プティ・バットマン(=petits battments)の練習は初めてですね。
プティ:小さな、バットマン:打つこと、という意味で、軸脚の足首の前後を打つように素早く、動作脚の爪先を動かします。
実際にはかなり難しい動きです。十分にコントロールが出来ていないと、“足首をこする”ような動きになったり、動作脚の膝下が“ぶら下がって揺れている”ような動きになってしまったりしますから、まず一番基本になる動きからゆっくり丁寧に練習してみましょう。
久しぶりに両手をバーに置いて鏡に対して《アン・ファス》、左を軸脚として右前の5番ポジシオンで立って下さい。
右脚をポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンドに伸ばしてから、ク・ドゥ・ピエ・ドゥヴァンに引き上げます、ここまでがプレパラシオンです。
ク・ドゥ・ピエ・ドゥヴァンに引き上げた右脚を、デガージェ・ア・ラ・スゴンドに向かって伸ばすように開きますが、膝を伸ばしきるのではなく、膝の真下に爪先がきたらク・ドゥ・ピエ・デリエールに爪先を引き戻します。再びデガージェ・ア・ラ・スゴンドに向かって右脚を開いていき、膝の真下に爪先がきたらク・ドゥ・ピエ・ドゥヴァンに爪先を引き戻します。この繰り返しです。
この《プティ・バットマン》のとき、極端な言い方をするならば、動作脚の“膝から下”しか動かさないということになります。
では改めてゆっくり練習してみましょうか?
56 ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド→78 ク・ドゥ・ピエ・ドゥヴァン→12 膝下に向かって爪先を開く→34 ク・ドゥ・ピエ・デリエール→56 膝下に向かって爪先を開く→78 ク・ドゥ・ピエ・ドゥヴァン→
いかがですか?
股関節のターン・アウトを守って、内腿で膝を支えましょう。
爪先を開いて停める膝下の位置は、何回繰り返したとしても“同じ位置”、軸脚と爪先の距離 は全て同じでなければなりません。
ク・ドゥ・ピエ・ドゥヴァン、ク・ドゥ・ピエ・デリエールに爪先を引き戻したとき、重心が軸脚の方にズレて動作脚側の骨盤が下がったり、逆に爪先を開くときに、脚より先に動作脚側の骨盤が上がってはいけませんね。トルソーをしっかり引き上げておきましょう。
少しテンポを上げてみましょうか?
56 ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド→78 ク・ドゥ・ピエ・ドゥヴァン→1 膝下に向かって爪先を開く→2 ク・ドゥ・ピエ・デリエール→3 膝下に向かって爪先を開く→4 ク・ドゥ・ピエ・ドゥヴァン→5 膝下に向かって爪先を開く→6 ク・ドゥ・ピエ・デリエール→7 膝下に向かって爪先を開く→8 ク・ドゥ・ピエ・ドゥヴァン→
テンポが速くなると、動作脚の膝を吊り上げて動かないように留めておく力が弱くなりますね 内腿でしっかり引き上げるようにしましょう。
少し速くなったテンポに遅れないようにと緊張して、トルソー、特に両肩に無駄な力 が入っていませんか?トルソーは重心がグラグラしないように真っ直ぐに保たなければなりませんが、固まっていてはいけませんよ
さらにテンポが速くなります
1カウント で爪先を開いて閉じるの繰り返しになり、そしてさらに1カウント で爪先を開いて閉じる開いて閉じるの繰り返しとなり、《プティ・バットマン》が完成するのです
アンサンブル・ド・ミューズのレッスンでは、強い力で引っ張られた“振り子”のような爪先がク・ドゥ・ピエに引き付けられ、引き付けられた瞬間に引っ張る力が消えると、解放された爪先はア・ラ・スゴンドに向かって飛んで行こうとする。その爪先=膝下のラインを“膝下にある見えない壁”がしっかり停める、とイメージしながらレッスンするようにしています
プティ:小さな、バットマン:打つこと、という意味で、軸脚の足首の前後を打つように素早く、動作脚の爪先を動かします。
実際にはかなり難しい動きです。十分にコントロールが出来ていないと、“足首をこする”ような動きになったり、動作脚の膝下が“ぶら下がって揺れている”ような動きになってしまったりしますから、まず一番基本になる動きからゆっくり丁寧に練習してみましょう。
久しぶりに両手をバーに置いて鏡に対して《アン・ファス》、左を軸脚として右前の5番ポジシオンで立って下さい。
右脚をポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンドに伸ばしてから、ク・ドゥ・ピエ・ドゥヴァンに引き上げます、ここまでがプレパラシオンです。
ク・ドゥ・ピエ・ドゥヴァンに引き上げた右脚を、デガージェ・ア・ラ・スゴンドに向かって伸ばすように開きますが、膝を伸ばしきるのではなく、膝の真下に爪先がきたらク・ドゥ・ピエ・デリエールに爪先を引き戻します。再びデガージェ・ア・ラ・スゴンドに向かって右脚を開いていき、膝の真下に爪先がきたらク・ドゥ・ピエ・ドゥヴァンに爪先を引き戻します。この繰り返しです。
この《プティ・バットマン》のとき、極端な言い方をするならば、動作脚の“膝から下”しか動かさないということになります。
では改めてゆっくり練習してみましょうか?
56 ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド→78 ク・ドゥ・ピエ・ドゥヴァン→12 膝下に向かって爪先を開く→34 ク・ドゥ・ピエ・デリエール→56 膝下に向かって爪先を開く→78 ク・ドゥ・ピエ・ドゥヴァン→
いかがですか?
股関節のターン・アウトを守って、内腿で膝を支えましょう。
爪先を開いて停める膝下の位置は、何回繰り返したとしても“同じ位置”、軸脚と爪先の距離 は全て同じでなければなりません。
ク・ドゥ・ピエ・ドゥヴァン、ク・ドゥ・ピエ・デリエールに爪先を引き戻したとき、重心が軸脚の方にズレて動作脚側の骨盤が下がったり、逆に爪先を開くときに、脚より先に動作脚側の骨盤が上がってはいけませんね。トルソーをしっかり引き上げておきましょう。
少しテンポを上げてみましょうか?
56 ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド→78 ク・ドゥ・ピエ・ドゥヴァン→1 膝下に向かって爪先を開く→2 ク・ドゥ・ピエ・デリエール→3 膝下に向かって爪先を開く→4 ク・ドゥ・ピエ・ドゥヴァン→5 膝下に向かって爪先を開く→6 ク・ドゥ・ピエ・デリエール→7 膝下に向かって爪先を開く→8 ク・ドゥ・ピエ・ドゥヴァン→
テンポが速くなると、動作脚の膝を吊り上げて動かないように留めておく力が弱くなりますね 内腿でしっかり引き上げるようにしましょう。
少し速くなったテンポに遅れないようにと緊張して、トルソー、特に両肩に無駄な力 が入っていませんか?トルソーは重心がグラグラしないように真っ直ぐに保たなければなりませんが、固まっていてはいけませんよ
さらにテンポが速くなります
1カウント で爪先を開いて閉じるの繰り返しになり、そしてさらに1カウント で爪先を開いて閉じる開いて閉じるの繰り返しとなり、《プティ・バットマン》が完成するのです
アンサンブル・ド・ミューズのレッスンでは、強い力で引っ張られた“振り子”のような爪先がク・ドゥ・ピエに引き付けられ、引き付けられた瞬間に引っ張る力が消えると、解放された爪先はア・ラ・スゴンドに向かって飛んで行こうとする。その爪先=膝下のラインを“膝下にある見えない壁”がしっかり停める、とイメージしながらレッスンするようにしています