バレエ・メソッド アンサンブル・ド・ミューズ スタイル

クラシック・バレエの実際のレッスンをモデルとして、正確に無理なく美しく動き踊るためのヒントやアドバイスをお伝えします。

センター・レッスンvol.5 アダージョ

2010-11-29 08:55:27 | 日記
これからセンター・レッスンをしましょう。
これまでのレッスンを通して様々なの構造や、そのを可能にするために必要な身体のコントロールのしかた、大事なポイントなどについての興味もさらに深まっているのではないでしょうか?
今回はアダージョです。
アンシェヌマンはシンプルですが、一つ一つの動きやポジシオンを丁寧に練習していきましょう。
まずは鏡に対してアン・ファス、右脚前5番ポジシオン、アームスはアン・バ。
→8 プレパラシオン⇒1 左ドゥミ・プリエ、右ポワン・タンジュ・ドゥヴァン、アームスはアン・ナヴァンから左ア・ラ・スゴンド、右アン・オー→2 →3 パンシェ・アン・ナヴァン→4 →5 トルソーを起こす→6 →7 左膝を伸ばして右脚ルティレ、アームスはアン・オー→8 →1 デヴロッペ・アン・ナヴァン、左アームスはアン・オー、右はア・ラ・スゴンド→2 →3 右脚ルティレに、アームスはアン・ナヴァン→4 →5 デヴロッペ・ア・ラ・スゴンド、アームスはア・ラ・スゴンドに→6 →7 右脚ルティレに、アームスはアン・ナヴァン→8 →1 デヴロッペ・アン・ナリエール=2番アラベスク→2 →3 右脚ルティレ、アームスはアン・ナヴァン→4 →5 デヴロッペ・ア・ラ・スゴンド、アームスはア・ラ・スゴンド→6 左脚ドゥミ・プリエ→7 右方向へトンベ→8 右脚ドゥミ・プリエ、左ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド→1 右方向にカンブレ、左アームスがアン・オーに→2 →3 トルソーを起こす→4 →5 左脚を前に引き付けて5番ポジシオン・シュス・スー、アームスはアン・オー→6 →7 ア・テール→8 プレパラシオン⇒左側…
プレパラシオンでは、アン・バのアームスをドゥミ・スゴンドに軽く広げて呼吸をし、まずトルソーを引き上げましょう
いかがですか?
このアンシェヌマンは、終盤のトンベの後の横方向へのカンブレまで動作脚を床に下ろすことなく軸脚で支え続けるのですから、身体ができていないと少し辛くなるかもしれませんね
このアダージョの練習では、まずしっかりした身体の中心軸を見つけることが先決ですから、無理して脚を高く上げる必要はありません。90度で結構ですよ。
では大切なポイントをチェックしていきましょう。
一番はじめのドゥミ・プリエ‐ポワン・タンジュ・ドゥヴァンのパンシェでは、背中が丸くなって顔を前に突き出すような動きになっては美しくありませんね 尾てい骨から頭のてっぺんまで引き上げるイメージで、股関節から平らにトルソーを前に畳むようにパンシェをして下さいね。
ドゥミ・プリエ‐ポワン・タンジュ・ドゥヴァンからルティレに右脚を引き上げるときは、まず動作脚の内腿を引き上げて膝をしっかりア・ラ・スゴンドに向けるコントロールを優先しましょう。動作脚の爪先を軸脚の膝横に引き付けてから膝を開くようなルティレをしてはいけません
デヴロッペをしたそれぞれの位置からルティレに脚を引き戻すときは、必ず膝を引き上げてターン・アウトすることを忘れないようにしましょう。
後半のデヴロッペ・ア・ラ・スゴンドの次に軸脚がドゥミ・プリエをしますが、動作脚側の骨盤が持ち上がってトルソーが軸脚側に傾いていませんか?次のトンベのルルヴェが中途半端になってしまいますよ
トンベをしたらトルソーをきちんと移動して、ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンドにした脚の上に重心が中途半端に残らないように気を付けましょう。
次の横方向へのカンブレではトルソーが前に被さるように倒れたり、股関節のターン・アウトを失ってはいけませんね たくさん身体を横に倒そうとして骨盤を持ち上げるのも間違いですよ。
最後のシュス・スーはアン・オーに引き上げるアームスでトルソー全体を引き上げることで、ポワン・タンジュの脚を5番ポジシオンに引き付けます。
鏡に対してアン・ファスで練習して、トルソーに歪みや捻れはないか、ターン・アウトはきちんと守れているか、パンシェ・アン・ナヴァンやトンベ、カンブレはきちんとできているかをチェックして、全体が安定した動きで出来ているようなら、クロワゼ5番から練習するといいでしょう。
クロワゼ5番ではじめる場合は、ア・ラ・スゴンドはエカルテ・ドゥヴァンとなり、アームスは動作脚と同じ側がアン・オーで、そのアームスの方にエポールマンです。




