バレエ・メソッド アンサンブル・ド・ミューズ スタイル

クラシック・バレエの実際のレッスンをモデルとして、正確に無理なく美しく動き踊るためのヒントやアドバイスをお伝えします。

センター・レッスン vol.5 シャセ・アン・トゥールナン

2011-01-24 12:48:13 | 日記
前回練習したストゥーニュ・アン・トゥールナン・アン・ドゥオール&アン・ドゥダーンの繰り返し、混乱することなくスムーズに出来るようになりましたか?
今回もアン・トゥールナンをもう一つ練習しましょう。
跳躍を伴うアン・トゥールナン、シャセ・アン・トゥールナンです。
基本のシャセは、
右脚前5番ポジシオン・エファセ→右エファセにトンベ→左後ろ5番ポジシオンに引き付けて真上に跳躍→左脚ドゥミ・プリエ、右ポワン・タンジュ・ドゥヴァン・エファセで着地→右エファセにトンベ→左後ろ5番ポジシオンに引き付けて跳躍→
の繰り返しで移動するパでしたね。
さあ、それではシャセ・アン・トゥールナンです。
右前5番ポジシオン・エファセで準備して下さい。アームスはアン・バ。
プレパラシオンで右脚ポワン・タンジュ・ドゥヴァン・エファセ、アームスは右アン・ナヴァン、左ア・ラ・スゴンド。
→8 プレパラシオン⇒1 右エファセにトンベ→2 →3 左脚を後ろに引き付けて跳躍しながら右方向に回転→4 左ドゥミ・プリエ、右ポワン・タンジュ・ドゥヴァン・エファセ⇒5 右エファセにトンベ→6 →7 左脚を後ろに引き付けて跳躍しながら右方向に回転→8 左ドゥミ・プリエ、右ポワン・タンジュ・ドゥヴァン・エファセ⇒…
アームスは、トンベまでは右アン・ナヴァン、左ア・ラ・スゴンドで、左脚を後ろの5番に引き付けると同時に両腕をアン・ナヴァンにして、着地で再び右アン・ナヴァン、左ア・ラ・スゴンドに開きます。この繰り返しです。
このようにまずはゆっくりのテンポで、トンベの方向や着地したときのエファセの方向などに注意しながら練習しましょう。
トンベのときトルソーを真っ直ぐに引き上げておきましょう。トルソーが脱力したように前傾すると、次にトルソーを引き起こしながら跳躍して回転することになり、トルソーそのものを振り回すような不恰好な回転になってしまいますよ
跳躍して回転するときに、きちんと5番ポジシオンに両脚が重なっていることをチェックして下さいね。脚の引き付けが遅れて、バラバラに解けた脚で回転を急いではいけません
回転するときにアームスのポジシオンが崩れてはいけません。肘が下がったり手先が垂れ下がったり、肘を曲げすぎて腕全体が縮んだりしてはいけません
着地して左脚ドゥミ・プリエ、右ポワン・タンジュ・ドゥヴァンをしたとき、トルソーが後ろに倒れ掛かるように伸びてしまってはいけません。骨盤を真っ直ぐに立ててプリエをし、トルソーを真上に引き上げておきましょう。
さぁ、今度はテンポを速くして練習してみましょう。
→8 プレパラシオン⇒1 右エファセにトンベ→左脚を引き付けて跳躍→2 右方向に回転→左ドゥミ・プリエで着地、右ポワン・タンジュ・ドゥヴァン・エファセ⇒3 トンベ→左脚を引き付けて跳躍→4 右方向に回転→左ドゥミ・プリエで着地、右ポワン・タンジュ・ドゥヴァン・エファセ⇒5 トンベ→跳躍→6 回転→着地⇒7 トンベ→跳躍→8 回転→着地⇒…
いかがですか?トルソーが捩れたり、進行方向が蛇行したりしませんでしたか?
シャセ・アン・トゥールナンは決して派手な大技ではありませんが、安定した素早いシャセ・アン・トゥールナンの連続は、スタッカートの連打のように軽快で見応えのあるアンシェヌマンです。
速いテンポでの連続がスムーズに出来るようになったら、アームスにももう一つ動きをつけましょう。
トンベのあと跳躍して回転を始めるときに、アン・ナヴァンにしていたアームスを素早くア・ラ・スゴンドに開いてアン・オーに引き上げながら、トルソーの回転を助けるのです。動きに華やかさが加わりますよ

