というわけで、久々に自作PCを更新。
作業の負荷が大きくなって、
もう4コア4スレッドのHaswellでは
にっちもさっちもいかないので、
4C8Tへの換装も考えましたが、この際新しくしてしまうことに。
もうパンパンだぜの図。エンコードでも画像処理でもないのに・・・。
現環境の
・480GB NVMe SSD
・GTX1080
・750W電源
・MicroATXケース
は続投とし、
新規投入分として、
CPU : AMD Ryzen 5 1600
M/B : TUF B450M-PRO GAMING×2枚
MEM : TED432G2666C19DC01 288p DDR4 2666 16GBx2 ×2セット
SSD : TM8FP2480G0C110
COOLER:Thermaltake Contac Silent 12
をチョイス。
今回はメモリに予算を回したかったので、
CPUは今さら初代Ryzenの1600を。
初代とはいえ、これでも6コア12スレッドですし、
4コアからのアップデート&じっくり3000番ハイエンド待ち勢にはピッタリでしょう。
なお、PC工房の「マザーボード&Ryzen 7 2700のセット」が暴力的コスパなので、
特に理由がなければそちらが良いでしょう。
今回は投げ売りを運良く掴めたので1600にしました。
マザーボードはNVMeSSDが2基使えるASUS TUF B450M-PRO GAMINGを。
・1000番~3000番が使えるB450
・MicroATX
という条件は外せなかった中、
唯一、PCIeのM.2スロットを2つ備えていた救世主マザー。
※なお、ちょうど昨日(2019年8月26日)、
MSIから同じくNVMe対応M.2×2を備える
B450M MORTAR MAXが出たので、
今日では唯一では無くなりました。
ちなみに、
ASRockのMicroATXマザーも
M.2スロットを2つ備えていますが、
片方はNVMe不可の「SATA専用スロット」なので注意。
他のB450&MicroATXは軒並みM.2が一つだけだったので候補外。
Z97のPCIEx2.0×2レーン縛りであってもNVMeは速いので、
「NVMeSSD複数本」は是非欲しかった。
このマザーボードが存在していて本当に良かったです。
あと、メモリラッチを切り飛ばしたり、マザーボード交換の要因になったりの、
「GK-GTX1080-E8GB」にピッタリのスロット構成だったことも購入の理由。
PCIEx16スロットが一番上にあると刺せないのですよね。この子。
なお、購入数が「×2枚」になっているのは、今回も予備を確保しているためです。
稼働時間が長いですし、マザーボードが飛ぶのが一番痛いので、毎回同じものを複数枚買っておく・・・のですが、
最近のマザーボードって、
ほぼ24時間稼働させても、
2~3年くらいでは全然壊れないのですよね。
なので、幸運にも(?)まだ2枚目が役に立ったことはありません。
メモリは64GBにしました。今回の構成の主役です。
そもそもLGA1150最大の32GBではちょくちょく足りなくなっていたことも大きいのですが、
米中韓がこんな状況ですし、ミクロンのアレはまだ先っぽいですし、
待っていても当分値下げは期待できそうにないし、
どうせ3000番に換装したあとも使うだろうから
もうMAXまで積んでしまえと。
クロック等は気にしない人なので「1GBあたりの昇順」の一番上のやつです。
一応DDR4-2666らしいですが、悲しいことに初代Ryzenだと全く活かせない模様。
SSDはZ97Mで今使っているものと同じもので予備機でしたが、
せっかくM.2スロットが2つあるマザーボードなので、こちらも投入することにします。
書き込みが多いのでMLCバンザイ。
もっとも、B450の場合、M.2スロットが2つあっても、
片方は3.0×2レーン=フルスペックは出ないのですが
それでもSATAよりはダントツで速いのでOK。
クーラーは適当に値段で選びました。
ですが、2000円を切っていた安価モデルなのに、