バー・レッスン vol.5 デヴロッペ‐フェッテ part2

2010-11-25 08:51:17 | 日記
前回練習したフェッテ・アン・ドゥダーンは、スムーズに向きを変えることが出来るようになりましたか?
アン・ナヴァンからアン・ナリエールへとりあえず向きを変えるのではなく、軸脚の状態、トルソーの状態、上げた脚のポジシオンなどに気を配ってまずは丁寧に練習することが大切ですね。
今回はフェッテ・アン・ドゥオールを練習しましょう。
アン・ドゥダーンのときと違って、バーに背を向けてのア・ラ・スゴンドが通過点になりますから、少し難しいかもしれません。
では始めましょう。
左手バーで右脚後ろ5番ポジシオン、アームスはアン・バからプレパラシオンでア・ラ・スゴンドへ。
→8 プレパラシオン⇒1 右脚ク・ドゥ・ピエ・デリエールから→2 ルティレに引き上げる→3 デヴロッペ・アン・ナリエール→4 休止→5 デリエールに上げた脚をア・ラ・スゴンドにターン・アウトしながらバーに背を向ける方に向きを変える→6 ア・ラ・スゴンドの脚がドゥヴァンになるようにさらにトルソーの向きを変える→7 ドゥヴァン→8 右脚を5番ポジシオンに引きつける⇒1 左脚ク・ドゥ・ピエ・デリエールから→2 ルティレに引き上げる→3 デヴロッペ・アン・ナリエール→4 静止→5 デリエールに上げた脚をア・ラ・スゴンドにターン・アウトしながらバーに背を向ける方に向きを変える→6 ア・ラ・スゴンドの脚がドゥヴァンになうようにさらにトルソーの向きを変える→7 ドゥヴァン→8 左脚を5番ポジシオンに引き付ける
これがフェッテ・アン・ドゥオールの基本の動きです。
大事なポイントを見ていきましょう。
バーに背を向ける方向にトルソーの向きを変えるとき、デリエールに上げていた脚の内腿をお腹に引き付けるつもりで引き上げるとコントロールしやすくなりますよ
バーに背を向ける方向にトルソーの向きを変えるとき、まずトルソーを引き起こします。脚をデリエールに上げた場合、重心の位置が少し前方に移動していますから、そのままの位置でトルソーの向きを変えようとすると、軸脚の方に傾斜して骨盤が傾いてしまいます
さらに上げた脚がドゥヴァンの位置になるようにトルソーの向きを変えますが、上げた脚の内腿をしっかりお腹に向かって引き上げるようにします。軸脚側の骨盤に対して上げた脚の骨盤が斜め前に出ていてはいけませんね。それでは正しいドゥヴァンにはなりません
アンサンブル・ド・ミューズのレッスンでは、トルソーの向きを変えていく動きは、軸脚の土踏まずから真っ直ぐ上に向かって伸びている中心軸に巻きつくようにトルソーを捻りながら引っ張り上げていくようなイメージで、と伝えています。トルソーや上げた脚などの身体のパーツが中心軸から分散していては、スムーズなフェッテは出来ませんからね
フェッテ・アン・ドゥダーンのときには、軸脚がターン・アウトする動きが先行しましたが、アン・ドゥオールの場合はトルソーと上げた脚の動きが先行する、と考えて下さいね。軸脚の動きを先行させて先にカカトを引いてしまうと、軸脚のターン・アウトが失われてしまいます
はじめにデリエールに上げた脚の高さを下げないように、出来ればさらに上げるようにするとコントロールが少し楽になりますよ
それではルルヴェでも練習してみましょう。
ク・ドゥ・ピエ・デリエールからルティレに動作脚を引き上げるときに、同時に軸脚がルルヴェをしますよ。