センター・レッスン vol.5 アン・トゥールナン part2

2011-01-20 11:00:30 | 日記
前回練習したグリッサード・アン・トゥールナン、とくに連続して行う場合スムーズに回転と移動を続けられるようになりましたか?
今回もシンプルな回転するパの練習です。
まずストゥーニュ・アン・トゥールナン・アン・ドゥダーンを練習しましょう。
右脚前5番ポジシオン・クロワゼ、アームスはアン・バで準備して下さい。
プレパラシオンで左脚ポワン・タンジュ・デリエール・クロワゼ、アームスは右アン・ナヴァン、左ア・ラ・スゴンド。
プレパラシオン→1 左脚デガージェ・ア・ラ・スゴンド・アン・ファス、右脚ドゥミ・プリエ→2 左前5番ポジシオン・ドゥミ・ポワント・クロワゼ→3 右方向に回転→4 右脚前5番ポジシオン・ドゥミ・プリエ・クロワゼ
アームスは、アン・ファスでデガージェ・ア・ラ・スゴンド-ドゥミ・プリエのときに両方ともア・ラ・スゴンド、左脚前5番ドゥミ・ポワントのときにアン・ナヴァンに集めて回転します。そして回転が終わってドゥミ・プリエに下りるときにドゥミ・スゴンドに下げます。
はじめにドゥミ・プリエをした右軸脚の前に左脚を引き付けて、ドゥミ・ポワントに引き上げます。5番ポジシオンで両脚を深くしっかり重ねましょう。
回転するときに足踏みのように小刻みに足を踏み変えてはいけません。それではパ・ドゥ・ブーレになってしまいます
左脚ア・ラ・スゴンド・デガージェ-アン・ファスのとき、必要以上に脚を高く上げてはいけません。あくまでも5番ポジシオン・ドゥミ・ポワントに引き上げるための予備動作だということを忘れずに
デガージェ・ア・ラ・スゴンド-アン・ファスのときに、脚を上げることに集中しすぎて、ドッカリと座り込むようなプリエをしてはいけません。トルソーをしっかり引き上げてプリエをしましょう。
今度はストゥーニュ・アン・トゥールナン・アン・ドゥオールを練習しましょう。
右脚前5番ポジシオン・クロワゼ、アームスはアン・バで準備して下さい。
プレパラシオンで左脚アティチュード・ア・テール・デリエール・クロワゼ、アームスは右アン・ナヴァン、左ア・ラ・スゴンド。
プレパラシオン→1 右脚デガージェ・ア・ラ・スゴンド-左脚ドゥミ・プリエ-アン・ファス→2 右後ろ5番ポジシオン・ドゥミ・ポワント・クロワゼ→3 右方向に回転→4 右脚前5番ポジシオン・ドゥミ・プリエ・クロワゼ
アームスは、アン・ファスでデガージェ・ア・ラ・スゴンド-ドゥミ・プリエをするところまではアン・ドゥダーンのときと同じですが、次に右脚を後ろに引き付けて5番ドゥミ・ポワントをするところで、アン・バを通してアン・ナヴァンに引き上げます。そして回転が終わってドゥミ・プリエに下りるときにドゥミ・スゴンドに下げます。
アン・ドゥダーンとアン・ドゥオールのわずかな違いが分かりましたか?
同じように右脚前5番ポジシオン・クロワゼ、そして左脚ポワン・タンジュ・デリエールまたは左脚アティチュード・ア・テール・デリエールから始めても、アン・ドゥダーンでは左脚をデガージェ・ア・ラ・スゴンドにし、アン・ドゥオールでは左脚に重心を移して右脚をデガージェ・ア・ラ・スゴンドにします。そしてどちらも回転は左脚前5番ドゥミ・ポワントで右方向に回転するのですから、はじめのデガージェ・ア・ラ・スゴンドとその脚を5番ポジシオンで前に引き付けるか後ろに引き付けるかでアン・ドゥオールかアン・ドゥダーンかが決まります。
それでは、アン・ドゥオールとアン・ドゥダーンを続けてみましょう。
右脚前5番ポジシオン・クロワゼ、アームスはアン・バ。
プレパラシオンで左脚ポワン・タンジュ・デリエール、アームスは右がアン・ナヴァン、左がア・ラ・スゴンド。
→8 プレパラシオン⇒1 左脚デガージェ・ア・ラ・スゴンド-ドゥミ・プリエ-アン・ファス→2 左前5番ドゥミ・ポワント・クロワゼ→3 右に回転→4 左脚アティチュード・ア・テール・デリエールに着地⇒5 右脚デガージェ・ア・ラ・スゴンド-ドゥミ・プリエ-アン・ファス→6 右後ろ5番ドゥミ・ポワント・クロワゼ→7 右に回転→8 左ポワン・タンジュ・デリエール・クロワゼ⇒1 左脚デガージェ・ア・ラ・スゴンド-ドゥミ・プリエ-アン・ファス→2 左前5番ドゥミ・ポワント・クロワゼ→3 右に回転→4 左脚アティチュード・ア・テール・デリエール⇒5 右脚デガージェ・ア・ラ・スゴンド-ドゥミ・プリエ-アン・ファス→6 右後ろ5番ドゥミ・ポワント・クロワゼ→7 右に回転→8 左ポワン・タンジュ・デリエール・クロワゼ⇒
いかがですか?アン・ドゥダーンとアン・ドゥオールの切り替え、スムーズに出来ましたか?
始めはここで練習しているようにカウントを区切ってゆっくり練習して、動きに慣れたら少しずつテンポを速くしていきましょう。
連続して行うときは、他の回転のパと同様に、首を残すことを忘れないで下さいね。そうしないと目が回ってしまいますよ

