バレエ・メソッド アンサンブル・ド・ミューズ スタイル

クラシック・バレエの実際のレッスンをモデルとして、正確に無理なく美しく動き踊るためのヒントやアドバイスをお伝えします。

センター・レッスン vol.5 バットマン・フォンデュ

2010-12-09 08:35:08 | 日記
以前センター・レッスン vol.3 のはじめにバットマン・フォンデュの練習をしたことを覚えていますか?
あのときはシンプルにポワン・タンジュで練習しましたね。今回は本来のバットマン・フォンデュの脚の高さで練習してみましょう。おおよそ60度か45度、それがちょっと難しい場合は30度でもかまいませんよ
では、はじめましょう。
鏡に対してアン・ファス、右脚前5番ポジシオン、アームスはアン・バからプレパラシオンでア・ラ・スゴンドへ。
→8 プレパラシオン⇒1 ク・ドゥ・ピエ・ドゥヴァン-ドゥミ・プリエ→2 フォンデュ・ドゥヴァン→3 ク・ドゥ・ピエ・ドゥヴァン-ドゥミ・プリエ→4 フォンデュ・ア・ラ・スゴンド→5 ク・ドゥ・ピエ・デリエール-ドゥミ・プリエ→6 フォンデュ・デリエール→7 バットマン・クロシュ・アン・ナヴァン-ドゥミ・プリエ→8 ドゥミ・ロン・ドゥ・ジャンブ・ア・ラ・スゴンド→1 ク・ドゥ・ピエ・ドゥヴァン-ドゥミ・プリエ→2 フォンデュ・ア・ラ・スゴンド→3 ク・ドゥ・ピエ・デリエール-ドゥミ・プリエ→4 フォンデュ・ア・ラ・スゴンド→5 ク・ドゥ・ピエ・ドゥヴァン-ドゥミ・プリエ→6 フォンデュ・ルルヴェ・ア・ラ・スゴンド→トンベ→7 右ドゥミ・プリエ、左脚デガージェ→8 左ポワン・タンジュ・ア・ラ・スごンド、右ア・テール⇒左から…
いかがですか?丁寧なフォンデュができましたか?
安定したフォンデュが出来るようなら、ポール・ドゥ・ブラも合わせてもう一度練習してみましょう。
→8 プレパラシオン⇒1 アン・バからアン・ナヴァン→2 左アン・ナヴァン、右ア・ラ・スゴンド→3 右アン・バを通って両腕アン・ナヴァン→4 両腕ア・ラ・スゴンド→5 アン・バを通ってアン・ナヴァン→6 2番アラベスクのアームス→7 左アン・ナヴァン、右ア・ラ・スゴンド→8 両腕ア・ラ・スゴンド→1 アン・バを通ってアン・ナヴァン→2 左ア・ラ・スゴンド、右アン・ナヴァン→3 →4 →5 両腕アン・ナヴァン→6 左ア・ラ・スゴンド、右アン・オー→7 両腕ア・ラ・スゴンド→8 ⇒左から…
アームスも同時に動かすとなると、とたんにトルソーや軸脚がぐらついたりしませんか?
では大切なポイントをいくつかチェックしていきましょう。

フォンデュをする脚の動きよりもアームスの動きをわずかに早くコントロールするとトルソーを安定させ易くなりますよ。
フォンデュ・デリエールからバットマン・クロシュをしてデガージェ・ドゥヴァン-ドゥミ・プリエをしたとき、骨盤が前に持ち上がって腰が丸くなっていませんか?次のドゥミ・ロン・ドゥ・ジャンブがきちんと出来なくなってしまいますよ
ドゥヴァンからのドゥミ・ロン・ドゥ・ジャンブは、土踏まずを押されて脚がア・ラ・スゴンドに開いていくイメージで股関節のターン・アウトを守りましょう いきなり動作脚のターン・アウトを崩して、お尻からロン・ドゥ・ジャンブをするような動きは決してしてはいけません
3回目のフォンデュ・ア・ラ・スゴンドは次のトンベに繋ぐためにルルヴェをしますが、アン・オーに引き上げるアームスでトルソーをしっかり吊り上げるようにしましょう。
トンベは大きな川を越えるつもりで横方向に移動します。そしてそれまで軸脚だった脚を素早くデガージェに上げることで、重心の移動を助けます。
最後にドゥミ・プリエした脚の膝を伸ばして、上げていた脚をポワン・タンジュに下ろしますが、このときポワン・タンジュの脚のほうに重心がズレないように気を付けて下さいね。このポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンドが次へのプレパラシオンになります。
フォンデュと同時にポール・ドゥ・ブラをする場合、雰囲気(?)を出しているつもりになってアームスを無駄にヒラヒラと動かしたり、トルソーを傾がせたり揺らがせたりするのは良いことではありませんね アームスもトルソーと引っ張り合いをするように大らかにゆったりと動かすと美しい動きになりますよ

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