バレエ・メソッド アンサンブル・ド・ミューズ スタイル

クラシック・バレエの実際のレッスンをモデルとして、正確に無理なく美しく動き踊るためのヒントやアドバイスをお伝えします。

ポワント・レッスン センター・ワーク ピケ・アン・ドゥダーン

2012-08-30 09:50:42 | 日記
前回練習したデヴロッペ・ア・ラ・スゴンド・ルルヴェとそのアンシェヌマン、スムーズに大らかに動けるようになりましたか?
きちんとルルヴェで立つ、トルソーの向きを正確にする、など大切なポイントを守りながらいろいろなアンシェヌマンに挑戦してみるといいですね。
今回はピケ・アン・ドゥダーンを練習しましょう。
ポワントの方がドゥミ・ポワントのときよりも回転しやすくなりますから、それだけに軸を真っ直ぐに支えることが大切です。
でははじめましょう。
上手奥で右脚ポワン・タンジュ・ドゥヴァン・クロワゼ、アームスは右アン・ナヴァン、左ア・ラ・スゴンド。
プレパラシオン→8 右脚ドゥミ・ロン・ドゥしてポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド、左脚ドゥミ・プリエ→1 右脚ピケ-左脚ルティレ→2 左脚ドゥミ・プリエ、右脚ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド→3 右脚ピケ-左脚ルティレ→4 左脚ドゥミ・プリエ、右脚ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド→5 右脚ピケ-左脚ルティレ→6 左脚ドゥミ・プリエ、右脚ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド→7 右脚ピケ-左脚ルティレ-トゥール・アン・ドゥダーン→8 左脚ドゥミ・プリエ、右脚ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド→1 右脚ピケ-左脚ルティレ→2 左脚ドゥミ・プリエ、右脚ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド→3 右脚ピケ-左脚ルティレ→4 左脚ドゥミ・プリエ、右脚ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド→5 右脚ピケ-左脚ルティレ→6 左脚ドゥミ・プリエ、右脚ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド→7 右脚ピケ-左脚ルティレ-トゥール・アン・ドゥダーン→8 左脚ドゥミ・プリエ、右脚ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド→…
いかがですか?
まずはきちんとピケで立つことを大切にしましょう。
大事なポイントをいくつか確認しておきましょうね。
いつも言うことですが、ピケをする直前にポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンドした脚を引き戻してはいけません。それではプリエが浮き上がってしまってトルソーを軸脚の真上に押し上げることが中途半端になりかねませんよ。
ポワントの真上にお臍があるようにトルソーを引き上げましょう。そして肩甲骨の辺りから背中が反ってしまったりしないようにきちんと支えましょう。
トゥール・アン・ドゥダーンをする瞬間にアン・ナヴァンのアームスをア・ラ・スゴンドに開きますが、同時に後からのアームスを寄せて両手をアン・ナヴァンにします。あとからのアームスが遅れたり、先行するアームスの開きが足りなかったりあるいは開きすぎたりすると、バランスを崩す元になりますよ。
トゥール・アン・ドゥダーンが終わったらきちんとドゥミ・ポワント-ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンドに下りましょう。重心がポワン・タンジュの方にズレたり、ポワン・タンジュの脚のポジシオンがズレたりしないように気を付けて下さいね。
1回転であれば、軸脚の真上にきちんと立っていればアームスのコントロールだけできちんと回転することが出来ます。必要以上に勢いを付ける必要はありませんよ。
それではゆっくりのテンポで全部回転してみましょう。
上手奥で右脚ポワン・タンジュ・ドゥヴァン・クロワゼ、アームスは右アン・ナヴァン、左ア・ラ・スゴンド。
プレパラシオン→8 右脚ドゥミ・ロン・ドゥしてポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド、左脚ドゥミ・プリエ→1 右脚ピケ-トゥール・アン・ドゥダーン→2 左脚ドゥミ・プリエ、右脚ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド→3 右脚ピケ-トゥール・アン・ドゥダーン→4 左脚ドゥミ・プリエ、右脚ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド→5 右脚ピケ-トゥール・アン・ドゥダーン→6 左脚ドゥミ・プリエ、右脚ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド→7 右脚ピケ-トゥール・アン・ドゥダーン→8 左脚ドゥミ・プリエ、右脚ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド→…
いかがですか?
はじめは1回転したらきちんとドゥミ・プリエ-ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンドのプレパラシオンに下りる練習しましょう。プレパラシオンに下りるたびに進行方向がズレていないか、ポワン・タンジュのポジシオンがズレていないかを確認しながら繰りかえしましょう。1回転ごとにきちんと方向を定めることが出来なければ、マネージュできちんと円周上を移動することは出来ません。
素晴らしく速いテンポで繰り返されるピケ・アン・トゥールナンやそのマネージュには目を見張るものがありますが、見た目の華やかさに惑わされてはいけません。速いテンポであればあるほどきちんとしたコントロールに基づいているのです。“速さ”だけが素晴らしいことなのではありません。少しゆっくりのテンポでも構わないのですから
丁寧に正確にコントロールすることを大切にしましょう。

