意志のなかにいる

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アニメ感想の楽しい時期

2008-03-23 09:02:46 | アニメ感想(07・08・09年)

のらみみ 11話
魔女っ娘メリーちゃん ○



たいへんよいお話なのだけど
取り上げているブログやサイトが少ないT
オッサンになったってことなのかなあ、自分。

こういう「ほのぼの」とした絵でしっかり
したハナシでしんみりさせるっていう手法は
実はあざといといえばあざといが
いいものはいいのだからしょうがない。


「魔女っ娘」とは銘打っているけれどじっさいは
「少年と年上のおねーさん」っていう
レモネードなハナシなわけで、ほら定番でしょ。

こういう話しをささえる下地として
「お年頃にとっての異性」っていう憧れとか嫌悪とかが
個人間でずいぶん異なる割合のバランスで
なりたっている、というベタな設定があるのだけど
「キャラ」っていう独自の世界観と
ゲームを通じてしかコミニュケーションが
とれないとことか、いかにもな両親とかの細かい
演出がそのベタをレアルなものに仕上げているわけで。


この年になると「実は魔法が使えなかった」という
たぐいのオチがしみじみ泣けてくる。
グレンラガンでマギン(ロシウとかがいた村の村長)が
実は「聖典」なんて読めなかったなんて笑いながら
いうとことかもそう。必死に「キャラ」を
取り繕うってこと。オトナをやってるのも
楽じゃないとそうなってから気付くのだよね。




機動戦士ガンダムOO 
第24話 「終わりなき詩」 △



コーラ君があっさり☆になっちゃったけど
これって「アホキャラだから死なんだろ」って
いうのをあっさり蹂躙してるな、とも取れるわけで
こういうノリも富野の大将の呼吸を参考にしている
のかもしれぬ。


思い返すと最初はその「ガンダム」っていう
オモチャでブイブイいわしていたマイスター
達も、相手側にも同等の機体やあるいは今回の
ように身も蓋もないラスボスがでてくると
とたんにニュータイプだからなんとかなる!
ってこともなく悪戦苦闘するっていう様は
ある種の無力感をともなったリアリティとでも
いおうか、「主人公だから無敵!」っていう
SEEDとどっちがいいんスかねえ。




PERSONA -trinity soul-
第11話 「依存の定義」 ○!



ちょ、猥褻すぎるだろ、これw
仮にヴォイスドラマだったらこれどこの
フランス書院?ってなるよ。

加えて、ここでメインをはっている
カナルの声優さんが中原さんという鬼チョイス。
あの微妙に退廃的な声で喘がれたらたまらんて。

今回のまとめ「性欲をもてあましてたひとの話し」
オチが「液体が噴き出す」とことかもすごい
こういうのこそ放送規制もんだろうになあ。




しおんの王 22話 明日へ
と感想戦 △(+)




しおんはワシが育てた



素直に「面白い話しだった」と
言ってしまおうと思う。


サスペンスと将棋というあまり見受けない
取り合わせがハナシに緊迫感をもたらし
キャラクタもしおんちゃんから斉藤「さん」
そして羽仁名人から上園先生まで
まんべんなく配していて、見ていて安心。

肝心の将棋の対局シーンも将棋を知らない
人でも充分楽しめるものになっていたし
最後の最後で「受けきって勝つ」というのも
ひねりが効いていてよい感じだった。

全体「しおんの王」ってのは基本的には
退屈なところがあまりなくて、それは多分
話しをつくっている人がよく話づくりを
理解しているからだと思われる。それはたしかに
ともするといささか優等生すぎてつまらんとか
作画とかもうちょっと頑張れたんじゃね?
と言ってもいいのだけど、ここまでキレイに
話しを「詰ます」っていうのもオチがどうも
つかない話しばかりのきょうこのごろでは
けっこうな美点なのではないのだろうか。
だからこそ「最後の対戦相手」が「犯人」って
いう何の捻りもない謎解きでもそう悪くなかった
ように私は思う。

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