いかがですか?
バーに背を向ける方向にトルソーの向きを変えるとき、重心のコントロールが不安定になって、バーに寄りかかるように後ろに倒れていませんか?
ア・テールで練習したときよりも軸脚が回旋しやすくなりますから、しっかりターン・アウトを守るようにしましょう。
前回のアン・ドゥダーンも今回のアン・ドゥオールも、フェッテという動きの特性をきちんと理解して正確なコントロールを身に付けるために、ゆっくりのカウントに一つ一つの動きを合わせて練習しましたが、技術が上達すればカウント1で一つのフェッテを完了するパに発展します。
中途半端に向きを変えるだけの動きにならないように、丁寧に練習しましょう。


バー・レッスン vol.5 デヴロッペ‐フェッテ part1

2010-11-22 09:36:03 | 日記
前回練習したグラン・バットマン‐トンベ、スムーズに大きく移動することが出来るようになりましたか?
上げる脚の高さよりも、正確な重心の移動を心がけましょう。
今回は上げた脚を下ろさずに軸脚とトルソーの向きを変えるフェッテの練習をしましょう。
以前にセンター・レッスンでグラン・フェッテ・ソテの練習をしたことを覚えていますか?
エファッセ・ドゥヴァンに脚を振り上げて跳び上がり、空中でトルソーの向きと脚のポジシオンを変えて着地する、というパでした。
より正確に美しいフェッテ・ソテが出来るように、改めてフェッテそのものを練習しましょう。
左手バーで右脚前5番ポジシオン、アームスはアン・バからプレパラシオンでア・ラ・スゴンドへ。
→8 プレパラシオン→1 右脚ク・ドゥ・ピエから→2 ルティレに引き上げる→3 デヴロッペ・アン・ナヴァン→4 静止→5 軸脚のターン・アウトをさらに進めてバーの方にトルソーの向きを変える→6 さらに軸脚のターン・アウトを進めてトルソーの向きを変える→7 アラベスク→8 右脚をポワン・タンジュ・デリエールに下ろして右後ろ5番ポジシオンに引き付ける⇒1 左脚ク・ドゥ・ピエ・ドゥヴァンから→2 ルティレに引き上げる→3 デヴロッペ・アン・ナヴァン→4 静止→5 軸脚のターン・アウトをさらに進めてバーの方にトルソーの向きを変える→6 さらに軸脚のターン・アウトを進めてトルソーの向きを変える→7 アラベスク→8 左脚をポワン・タンジュ・デリエールに下ろして左後ろ5番ポジシオンに引き付ける⇒
これがフェッテ・アン・ドゥダーンの基本の動き方です。
大事なポイントをチェックしていきましょう。
まずはじめにバーの方にトルソーの向きを変えるとき、ドゥヴァンに上げた脚の高さを下げてはいけません。トルソーがバーの方を向いたときにはドゥヴァンのときと同じ高さのア・ラ・スゴンドに脚が上がっているのが望ましい動きです。
トルソーを先にバーの方に向けてから、付け足すように軸脚を動かしてはいけません そんなことではフェッテ・ソテのときに“内股”で跳ぶような恥ずかしいことになってしまいますよ トルソーの向きを変えるには、軸脚の動きが先行します。
バーの方からさらにトルソーの向きを変えてスタートのときとは真逆の方向を向きますが、軸脚の動きを無視して、ア・ラ・スゴンドに上げている脚をデリエールにひっくり返すようなことをしてはいけません 骨盤を正しく支えるコントロールが失われて、軸脚のターン・アウトに無駄な負担がかかってしまいます
アンサンブル・ド・ミューズのレッスンでは、軸脚に従ってトルソーの向きを変えながらア・ラ・スゴンドに上げた脚を骨盤から遠ざけるイメージで、その脚とトルソーが互いにひっぱり合うようにバランスをとることで自然にデリエール(=アラベスク)にポジシオンが変わると動きのイメージを伝えています。つまり、軸脚と上げている脚が同時にそれぞれのターン・アウトを進めていくわけです
フェッテが終わって上げた脚のポジシオンがデリエール(=アラベスク)に変わったとき、トルソーが必要以上に前傾して無駄に伸びきっていたり、逆にウエストの後ろ辺りを縮めて後ろに反っていたりしてはいけません。どちらの場合も、軸脚にきちんと重心が載っていない、後ろに落っこちている証拠です。それではバーの手を離したら上げた脚をキレイに支えることは出来ませんよ
さあ、それではこのフェッテ・アン・ドゥダーンルルヴェで練習してみましょう
順番は先ほどア・テールで練習したときと同じです。ただし、ク・ドゥ・ピエ・ドゥヴァンからルティレに引き上げるときに軸脚がルルヴェをします。