ポワント・レッスン センター・ワーク デヴロッペ・ア・ラ・スゴンド・ルルヴェ

2012-08-27 12:08:11 | 日記
前回練習したデヴロッペ・ア・ラ・スゴンドに続いて今回はルルヴェを練習しましょう。
ピケはポワントの上に重心を移動して引き上げるのが中途半端なままだとしっかり立つことが出来ませんが、ルルヴェはプリエのときに重心が落ちているときちんと立つことが出来ませんね。当たり前のことですが、動作脚の動きは同じでも軸脚のコントロールが違います。乱暴な動きにならないように、まず丁寧に練習しましょう。
センター奥で左脚アティチュード・ア・テール・クロワゼ、アームスはドゥミ・スゴンド。
プレパラシオン→8 右脚ドゥミ・プリエ、左脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール→1 左脚デヴロッペ・ア・ラ・スゴンド・アン・ファス、右脚ルルヴェ→2 左脚ドゥミ・プリエ、右脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール・クロワゼ→3 右脚デヴロッペ・ア・ラ・スゴンド・アン・ファス、左脚ルルヴェ→4 右脚ドゥミ・プリエ、左脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール・クロワゼ→5 左脚デヴロッペ・ア・ラ・スゴンド・アン・ファス、右脚ルルヴェ→6 左脚ドゥミ・プリエ、右脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール・クロワゼ→7 右脚デヴロッペ・ア・ラ・スゴンド・アン・ファス、左脚ルルヴェ→8 右脚ドゥミ・プリエ、左脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール・クロワゼ→…
アームスは
ク・ドゥ・ピエ・デリエール-ドゥミ・プリエのときにアン・ナヴァン。
デヴロッペのときに動作脚と同じ側をアン・オー、もう一方をア・ラ・スゴンドの開く。
動作脚をおろすのと同時にアン・オーのアームスを開いてアン・バを通過させてアン・ナヴァンに。