センター・レッスン vol.5 アン・トゥールナン

2011-01-17 11:15:34 | 日記
ブリゼバロッテカブリオールなど跳躍しながら空中でさらに脚を動かすパの練習が続きましたので、今回は回転のパを練習しようと思います。
とてもシンプルでそれほど難易度の高いパではありませんが、足下をきちんとまとめ、トルソーを真っ直ぐにコントロールすることでより美しい動きになります。
まずグリッサード・アン・トゥールナンを練習しましょう。
右脚前5番ポジシオン・クロワゼでアームスはアン・バ。
プレパラシオンで右脚ポワン・タンジュ・ドゥヴァン・クロワゼ、アームスは右がアン・ナヴァン、左がア・ラ・スゴンド。

プレパラシオン→1 右脚ポワン・タンジュ・ドゥヴァン・エファセにドゥミ・ロン・ドゥ・ジャンブ、左脚ドゥミ・プリエ→2 左脚前5番ポジシオン・クロワゼでドゥミ・ポワント→3 右方向に回転→4 右脚前5番ドゥミ・プリエに収める
カウント1でドゥミ・ロン・ドゥ・ジャンブをしてエファッセ・ドゥヴァンになった脚の上に、カウント2でトルソーを移動してドゥミ・ポワント(=ルルヴェ)をします。
プレパラシオンからカウント2までがグリッサードです。
アームスは回転をはじめるのと同時にアン・ナヴァンに集め、回転が終わって5番ポジシオン・ドゥミ・プリエに収めるときにドゥミ・スゴンドかアン・バに下ろします。
ではグリッサード・アン・トゥールナンを続けてみましょう。
→8 プレパラシオン⇒1 右脚ポワン・タンジュ・ドゥヴァン・エファセにドゥミ・ロン・ドゥ・ジャンブ、左脚ドゥミ・プリエ→2 左脚前5番ポジシオン・クロワゼでドゥミ・ポワント→3 右方向に回転→4 右脚前ポワン・タンジュ・ドゥヴァン・クロワゼ、左脚ドゥミ・プリエ→5 右脚ポワン・タンジュ・ドゥヴァン・エファセにドゥミ・ロン・ドゥ・ジャンブ-ドゥミ・プリエ→6 左脚前5番ポジシオン・クロワゼでドゥミ・ポワント→7 右方向に回転→8 右脚前ポワン・タンジュ・ドゥヴァン・クロワゼ-ドゥミ・プリエ→1 右脚ポワン・タンジュ・ドゥヴァン・エファセにドゥミ・ロン・ドゥ・ジャンブ-ドゥミ・プリエ→2 左脚前5番ポジシオン・クロワゼでドゥミ・ポワント→3 右方向に回転→4 右脚前ポワン・タンジュ・ドゥヴァン・クロワゼ-ドゥミ・プリエ→5 右脚ポワン・タンジュ・ドゥヴァン・エファセにドゥミ・ロン・ドゥ・ジャンブ-ドゥミ・プリエ→6 左脚前5番ポジシオン・クロワゼでドゥミ・ポワント→7 右方向に回転→8 右脚前ポワン・タンジュ・ドゥヴァン・クロワゼ-ドゥミ・プリエ→
連続した回転をする場合、アームスは右脚ポワン・タンジュ・クロワゼ・ドゥヴァン-ドゥミ・プリエのときに右アン・ナヴァンと左ア・ラ・スゴンド、回転するときにアン・ナヴァン、次の右脚ポワン・タンジュ・クロワゼ・ドゥヴァン-ドゥミ・プリエでまた右アン・ナヴァンと左ア・ラ・スゴンド、のように、開く 閉じる 開く 閉じる を繰り返します。
もっとも大切なことは、5番ポジシオン・ドゥミ・ポワント・クロワゼにトルソーを移動したとき、きちんと深く両脚を重ねて5番ポジシオンを守ることです。
グリッサード・アン・トゥールナンを続ける場合は、トルソーが後ろに残らないように、アンダー・バストが5番ポジシオンの前側の爪先の上にくるように気をつけるといいですよ
はじめは、ゆっくり丁寧にドゥミ・ロン・ドゥ・ジャンブをする脚の動きやトルソーの向き、5番ポジシオンに注意しながら練習して、少しずつスピードを上げていきましょう。
速いスピードで連続して行われる均一なグリッサード・アン・トゥールナンは、美しいものですよ

