意志のなかにいる

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今期も再放送やってた(でも見る) アニメ感想

2018-04-02 23:46:21 |  アニメ感想2018年・一季






デスマーチからはじまる異世界狂想曲 
第12話 デスマーチからはじまる異(世)界旅情 とまとめ △(+)








サトーさんよく「なるほど」っつってるのよねえ
まるで文化人類学者のフィールドワークのように「未開地」を
探索しているね、「異世界チートもの」がこういう学術的な
たのしみにいけるのはまあ大分この設定を「掘った」ってことかもなあ。
でもまあ視聴している側はそこまで小躍りしてたのしめるもの
だったかはギモンがあるわな、水戸黄門的権力者の道楽漫遊記的な
まったり感が持ち味だったかとおもう、そういうオンゲーもあるしな。
レベルはマックス、アイテムはいっぱい、女遊びも飽きた
そういう人が辿り着く穏やかな楽しみ方、そこにはもう
「デスマーチ」を生きていた人物のサツバツさ加減はなくて
そこをリタイアした人の養生のたのしみが残るのみだ
ここ数年の「異世界転生もの」のインフレーションは
こういう段階までもう来ているのか、とおもわされるね
それは何かの終わりなのか、始まりなのか。










恋は雨上がりのように 第12話 つゆのあとさき とまとめ △++








このおはなしはアキラちゃんが主人公のようで
近藤のオッサンがメインだわなあ、まあ当然だけど。
もちろんアキラちゃんが魅力的ではないわけではなく
むしろ逆に純粋な若さでピカピカしているからこそ
近藤さんが「若さ」を取り戻すことができるわけで
そういう「設定」を読者を脅しつける為だけにただぶっこむだけでなく
忠実にそれと生きているってのが当作品の誠実さだったとおもう。
たしかにまあ「年齢差のある恋愛」って当邦の漫画的「常識」だと
あんまりやらないよね、少女漫画でいくつかあるぐらいか
あとはとりあえず年が近そうなら外国人だろうが、異世界人だろうが
亜人だろうがモンスターだろうがやりたい放題って次第だから
当作品はそういうごっちゃ混ぜで見失いがちな「恋」のチカラを
歪んだ設定からパッと取り出してみせたといったところだ
しかしまあなんとキレイなおはなしなんだろうねえ
その清々しさはオジサン(僕)にはまぶしすぎるよ。










だがしかし2 第12話 ただいまとおかえりと… とまとめ △++







いつもどおりの「ほたるさんワールド」やねえ
ただし、その前段階としての「ほたるさんがいないワールド」の
つらさと寂しさがこの「2期」の持ち味だったかとおもう。
あと、この冬のストーブのある駅の待合室と
ほたるさんと別れる前の花火大会のジュブナイルさ加減もなかなか
この駄菓子小話の作品にこういう繊細さがあることに正直ナメてたとおもう。
しかしまああの「終わらない夏休み」ってのはやっぱり「浮かれていた」
ってことだわな、流行らない駄菓子屋に突如来た
駄菓子大好きすぎる美少女とか「エロゲか!」ってなるものw
この2期はその浮かれ加減を調度よく冷ましていることで
「1発ネタ」的なものから非常にうまく脱却したような意味で
面白かったとおもう、こっから元のようにまたあったまるのか
あるいはどうなるのかわからないけど、とりあえず
ほたるさんがいるなら、見る価値はあるのだとおもう。











たくのみ。 第12話 アサヒスーパードライ とまとめ △+







エビスにはじまりスパードルァァァァイにおわるのは美しい〆やね。
「飲食材もの」として「新人(候補)」のみちるや真を使っていくのは
うまいやり方だったかとおもうね、実に自然なハナシの段取りなんで。
しかしまあこうやって「酒の歴史」のうんちくを聞くと
「当たり前」になったスーパードライもはじめはいろいろ迷いが
あったのにちょっと驚くね、まあ当たり前と言えばそうだけど
そのあたりの「当然のもの」がいいものであることを再発見するのが
こういう「うんちくもの」の効能で、当作品はそれに見事に成功
していたとおもう、「説明」そのものがうまみを持つということは
刺身のツマまで美味しいような贅沢加減ではある。










ハクメイとミコチ 第12話 紅髪の記憶 とまとめ △++







こんだけマキナタに馴染んでるハクメイも着倒したばかりの頃は
いろいろあって、なんやかやでミコチに拾われるまでまた1つエピソードが
あるんだろうなあとおもわされるねえ。
「動物の背中に乗って駆け回る」ってのは今の子供達には
ジブリの作品でしか見られない光景かもね、アニメーション的には
もう伝統芸の領域になってしまっている、これはCGとかで
やろうとすると均質な動きが逆に不自然におもえてしまうからねえ
ま、当作品はさすがにある程度の「自然な」動きを再現していたかと。
しかしまあこうなんでこの作品、はしばしまで瑞々しいのかねえ
ひとつひとつの行動、言動、エピソード、街や自然の美しさ
それが実に手間暇かけて丁寧に描かれていたかとおもう
これは原作がもともとそういう風につくられていて
それをアニメーションの側でも忠実に従っているからだとおもわれる
作中の小人達がじっくりと生活と仕事に集中しているのだから
それを描く側も手は抜けない、という次第なんだろうか。












キリングバイツ 第12話 今までありがとな とまとめ △+







出だしの車で拉致強姦未遂事件とラストの〆方が繋がるのが
このおおよそ繊細さとは無縁そうな当作品にしてはなかなかの構築主義。
ちゅうか「本能的」にそれを選んだようなとこがある。
すぐに女の娘をなぶり者にしようとするのは他作品でも一緒だけど
ギリギリのとこで「獣」の野生が勝つのが当作品の「牙」ってとこかもしれん。
そういう「媚びているようで、媚びていない」っていう態度が
当作品の持ち味で、最後までそれを徹底したのがうつくしいとおもう
あるいは「強い」のか、もうまんがの中にしか見られないそれ。









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