いかがですか?
気を付けたいポイントを確認していきましょう。
ク・ドゥ・ピエ-ドゥミ・プリエのとき股関節のターン・アウトが失われたりお尻を引いて前かがみにならないように気を付けましょう。
動作脚をク・ドゥ・ピエから素早くルティレまで引き上げることでルルヴェをする軸脚を引き上げる、とイメージして下さい。何度もいうことですが、動作脚の引き上げが遅いとルルヴェで持ち堪えられずデヴロッペが完了する前にポワントから落ちてしまいますよ。
動作脚を下すことで身体の向きを変えましょう。
ドゥミ・プリエにしっかり踏み込むことは、ドスンと座り込むように重心を落とすこととは違います。勘違いの動きにならないように気を付けて下さいね。
きちんとデヴロッペ・ルルヴェが出来るようになったら、アン・ファスではなくエカルテ・ドゥヴァンにデヴロッペ・ルルヴェをする練習をしましょう。
それでは少し変化させてみましょう。
センター奥で左脚アティチュード・ア・テール・クロワゼ、アームスはドゥミ・スゴンド。
プレパラシオン→8 右脚ドゥミ・プリエ、左脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール→1 左脚デヴロッペ・ア・ラ・スゴンド・エカルテ・ドゥヴァン、右脚ルルヴェ→2 左脚前クロワゼ-シャセ→左脚ドゥミ・プリエ、右脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール・クロワゼ→3 右脚デヴロッペ・ア・ラ・スゴンド・エカルテ・ドゥヴァン、左脚ルルヴェ→4 右脚前クロワゼ-シャセ→右脚ドゥミ・プリエ、左脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール・クロワゼ→5 左脚デヴロッペ・ア・ラ・スゴンド・エカルテ・ドゥヴァン、右脚ルルヴェ→6 左脚前クロワゼ-シャセ→7 左脚ピケ、右脚アティチュード・デリエール・クロワゼ→8 左脚ドゥミ・プリエ、右脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール・クロワゼ→1 右脚デヴロッペ・ア・ラ・スゴンド・エカルテ・ドゥヴァン、左脚ルルヴェ→2 右脚前クロワゼ-シャセ→右脚ドゥミ・プリエ、左脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール・クロワゼ→3 左脚デヴロッペ・ア・ラ・スゴンド・エカルテ・ドゥヴァン、右脚ルルヴェ→4 左脚前クロワゼ-シャセ→左脚ドゥミ・プリエ、右脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール・クロワゼ→5 右脚デヴロッペ・ア・ラ・スゴンド・エカルテ・ドゥヴァン、左脚ルルヴェ→6 右脚前クロワゼ-シャセ→7 右脚ピケ、左脚アティチュード・デリエール・クロワゼ→8 右脚ドゥミ・プリエ、左脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール・クロワゼ→…
いかがですか?
シャセのあと前側の脚に重心を移すタイミングが遅れないように気を付けて下さいね。
交互にルルヴェをしたらアティチュードはピケです。成り行きのままに勘違いしてルルヴェをしないように動きを切り替えましょう。
デヴロッペ・ア・ラ・スゴンドとシャセの組み合わせも、シャセをシャセ・アン・トゥールナンにして動きに変化をもたせることも出来ますね。
前回練習したのはピケ、今回はルルヴェです。ピケかルルヴェかきちんと指示に従いましょう。特別な指示が無い限りピケとルルヴェが適当に入り混じった動きをしてはいけません。デヴロッペ・ア・ラ・スゴンドをする動作脚の動きに惑わせれてはいけませんね。重ねて言いますが、、ピケはピケ、ルルヴェはルルヴェ、まったく異なる動きだということを忘れないで下さいね。

ポワント・レッスン センター・ワーク デヴロッペ・ア・ラ・スゴンド・ピケ

2012-08-23 09:04:12 | 日記
前回練習したグリッサード-アラベスク・ピケ、スムーズに動きを繋いでいくことが出来るようになりましたか?
ピケでちゃんと立ったのかそうでないのか分からないうちに軸脚の膝や足首が緩んでプリエに落っこちてしまったり、グリッサードのターン・アウトが失われたりしていませんか?
きちんと出来ればそれだけで美しい動きですから、慌てずに丁寧に練習して下さいね。
今回はデヴロッペ・ア・ラ・スゴンドをピケで練習します。
でははじめましょう。
センター奥で右脚前5番ポジシオン・クロワゼ、アームスはアン・バ。
プレパラシオン→8 左脚ドゥミ・プリエ、右脚ポワン・タンジュ・ドゥヴァン・クロワゼ→1 右脚にピケ、左脚ク・ドゥ・ピエ・デリエールからデヴロッペ・ア・ラ・スゴンド→2 左脚ドゥミ・プリエ、右脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール→3 右脚を一歩引いて左脚ポワン・タンジュ・ドゥヴァン・クロワゼ→4 右脚ドゥミ・プリエ→5 左脚ピケ、右脚ク・ドゥ・ピエ・デリエールからデヴロッペ・ア・ラ・スゴンド→6 右脚ドゥミ・プリエ、左脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール→7 左脚を一歩引いて右脚ポワン・タンジュ・ドゥヴァン・クロワゼ→8 左脚ドゥミ・プリエ⇒1 右脚にピケ、左脚ク・ドゥ・ピエ・デリエールからデヴロッペ・ア・ラ・スゴンド→2 左脚ドゥミ・プリエ、右脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール→3 右脚を一歩引いて左脚ポワン・タンジュ・ドゥヴァン・クロワゼ→4 右脚ドゥミ・プリエ→5 左脚ピケ、右脚ク・ドゥ・ピエ・デリエールからデヴロッペ・ア・ラ・スゴンド→6 右脚ドゥミ・プリエ、左脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール→7 左脚を一歩引いて右脚ポワン・タンジュ・ドゥヴァン・クロワゼ→8 左脚ドゥミ・プリエ⇒…
アームスは
ポワン・タンジュ・ドゥヴァン-ドゥミ・プリエのときにアン・ナヴァン
デヴロッペ・ア・ラ・スゴンドのときに動作脚と同じ側のアームスをアン・オーのアロンジェに、もう一方をア・ラ・スゴンドに開く
ク・ドゥ・ピエ・デリエール-ドゥミ・プリエに下りるときにアン・オー・アロンジェのアームスはアン・バを通過してアン・ナヴァンに
ク・ドゥ・ピエ・デリエールの脚を一歩引くときにア・ラ・スゴンドのアームスもアン・バを通過してアン・ナヴァンに