センター・レッスン vol.5 カブリオール

2011-01-13 10:27:14 | 日記
前回練習したカブリオール・エファセ・ドゥヴァン、先にバットマンをした脚を追いかけて後からの脚を引き上げられるようになりましたか?
今回はカブリオール・デリエールを練習しましょう。
まずはフェルメから。右脚クロワゼ・デリエール・アティチュード・ア・テール、アームスはアン・バで準備して下さい。
プレパラシオン→4 右脚で1歩前へトンベ→1 アラベスク・ソテ→2 右脚をアラベスクした左脚の下に引き付ける→3 右脚ドゥミ・プリエで着地→4 左後ろ5番ポジシオンに収める
アームスは右脚を1歩踏み出すときにアン・ナヴァン、アラベスク・ソテで1番アラベスクのポジシオン、着地のときもそのまま。
きちんとアラベスク・ソテを跳ぶことからカブリオールに移行します。
先にアラベスクに上げた脚を、後から引き上げる脚の方に打ち下ろしてはいけないことは、ドゥヴァンのときと同じです。
アラベスク・ソテで真っ直ぐに跳び上がりますが、トルソーを斜め前方上に引き上げる、とイメージすると楽に跳び上がることが出来ますよ
アラベスクの脚は無理に高く上げる必要はありません。脚を高く上げようとしてトルソーが必要以上に後ろに反ってしまっては、腰を痛める原因になってしまいます
着地してからアラベスクの脚を5番ポジシオンに引き戻すときは、たとえ一瞬でもポワン・タンジュを通過することを意識して下さいね。脱力した脚を落っことすような動きをしてはいけません
それではウーヴェルトの練習をしましょう。プレパラシオンとアームスはフェルメのときと同じです。
プレパラシオン→4 右脚で1歩前へトンべ→1 アラベスク・ソテ→2 右脚をアラベスクした左脚の下に引き付ける→3 右脚ドゥミ・プリエで着地→4 1番アラベスク、右脚ドゥミ・プリエでポゼ
着地のプリエでトルソーが前に倒れたり、後ろに反ったりと不自然な姿勢にならないように、背中をしっかり引き上げておきましょう。
最後に、前回練習したカブリオール・ドゥヴァンと今回練習したデリエールを組み合わせて、シンプルな短いアンシェヌマンを練習してみましょうか
プレパラシオンは右脚クロワゼ・デリエール・アティチュード・ア・テール、アームスはアン・バ。
→8 プレパラシオン⇒1 パ→2 ドゥ→3 ブーレ→4 4番ドゥミ・プリエ・クロワゼ→5 グリッサード→6 4番ドゥミ・プリエ・クロワゼ→7 カブリオール・エファセ・ドゥヴァン・フェルメ→8 右前5番ドゥミ・プリエ・エファセ⇒1 左脚から左方向へパ→2 ドゥ→3 ブーレ→4 4番ドゥミ・プリエ・クロワゼ→5 グリッサード→6 4番ドゥミ・プリエ・クロワゼ→7 アラベスク・ソテ→カブリオール・デリエール・ウーヴェルト→8 1番アラベスク、左脚ドゥミ・プリエ⇒…
パ・ドゥ・ブーレもグリッサードも助走のパです。カブリオールよりも助走のパのほうが勢いよく大きな動きにならないように気を付けて下さいね