さて、いかがですか?
大切なポイントはア・テールのときと同じです。ただ、ア・テールで練習したときには軸脚のカカトが床に付いていますから、ターン・アウトをしっかり実感出来たでしょうが、ルルヴェではそれが少し頼りなくなりますね。
アンサンブル・ド・ミューズのレッスンでは、軸脚の内側の面全体、とくに内腿を前から引っ張られているイメージでターン・アウトを進めるようにとアドヴァイスしています。
ルルヴェでのフェッテで軸脚のターン・アウトを進めるのに、ギコギコギコ…とお尻を振るようなことは決してしてはいけません
フェッテは骨盤と軸脚の連携した動きによるものです。
次回はアン・ドゥオールを練習しましょう。

バー・レッスン vol.5 グラン・バットマン

2010-11-18 07:37:09 | 日記
前回のデヴロッペ‐トンベ、スムーズに大きく重心の移動が出来るようになりましたか?
今回も引き続きトンベを組み入れたアンシェヌマンですが、少し難しいかも知れません。
グラン・バットマン‐トンベです。
ドゥヴァン、ア・ラ・スゴンド、デリエールそれぞれの方向でグラン・バットマンを2回したら、3回目にトンベを入れて移動します。トンベの後の脚は90度のデガージェに残すように挑戦してみてください。
では始めましょう。
左手バーで右脚前5番ポジシオン、アームスはアン・バからプレパラシオンでア・ラ・スゴンドへ。
→8 プレパラシオン⇒1 グラン・バットマン・ドゥヴァン→2 5番ポジシオン→3 バットマン→4 5番→5 バットマン、左軸脚ルルヴェ→6 トンベ・アン・ナヴァン→7 左脚デガージェ・デリエール(アラベスク)→8 右前5番ポジシオンに左脚を引き付ける⇒1 グラン・バットマン・ア・ラ・スゴンド→2 右後ろ5番ポジシオン→3 バットマン→4 右前5番→5 バットマン、左軸脚ルルヴェ→6 トンベ・ア・ラ・スゴンド、右へ→7 トンベ・ア・ラ・スゴンド、左へ→8 右後ろ5番⇒1 グラン・バットマン・デリエール→2 5番ポジシオン→3 バットマン→4 5番→5 バットマン、左軸脚ルルヴェ→6 トンベ・アン・ナリエール→7 左脚デガージェ・ドゥヴァン→8 右後ろ5番ポジシオンに左脚を引き付ける⇒1 グラン・バットマン・ア・ラ・スゴンド→2 右前5番ポジシオン→3 バットマン→4 右後ろ5番→5 バットマン、左軸脚ルルヴェ→6 トンベ・ア・ラ・スゴンド、右へ→7 トンベ・ア・ラ・スゴンド、左へ→8 右前5番ポジシオン