いかがですか?
大事なポイントを確認しておきましょう。
クロワゼの方向にピケをしてデヴロッペ・ア・ラ・スゴンドはアン・ファスで、デヴロッペした脚を下す時にさらにクロワゼに向きを変えてク・ドゥ・ピエ・デリエール・クロワゼ-ドゥミ・プリエをします。ピケをしてデヴロッペをしながら反対のクロワゼの方向に大きく向きを変えていく動き方もありますが、まずはきちんとピケに立ち、デヴロッペをし、ドゥミ・プリエに下りるという一連の動きがスムーズに繋がるように練習しましょう。
アン・ナヴァンからアン・オー・アロンジェとア・ラ・スゴンドにそれぞれ引き上げるアームスがデヴロッペをする脚の動きよりも遅くならないように気を付けて下さいね。アームスの動きが遅れるとトルソーをきちんと引き上げられないだけでなく、ポゼが完成しませんから、間の抜けた動きに見えてしまいますよ。
デヴロッペをする動作脚はク・ドゥ・ピエ・デリエール→ルティレで停めることなく一気に膝を引き上げて、膝下を伸ばしましょう。膝の引き上げが遅れると膝下を伸ばす時間が足りなくなったり、蹴りだすような中途半端な動きになってしまいますから気を付けましょう。
アームスをアン・オー・アロンジェに引き上げながら頭部も手先のほうに向けてエポールマン大切にして下さい。
まずきちんとピケで立つことを大切にして下さい。デヴロッペの脚が上がった時にはポワントからア・テールに落っこちていた、というのではバレエのパとはいえませんね。重心が後ろに引っ張られないように気を付けましょう。
シャセを先行させて大きく移動を伴うようになったときにもピケで確実に立つことを大切にして下さいね。成り行き任せ、流しっぱなしの動きにならないように一つ一つのポジシオンに気を配りましょう。

今回は自分の動きを目で確認出来るように鏡に向かって練習しましたが、アンシェヌマンに組み入れられたときには、その時に応じて方向が曖昧にならないように気を付けましょう。また今回はピケで練習しましたが、バーでも練習したようにルルヴェでも行いますし、アン・トゥールナンにも発展していきます。まずは基本の“基”を大切に

ポワント・レッスン センター・ワーク グリッサード・アラベスク

2012-08-20 07:28:55 | 日記
前回練習したピケ・アラベスク、きちんとピケをした脚の上に重心を引き上げて立つことが出来るようになりましたか?後半に練習したアンシェヌマンでアラベスク・プリエのあとシュル・レ・ポワントに引き上げてパ・ドゥ・ブーレをするパートでも、スムーズにポワントに引き上げることが出来るようになりましたか?反動をつけたり力任せの動きになったりしないように気を付けて丁寧に練習しましょう。
今回はグリッサードとアラベスクを組み合わせて練習します。右→左と交互に動いていきますよ。
でははじめましょう。
センター奥で右脚後ろアティチュード・ア・テール、アームスはドゥミ・スゴンド。
→8 プレパラシオン→1 右にグリッサード→2 左前4番クロワゼ・ドゥミ・プリエ→3 右脚ピケ、左脚アラベスク→4 右脚ドゥミ・プリエ→5 左にグリッサード→6 右前4番クロワゼ・ドゥミ・プリエ→7 左脚ピケ、右脚アラベスク→8 左脚ドゥミ・プリエ→1右にグリッサード→ 2 左前4番クロワゼ・ドゥミ・プリエ→3 右脚ピケ、左脚アラベスク→4 右脚ドゥミ・プリエ→5 パ・ドゥ・ブーレ・→6 シュル・レ・ポワント→左脚前5番→7 左脚ルティレ、右脚ルルヴェ→8 左後ろ5番ドゥミ・プリエ→左脚アティチュード・ア・テール→1 左にグリッサード→2 右前4番クロワゼ・ドゥミ・プリエ→3 左脚ピケ、右脚アラベスク→4 左脚ドゥミ・プリエ→5 右にグリッサード→6 左前4番クロワゼ・ドゥミ・プリエ→7 右脚ピケ、左脚アラベスク→8 右脚ドゥミ・プリエ→1 左にグリッサード→2 右前4番クロワゼ・ドゥミ・プリエ→3 左脚ピケ、右脚アラベスク→4 左脚ドゥミ・プリエ→5 パ・ドゥ・ブーレ・→6 シュル・レ・ポワント→右脚前5番→7 右脚ルティレ、左脚ルルヴェ→8 右後ろ5番ドゥミ・プリエ→右脚アティチュード・ア・テール⇒…
アームスは
グリッサードのときにはドゥミ・スゴンド。
グリッサードの後の4番クロワゼ・ドゥミ・プリエのときにアン・バからアン・ナヴァンに引き上げる。
アラベスクは1番アラベスク。