センター・レッスン vol.5 カブリオール

2011-01-10 09:47:57 | 日記
前回練習したバロッテ、5番ポジシオン・タン・ルヴェにきちんと両脚を引き付けたり、あるいは両膝を同時に引き上げて曲げる感覚を掴めるようになりましたか?
今回はバトゥリーの中からカブリオールを練習しましょう。
カブリオール(Cabriole)は、飛び跳ねる、とんぼ返り、という意味の言葉が語源になっている動きです。
ドゥヴァンもデリエールもア・ラ・スゴンドもありますし、エファセでもクロワゼでも行うパです。
まずはエファセ・ドゥヴァン・フェルメを練習しましょう。
右脚ポワン・タンジュ・デリエール・クロワぜ、左脚ドゥミ・プリエ、アームスはアン・バで準備して下さい。
プレパラシオン⇒1 右脚をエファッセ・ドゥヴァンにバットマンしながら左脚で跳びあがる→2 左脚を右脚の後ろに引き上げる→3 左脚で着地→4 右脚前の5番ポジシオン・ドゥミ・プリエ
アームスは、右脚をバットマンして跳びあがると同時に左がアン・オー、右がア・ラ・スゴンド、着地のときもアームスのポジシオンは変えない。
バットマンをする動作脚の高さは60度あるいは45度でも構いません。脚の高さよりも、バットマンをすることでトルソーを引き上げて跳び上がるのだ、ということを忘れないで下さいね。
先にバットマンをした脚を後から引き上げる脚の方に打ち下ろしてはいけません 後から引き上げる脚で、先に上げた脚を更に打ち上げるのです。そうすると先に着地する脚、後から5番ポジシオンに引き付ける脚の動きが明確になりますよ
バットマンをしながら跳び上がるときトルソーが前屈みになってお尻を突き出すような姿勢になってはいけません アン・オーにするアームスで背中をしっかりと引き上げておきましょう。
着地して最初にバットマンした脚を5番ポジシオンン・ドゥミ・プリエに引き付けるとき、腰を引いてお辞儀のような姿勢にならないよう気を付けて下さいね
次はエファセ・ドゥヴァン・ウーヴェルトです。
名前が指示するとおりバットマンした脚を上げたまま着地します。
右脚ポワン・タンジュ・デリエール・クロワぜ、左脚ドゥミ・プリエ、アームスはアン・バで準備して下さい。
プレパラシオン⇒1 右脚をエファッセ・ドゥヴァンにバットマンしながら左脚で跳びあがる→2 左脚を右脚の後ろに引き上げる→3 左脚で着地→4 右脚はエファセ・ドゥヴァンにバットマンした高さに残す
アームスはフェルメの時と同じです。
残す脚の高さが90度以上になるとグラン・カブリオール・ウーヴェルトになります。
着地をして最初にバットマンをした脚をそのままの高さに残しますが、骨盤を前に押し出すような姿勢で後ろに倒れ掛かってはいけません アン・オーのアームスでトルソーをしっかり引き上げるようにしましょう。
グラン・カブリオール・ウーヴェルトは、はじめにバットマンした脚を下から更に打ち上げるように後からの脚を引き上げ、着地と同時に先にバットマンした脚が下がらないように、90度あるいはそれ以上に引き上げます。
着地したときトルソーが後ろに倒れてしまわないように十分に気を付けましょう。
空中で複数回脚を打ち合わせるカブリオールは、基本的には男性だけが行うパです。