このアンシェヌマンで難しいのは、ア・ラ・スゴンドのトンベからもとの軸脚の上へもう一度重心を移動するところです。
はじめのトンベで右脚ドゥミ・プリエの上にトルソーを移動して左脚をデガージェ・ア・ラ・スゴンドに上げたら、すぐに左軸脚の上にトルソーを押し上げます。このとき左軸脚はア・テールです。ルルヴェはしなくても構いません。
大事なポイントは前回までにご説明したとおりですが、グラン・バットマンで脚に勢いが付いていますから、さらに注意が必要です。
ドゥヴァンの3回目のグラン・バットマンと同時に軸脚がルルヴェをしますが、このときに動きを急いで脚が上がりきる前に腰を前に押し出すようなコントロールをしてはいけません。上への吊り上げが不十分になり、“落下”するだけの動きになってしまいますよ
ア・ラ・スゴンドのトンベでも、動作脚(ここでは右脚)の勢い引っ張られて軸脚のルルヴェの重心が外れないように気を付けて下さいね。
ア・ラ・スゴンドのはじめのトンベのあと軸脚にトルソーを押し戻しますが、このとき軸脚のターン・アウトは守られていますか?そして、軸脚にトルソーを押し戻したあとのア・ラ・スゴンドの脚もターン・アウトを守っていますか?
アンサンブル・ド・ミューズのレッスンでは、中級クラス以上の生徒には、ア・ラ・スゴンドにトンベをしてからもとの軸脚にトルソーを押し上げるときにもグラン・バットマンをするように指定しますが、生徒の状態によってデガージェかあるいはポワン・タンジュでも可としています
トンベ・アン・ナリエールの前のグラン・バットマンで動きを急いで、重心を後ろにずらして腰を引くようなことをしてはいけません。十分な高いルルヴェに立ち上がることができませんからね
トンベ・アン・ナリエールのあともとの軸脚(ここでは左脚)をデガージェに残しますが、トルソーが仰け反るように後ろに倒れて、重心がドゥミ・プリエの脚よりも前の方にズレてはいけませんね
グラン・バットマンでのトンベはグラン・ジャンプのために大切な練習です。大きく脚を振り上げて前方に跳び上がる“グラン・ジュテ・アン・ナヴァン”などは、先に振り上げる脚でトルソーを引き上げて軸脚でさらに押し上げていかなければなりません。トルソーを送り出す軸脚のルルヴェからの動きはとても大切です