いかがですか?
もっともシンプルな基本のアンシェヌマンです。
大事なポイントをいくつか確認してみましょう。
グリッサードのあとの4番ドゥミ・プリエが中途半端に浮き上がらないように、かといって座り込むように腰が落ちてしまわないように気を付けましょう。
ピケの事前動作としてポワン・タンジュに脚を伸ばしたとき、上体が前かがみにならないように気を付けて下さいね。
ピケ・アラベスクのあと軸脚のドゥミ・プリエに下りますが、アラベスクの脚が脱力してぶら下がってはいけませんね。次のグリッサードは、そのアラベスクの脚を爪先の方から引っ張られて重心の移動が起きるというイメージです。
アームスの動きにも気を付けましょう。無頓着・無意味にヒラヒラと動かしては美しくありませんよ。
では少しだけアレンジしてみましょう。
センター奥で右脚後ろアティチュード・ア・テール、アームスはドゥミ・スゴンド。
→8 プレパラシオン→1 右にグリッサード→2 左前4番クロワゼ・ドゥミ・プリエ→3 右脚ピケ、左脚アラベスク→4 右脚ドゥミ・プリエ→5 左にグリッサード→6 右前4番クロワゼ・ドゥミ・プリエ→7 左脚ピケ、右脚アラベスク→8 左脚ドゥミ・プリエ→1右にグリッサード→ 2 左前4番クロワゼ・ドゥミ・プリエ→3 右脚ピケ、左脚アラベスク→4 右脚ドゥミ・プリエ→5 アラベスク・ルルヴェ→6 右脚ドゥミ・プリエ→7 アラベスク・ルルヴェ→8 右脚ドゥミ・プリエ→1 左にグリッサード→2 右前4番クロワゼ・ドゥミ・プリエ→3 左脚ピケ、右脚アラベスク→4 左脚ドゥミ・プリエ→5 右にグリッサード→6 左前4番クロワゼ・ドゥミ・プリエ→7 右脚ピケ、左脚アラベスク→8 右脚ドゥミ・プリエ→1 左にグリッサード→2 右前4番クロワゼ・ドゥミ・プリエ→3 左脚ピケ、右脚アラベスク→4 左脚ドゥミ・プリエ→5 アラベスク・ルルヴェ→6 左脚ドゥミ・プリエ→7 アラベスク・ルルヴェ→8 左脚ドゥミ・プリエ⇒…
いかがですか?
後半にアラベスク・ルルヴェを2回行います。
バーのような掴まるところがありませんから簡単に反動を付けることも出来ませんね。もしもしっかりトルソーを引き上げて膝や足首をきちんと伸ばすことが難しいようなら無理に挑戦してはいけません。少しずつ脚や足首が強くなるのに従って練習して下さいね。

