やや遅くなったが。
ワールドカップ2018で、日本がポーランド戦の最後の10分ほど「ボール回し」のようなことをして時間稼ぎをした。これは海外のメディアからも批判を受け、「負けているのにボール回しとは何事か」と非難を受けた。これは「フェアプレーポイント」という今大会のルールによるもので、グループリーグで勝ち点・総得失点差などが同点で2位に複数のチームが並んだとき、イエローカードの枚数で進出を決めるとしたルールがあったことによる。日本はたとえポーランド戦に負けても、同率2位のセネガルの方がイエローカードの枚数が多いため、最後の10分でイエローカードさえもらわなければ良かったのである。
確かにスポーツマンシップから考えればあまり褒められた行動でないことは確かで、試合後に西野監督自身も「本意ではない」とコメントしていた。ただ「試合前に、そこまできちんとルールを調べていた」ことは称賛されて良いだろう。この「フェアプレーポイント」、導入されたのは本大会からであり、しかもこれが実際に順位付けに適応されたのは今回の日本が史上初なのだ。事前に最新のルールについてどこまで調べ上げていたか、本部にもちゃんと確認を取っていたか。そして試合前にどのシチュエーションでどう振舞えばいいのか、色々なパターンでちゃんとシミュレーションできていたかどうか。これは簡単に見えて中々に大変な作業である。
グループリーグでのFIFAランキングを見るとポーランド8位、コロンビア16位、セネガル27位で日本は61位であり、しかも日本は直前の監督交代劇のドタバタもあった。1勝1敗1引き分けというのは実力から考えればかなり「出来過ぎ」ともいえる。これで予選を勝ち抜くには相当に知恵を絞らなければならなかった筈である。
Wikipedia「反則ポイント」
そして、これは他の仕事でも同じ。世の中新しいルールは次々に出来てくるものである。これらルールについて研究し、現在の組織がおかれた状況・組織の実力を考えあわせ、どうやれば上手く組織を乗せて行けるか、これは我々の世代以上で考えていかねばならない。色々と大変ではあるが頑張って行かねばならぬ。
ワールドカップ2018その3
ワールドカップ2018で、日本がポーランド戦の最後の10分ほど「ボール回し」のようなことをして時間稼ぎをした。これは海外のメディアからも批判を受け、「負けているのにボール回しとは何事か」と非難を受けた。これは「フェアプレーポイント」という今大会のルールによるもので、グループリーグで勝ち点・総得失点差などが同点で2位に複数のチームが並んだとき、イエローカードの枚数で進出を決めるとしたルールがあったことによる。日本はたとえポーランド戦に負けても、同率2位のセネガルの方がイエローカードの枚数が多いため、最後の10分でイエローカードさえもらわなければ良かったのである。
確かにスポーツマンシップから考えればあまり褒められた行動でないことは確かで、試合後に西野監督自身も「本意ではない」とコメントしていた。ただ「試合前に、そこまできちんとルールを調べていた」ことは称賛されて良いだろう。この「フェアプレーポイント」、導入されたのは本大会からであり、しかもこれが実際に順位付けに適応されたのは今回の日本が史上初なのだ。事前に最新のルールについてどこまで調べ上げていたか、本部にもちゃんと確認を取っていたか。そして試合前にどのシチュエーションでどう振舞えばいいのか、色々なパターンでちゃんとシミュレーションできていたかどうか。これは簡単に見えて中々に大変な作業である。
グループリーグでのFIFAランキングを見るとポーランド8位、コロンビア16位、セネガル27位で日本は61位であり、しかも日本は直前の監督交代劇のドタバタもあった。1勝1敗1引き分けというのは実力から考えればかなり「出来過ぎ」ともいえる。これで予選を勝ち抜くには相当に知恵を絞らなければならなかった筈である。
Wikipedia「反則ポイント」
そして、これは他の仕事でも同じ。世の中新しいルールは次々に出来てくるものである。これらルールについて研究し、現在の組織がおかれた状況・組織の実力を考えあわせ、どうやれば上手く組織を乗せて行けるか、これは我々の世代以上で考えていかねばならない。色々と大変ではあるが頑張って行かねばならぬ。
ワールドカップ2018その3