・流体動圧軸受のファンが採用されていて、静かで長寿命(らしい)
・TDP150W対応で、将来的なアップデートにも対応できそう
・スペースが苦しいM-ATXでもメモリとの干渉が少ないスリムデザイン
と、なかなかツボを押さえていて良い選択だったかも。
そもそも今回のRyzen 5 1600は65Wなので十分すぎます。
〆て総額7万円。
さよなら旅行数回分。(´;ω;`)ウッ…
メモリで3万円を持っていかれたのは非常に痛かった・・・。
もう少し安くなると良いのですけれど。
プラットフォームそのものを変えたのは2015年5月以来、4年ぶり。
・・と思いきや、
あれ以前もそういえば
・Z87M Extreme4(2014/01/12購入)
・Core i5-4670K(2014/1/11購入)
で一度組んでいことを思い出しました。
なので、途中で
マザーボードがZ87M Extreme4→B85M Pro4→Z97M Killer、
CPUが4670K→G3258→1226 v3
と変わりましたし、
間にノートPCを使っていた時期も挟んでいますが、
2014年1月~2019年8月まで
大体5年半くらいはHaswellと一緒だったということですか。
随分長いことお世話になっていたのですね。
なんだかお別れが寂しいです。
2019/9/8追記
組んだよ。
ウ~ン、ミニマム。
組んで気づいたこと。
①Thermaltake Contac Silent 12は接触面に保護シールの粘着剤が残る。
冷えないというレビューがありましたが、たしかにこれでは冷えないかもしれませんね。
なお、パーツクリーナーがあると
スッキリ落ちます。
ちなみにエタノールでは落ちませんでした。
クーラーの取り付けは特に問題なく簡単に取り付けできました。
DEEPCOOLもこれくらいですし、特にクリップが硬いということも無いのでは。
クリップ式としてはごくごく普通だと思います。
②”マド”が”タフ”に。
起動画面ががががが。
まあ変えられますが。
ちょっと業務用PCに使うマザーボードではないかも。
③Ryzen 5 1600×デュアルランクメモリでもDDR4-2666。
初回起動時に3回ほどリブートしたので、
マザーボードの自動OCが入っているとは思いますが、
初代Ryzenでも特に設定せずにDDR4-2666が使えるっぽいです。
④ThermalGrizzlly Kryonautの長期安定性は優秀。
確かマザーボードを替えたときもズボラで塗り直さなかったので(だからCPU側にあんまり残らなかった?)
4年は経っているはずなのですが。
多少固くはなっているものの、流動性も損なわれておらず、
信頼できるグリスだと思います。
⑤Ryzen Gen1のシングルスレッド性能はそんなでもない。
なんか3.5GHzのHaswellよりも、いくつかのアプリで速度が若干落ちたような。
トータルでは速いのですが、16MBL3キャッシュ・コア数・MSTに下支えされている感はありますね。
まあ基本速度が3.2GHzのRyzen 5 1600なこともあるのかも。
ここは3000番に期待です。
⑥Ryzen Gen1は仮想環境でやたら速い?
仮想環境がなんか速い。
Xeon E3-1226v3から体感できる程度にはRyzenの方が速いです。
メモリ/コア割り当て量は変えていないので、これはそういうことなのでしょう。
⑦NVMeSSDのレーンが2.0×2→3.0×4に増えたが体感速度はほぼ変わらない。
ちょっと期待していたのですが、これといって速くなった感じはしないのですよね・・・。
やっぱりランダムが体感速度に影響するみたい。
いくらシーケンシャルが伸びても、ファイル移動くらいでしか活躍しない・・かも。
⑧TUF B450M-PRO GAMINGはNVMe RAIDが可能。
もっとも3.0×4レーンと3.0×2レーンなのでRAID0は微妙。
全体としては満足。
CPU使用率も65%程度に落ち着きましたし、
メモリは(いまのところ)食べ放題状態で、当分不足の心配は要りません。