ」だとか、「男はみんな若くて痩せている子が好き」だとか、「30女はモテない!」とか……。生きているだけで、いつの間にか、さまざまな先入観や思い込みが増えていて、それが恋心に歯止めをかけたりすることも少なくない。わかっちゃいるけど、無意識のうちに心に繁殖し続けていて、なかなか離れないのだ。

 中でも、恋愛における女子のもっとも強力な思い込みに、「いいなと思う男子があらわれたら、セックスまでに時間をたっぷりかけたほうがいい」というものがある。

 つい最近、敬愛する芸人Kさん(同世代のモテモテガイ)と恋愛話をして、それがグッチャグチャに破壊された。

 その日、彼と語っていたのは、「男が女に本気で惚れる時」。つまり、「どうしたら、好きな男を本気で惚れさせることができるのか?」ということを聞いていたのだけれど、彼のアドバイスは……「本気で男に惚れられたいなら、まずは酒でも飲んですんなり抱かれてみろ!」というもの。

 はぁ? 思わず口がポカンと開いちゃいました。笑いを取ろうとしているのかと思いきや、意外とマジな意見らしい。「可愛いなと思ったり、好感を抱いている女性でも、寝てもいない相手に、男は本気で惚れたり、入れ込んだりできない」のだという。

 それは、そうだ。まず寝てみないことには、濃厚でリアルな大人の恋愛関係が育たないのもまた真実なのだろう。

 でも、でも! 女子が無意識レベルで信じ続けている恋の定説「すぐ寝る女は、軽い女だと思われて、決して本気の彼女にはなれない」っていうのもあるんだけど……。

 「それは大きな勘違い。そもそも男は、すぐに寝たからといって、「軽い女」だなんて決めつけない。もちろん、真性の軽い女もいるだろうけど、それは分かるし。それ以外の女性なら、むしろ、男のオレの口説き方が巧くいったんだと思ってよろこぶよ」

 たしかに同じ女から見ても、「すぐ寝る女」=「軽い女」とは限らない。そう決めつけるのは、恋愛経験が少なく、固定観念に縛られている男だけ。ある程度、経験を積んだ男なら同じすぐベッドインした女でも、「行きずりで誰とでも寝る女」と「情熱やインスピレーションに従っている恋愛に素直な女」の区別がつくかもしれない。

 でも、たとえインスピレーションを感じた相手とはいえ、せっかくの恋の芽。階段は一歩一歩ゆっくり昇ったほうが楽しい。惹かれた男子とすぐ寝るなんて、やっぱりもったいない気がしちゃう。

 そう言うと、Kさんは「男は寝てから女に本気になる」説のさらに深い理由を話しはじめた。



■男がすぐにセックスしたくなる理由

 「男は、寝てない女に本気になることはない」

 ……シンプルな言葉だけど、何か核心を突かれたような気がした。

 でも実際に、「一度、寝た女に男は情熱や興味を失ってしまう」「どんなに好きな女でも寝てしまうと、魅力は3割減」とか言う男子の話もけっこう聞くけれど、「それは、つまらないセックスしかできない男の言い訳だと思う」とKさん。

 じゃあ、なぜ、Kさんは「まずは寝てみる」のか? それは、お互いの本性が見えるから……なのだという。

 「寝る前は、お互いカッコつけてるでしょ。態度から物腰から、無意識のうちに仮面をかぶる。その最たるものが、合コン。周囲の男も、いつもより2割増しいいヤツになってるからね。女の子もきっとそうだろうな、と。だから、僕は10年以上コンパに行ってないし、いいなと思う子に出逢ったら、酔っぱらわして、先にベッドインしたいと思う」

 彼の理論はこうだ。

 まず人間は酔っぱらったら、本音や本能が増幅される。そこでベッドに行く相手なら、本能レベルでは嫌いじゃない。むしろ、わりあい好きってコトでもある(?)。何よりも一度寝れば、その女性の奥底が見えるという。考え方、生き方、優しさ、愛情の持ち方など……

 じゃあ、具体的に寝た時に、男は女のどこをチェックしているのだろう。



■男がセックス後にチェックしているもの

 男が女と寝た後にチェックすること。Kさんの場合、ひと言で言えば、それは「女らしさ」なのだという。格闘技オタクなKさんは、男は男らしく、女は女らしくが理想。男なのに女々しかったり、腕っぷしの細いヤツは嫌いだし、女性は本能レベルで家事が好きだったり、「自分が女であること」を楽しめる女子が大好き。

 たとえば、寝る前に部屋に脱ぎ散らかした服がさり気なく畳んであったり、朝帰る時に彼を起こさずにそっと帰って、しかもその日に出たゴミまで捨ててあったとか。

 こうして、文字にしてしまうと、「何だ、そんなコト?」という感じだけど。

 セックスの内容よりも、セックス後の対応のほうがずっと大事らしい。飲み会で、料理を取り分けてもらうだけでは測りきれない「女子力」(または女としての生活力)みたいなものが、寝た後にいたるところににじみ出てくるし、その子の本能レベルで女らしさを体感して初めて本気の恋になるのだという。

 コレって、やはり真実だなと思った。

 女から男を見る時も、寝たらわかること、寝て初めて気付くことっていっぱいある。たとえば、表面上は紳士的でも、実は根っこのほうは身勝手で自分しか愛せない男は、自分本位なセックスをするし、普段はエラい立場にいても、ホントはM体質な男ならそれは性癖にそのままあらわれる。それは意識では完璧には隠しようもないものだ。

 相手の本性を知るにも、自分との本質的な相性を知るにも、寝ないと始まらない。

 もったいぶってるわけじゃないけれど、スローテンポな関係性をかたくなに守り続けていたがために、寝るタイミングを逃して、永遠に友だちのままでいる男子とかもいるしなぁ(それはそれで、とっても贅沢で貴重な関係だけど)。恋心が芽生えた男子と本気で恋愛関係になりたいなら、「ここぞ」という時には、パッションのままに寝てみるのも全然アリなのだろう。

 とはいえ、これって恋愛経験の少ない男子や、すぐ寝る女は軽いという思いこみにとらわれているガンコ親父には効かないワザ。ある程度の恋愛の酸いや甘いは知っている、イイ男にのみ限定の恋愛作法だということも覚えておきたい。

 そして、ふと気付く。セックスするだけじゃなく、セックス観を聞いてみるだけでも、その男性の器が見えてくること。逆を言えば、セックスした後に女に興味を失うような男はやはり、自己愛しか持てず、女を愛せない男なのかもしれない



【関連リンク】

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毎日インタラクティブ 2008年6月19日 11時00分

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