ポワント・レッスン センター・ワーク ピケ・アラベスク

2012-08-16 09:55:59 | 日記
前回練習したアッサンブレ・シュル・レ・ポワント、上から吊り上げられるように自然にシュル・レ・ポワントに引き上げられるようになりましたか?ぎこちない動きにならないように気を付けて下さいね。
今回はピケ・アラベスクを練習しましょう。極めてシンプルなパの連続ですがきちんと立つことが出来れば本当に美しいパですよ。
でははじめましょう。
上手奥で右脚アティチュード・ア・テール・クロワゼ、アームスはアン・バから最初のピケ・アラベスクで1番アラベスクのアームスに。
→8 プレパラシオン→1 右脚でピケ・アン・ナヴァン、左脚アラベスク→2 左脚ア・テール、右脚アティチュード・ア・テール→3 右脚でピケ・アン・ナヴァン、左脚アラベスク→4 左脚ア・テール、右脚アティチュード・ア・テール→5 右脚でピケ・アン・ナヴァン、左脚アラベスク→6 左脚ア・テール、右脚アティチュード・ア・テール→7 右脚でピケ・アン・ナヴァン、左脚アラベスク→8 左脚ア・テール、右脚アティチュード・ア・テール→…
いかがですか?
少しゆっくりのテンポで、確実にピケで立つ練習をするといいですね。
バレエ・シューズで練習したときと重複しますが、大事なポイントを確認していきましょう。
アティチュード・ア・テールの脚をポワン・タンジュ・ドゥヴァンに出すときには、軸脚のドゥミ・プリエと同時にク・ドゥ・ピエ・ア・ラ・スゴンドを通過するようにしましょう。動き慣れてきたらバチュをしてもいいですね。
いつもいつも言うことですが、ピケする脚を引き戻してはいけません。ドゥミ・プリエしている脚でトルソーを押し上げるよに重心を送りだしてアラベスクをしましょう。
アラベスクの脚の高さは低くても一向に構いませんが、頂点に達するスピードが遅くならないように気を付けて下さいね。脚の上りが遅いと、そのことが重心を後ろに引っ張ることになったりしますよ。
アラベスクの脚を下し1番ポジシオン・シュル・レ・ポワントを通過してア・テールに下ります。アラベスクの脚が1番ポジシオンを通過するより先にピケした脚がア・テールに落ちてはいけませんね。
アラベスクした脚をきちんとア・テールに下したらもう一方の脚をアティチュード・ア・テールにしましょう。その脚をク・ドゥ・ピエ・ア・ラ・スゴンドに引きつけるのと同時に軸脚でドゥミ・プリエ、次のピケ・アラベスクに進みます。
ピケ・アラベスクで立ち上がったときお臍がポワントの真上に来るように重心を引き上げましょう。トルソーを前に倒しすぎたり、アゴが上がったりしないように気を付けて下さいね。
ジュニア・クラスでポワントを履き始めて日が浅い生徒によくいうことなのですが、“カメラでシャッターをきる間はアラベスクで立っていましょう”。立ったと思ったらすぐにア・テールに落っこちないように、きちんとアラベスクを見せるというイメージを大切にしましょう。
それでは少し変化させてみましょう。
上手奥で右脚アティチュード・ア・テール・クロワゼ、アームスはアン・バから最初のピケ・アラベスクで1番アラベスクのアームスに。
→8 プレパラシオン→1 右脚でピケ・アン・ナヴァン、左脚アラベスク→2 左脚ア・テール、右脚アティチュード・ア・テール→3 右脚でピケ・アン・ナヴァン、左脚アラベスク→4 左脚ア・テール、右脚アティチュード・ア・テール→5 右脚でピケ・アン・ナヴァン、左脚アラベスク→6 アラベスク・プリエ→7 右前5番シュル・レ・ポワント→8 右脚をア・ラ・スゴンドに→2番シュル・レ・ポワント→左脚前5番ドゥミ・プリエ・エファセ→1 左脚でピケ・アン・ナヴァン、右脚アラベスク→2 右脚ア・テール、左脚アティチュード・ア・テール→3 左脚でピケ・アン・ナヴァン、右脚アラベスク→4 右脚ア・テール、左脚アティチュード・ア・テール→5 左脚でピケ・アン・ナヴァン、右脚アラベスク→6 アラベスク・プリエ→7 左前5番シュル・レ・ポワント→8 左脚をア・ラ・スゴンドに→2番シュル・レ・ポワント→右脚前5番ドゥミ・プリエ・エファセ→…
いかがですか?
カウント6から8のところはパ・ドゥ・ブーレです。
アラベスク・プリエからパ・ドゥ・ブーレのための5番シュル・レ・ポワントに引き上げて立ち上がるところがガクガクした動きにならないように注意しましょう。

ピケ・アラベスク、シンプルなパですがシャープで素早い動きもゆったり大らかな動きも様々な表現が出来ますし、アームスのポジシオンによってもその表情は変化します。まず真っ直ぐにきちんとピケしてアラベスクで立つこと、その基本の“基”を大切にしましょう。