バー・レッスン vol.5 デヴロッペ‐トンベ part2

2010-11-15 12:15:36 | 日記
前回は最も基本となるトンベの練習をしましたが、今回はトンベを組み入れたアンシェヌマンを練習してみましょう。
脚の高さは90度、もちろんそれより低くても構いません。ただ、失敗を恐れたり単に楽をしたいがために脚の高さを低くするのでは身体のトレーニングにはなりません。トルソーのコントロールや股関節のターン・アウトを失わない範囲で、脚を上げることに挑戦するのも必要なことですよ
では始めましょう。
左手バーで右脚前5番ポジシオン、アームスはアン・バからプレパラシオンでア・ラ・スゴンドへ。
→8 プレパラシオン⇒1 右脚をク・ドゥ・ピエ・ドゥヴァンから→2 ルティレに引き上げる→3 デヴロッペ・アン・ナヴァン→4 ドゥヴァンで静止→5 左軸脚ルルヴェ→6 トンベ・アン・ナヴァン→右脚ドゥミ・プリエ→7 左脚デガージェ・デリエール(=アラベスク)→8 右脚前5番に左脚を引き付ける⇒1 右脚をク・ドゥ・ピエ・ドゥヴァンから→2 ルティレに引き上げる→3 デブロッペ・ア・ラ・スゴンド→4 静止→5 左軸脚ルルヴェ→6 トンベ・ア・ラ・スゴンド→右脚ドゥミ・プリエ→7 左脚デガージェ・ア・ラ・スゴンド→8 左脚をポワン・タンジュに下ろす⇒1 →2 右方向にカンブレ、アームスは左がアン・オー→3 →4 トルソーを戻す→5 左軸脚にトルソーを押し上げる→6 右脚デガージェ・ア・ラ・スゴンド→7 右脚をポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンドに下ろす→8 右後ろ5番に引き付ける⇒1 右脚をク・ドゥ・ピエ・デリエールから→2 ルティレに引き上げる→3 デヴロッペ・アン・ナリエール→4 静止(=アラベスク)→5 左軸脚ルルヴェ→6 トンベ・アン・ナリエール→右脚ドゥミ・プリエ→7 左脚デガージェ・ドゥヴァン→8 右後ろ5番ポジシオンに左脚を引き付ける⇒1 右脚をク・ドゥ・ピエ・デリエールから→2 ルティレに引き上げる→3 デブロッペ・ア・ラ・スゴンド→4 静止→5 左軸脚ルルヴェ→6 トンベ・ア・ラ・スゴンド→右脚ドゥミ・プリエ→7 左脚デガージェ・ア・ラ・スゴンド→8 左脚をポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンドに下ろす⇒1 →2 右方向にカンブレ、左アームスがアン・オー→3 →4 トルソーを戻す→5 左軸脚にトルソーを押し上げる→6 右脚デガージェ・ア・ラ・スゴンド→7 右脚をポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンドに下ろす→8 右前5番ポジシオンに引き付ける
いかがですか?一番最後の5番ポジシオンはスタート地点に戻れていますか?
大事なポイントをチェックしていきましょう。
トンベ・アン・ナヴァンのあと左脚をデガージェ・デリエール(=アラベスク)に残しますが、このとき骨盤がバーの方に向かって開いていませんか?脚を高く上げようとしてウエストの後ろ辺りを縮めるのは間違いですよ、腰を痛める原因にもなってしまいます
トンベ・ア・ラ・スゴンドで重心を移動したあとの右脚ドゥミ・プリエは、股関節のターン・アウトをきちんと守れていますか?そしてデガージェ・ア・ラ・スゴンドに残した脚のターン・アウトも守れていますか?
右方向へのカンブレのあと左軸脚にトルソーを押し上げるときは、同時に右脚も床を離れてデガージェ・ア・ラ・スゴンドに上がります。トルソーを軸脚に戻し終わってから“どっこいしょ”と脚を引っ張り上げるような動きをしてはいけません
トンベ・アン・ナリエールのあと左脚をデガージェ・ドゥヴァンに残すところで、腰が後ろに落ちてお腹がくぼみ、背中が丸くなっていませんか?骨盤を立ててトルソーをしっかり引き上げましょう。
アンサンブル・ド・ミューズのレッスンでは、トンベに移るときには軸脚がルルヴェをしたらさらにもっと高いところに昇っていくつもりで上に向かってトルソーを押し出すように、高く大きな放物線を描くイメージでと伝えています。さらにいえば、重力によって自然に脚は着地するのだから、早めに脚を下ろそうと余計な動きをしないこと、とも伝えています
トンベに移るときのトルソーのコントロールはオフ・バランスになるという感覚を速く掴みましょうね。