東日本大震災で大きな被害を受けた場所にひまわりの種を植えたいと思い、被災地に向かいました。
被害の大きかった閖上は、かつて昔は海水浴場だった時代もあり、海水プールや松林のなかにサイクリング場もありました。
週末は青空市場でとれたてのお魚が買えたり、夏は花火大会で賑わったものですが・・・
被災後はじめて訪れた閖上の街は、あまりにも悲し過ぎました。
その場の景色は一転し、砂の大地という表現が私の感じた印象でした。
形だけ残った家の前で、座り込み泣いている方を目にしました。
今も震災は終わってはいないのだと切実に感じます。
仙台空港からさらに少し南の海岸沿いの、海浜公園。
豊かな松林は流され、瓦礫処理のトラックが埃をたてて行き来する場と変り果てました。
もう、子供たちがこの公園で遊ぶことは、これからの将来もないのだと思います。
周辺はちょっとした工業地帯になっており、、大きな津波で被災した痛ましい景色のなか、ほぞぼそと再開した会社もありますが、これからも大変な道のりが続くように感じてなりません。
この場所で働く方に見て欲しくて、ひまわりの種を蒔きました。
大きく綺麗な花を咲かせてくれることを心から祈りました。