バレエ・メソッド アンサンブル・ド・ミューズ スタイル

クラシック・バレエの実際のレッスンをモデルとして、正確に無理なく美しく動き踊るためのヒントやアドバイスをお伝えします。

バー・レッスン vol.6 バットマン・タンジュ-フェッテ

2011-02-28 09:25:18 | 日記
今回もバットマン・タンジュを練習しますがフェッテ(方向転換)を組み合わせます。
フェッテは、アダージョなどで脚を高く上げた状態でも行いますし、もちろんアレグロのパの中にもフェッテ・ソテフェッテ・アン・トゥールナンイタリアン・フェッテなどの形で様々なテクニックがありますね。
それらの高度なテクニックにいずれは挑戦するわけですから、そのときになってスムーズな方向転換が出来ない、重心が狂ってしまう、などということがないように、まずはバットマン・タンジュできちんと方向転換のコントロールを練習しておきましょう
左手バー、右脚前5番ポジシオン、アームスはアン・バ、プレパラシオンでアームスはアン・ナヴァンを通ってア・ラ・スゴンドへ。
→8 プレパラシオン⇒1 右ポワン・タンジュ・ドゥヴァン→2 5番→3 右ポワン・タンジュ・ドゥヴァン→4 4番ア・テール→5 右脚軸、左ポワン・タンジュ・デリエール→6 フェッテ・アン・ドゥダーン→7 左ポワン・タンジュ・ドゥヴァン→5番→8 左ポワン・タンジュ・ドゥヴァン→5番→1 左ポワン・タンジュ・ドゥヴァン→2 5番→3 左ポワン・タンジュ・ドゥヴァン→4 4番ア・テール→5 左軸脚、右ポワン・タンジュ・デリエール→6 フェッテ・アン・ドゥダーン→7 右ポワン・タンジュ・ドゥヴァン→5番→8 右ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド→右後ろ5番⇒1 右ポワン・タンジュ・デリエール→2 5番→3 右ポワン・タンジュ・デリエール→4 4番ア・テール→5 右脚軸、左ポワン・タンジュ・ドゥヴァン→6 フェッテ・アン・ドゥオール→7 左ポワン・タンジュ・デリエール→5番→8 左ポワン・タンジュ・デリエール→5番→1 左ポワン・タンジュ・デリエール→2 5番→3 左ポワン・タンジュ・デリエール→4 4番ア・テール→5 左脚軸、右ポワン・タンジュ・ドゥヴァン→6 フェッテ・アン・ドゥオール→7 右ポワン・タンジュ・デリエール→5番→8 右ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド→右前5番ポジシオン
フェッテは、アン・ドゥダーンよりもアン・ドゥオールの方がコントロールが難しいですよ。
これは一つの考え方ですが、フェッテ・アン・ドゥオールをするのはあくまでも軸脚、フェッテ・アン・ドゥダーンをするのは動作脚であって、軸脚と動作脚が相互に連動して動くのです。
4番ア・テールのあと軸脚が交替しますが、その軸脚の上にトルソーをしっかり引き上げないと、次のフェッテが中途半端な締りのない動きになってしまいますよ
ポワン・タンジュ・デリエールのポジシオンからフェッテ・アン・ドゥダーンをする場合は、軸脚のかかとを必要以上に引き過ぎてはいけません。フェッテが終わったあとの軸脚のターン・アウトが失われてしまいますよ
ポワン・タンジュ・ドゥヴァンのポジシオンからフェッテ・アン・ドゥオールをする場合には、動作脚の動きよりも軸脚のターン・アウトによって“フェッテ”の動きが起こる、と考えて、くれぐれも安直に動作脚のターン・アウトを壊さないように気を付けて下さいね。ここでフェッテという動きの特性を理解して習得しておかないと、脚を90度以上に上げた状態でフェッテをしなければならなくなったとき、重心の位置がズレたり立体感のないギクシャクしたフェッテになってしまいますよ
フェッテの前も後も、軸脚の上にトルソーをしっかり引き上げて両肩を水平に、そして骨盤が不必要に前傾したり斜めに持ち上がったりしないように気を付けましょう。
次回は、バットマン・クロシュからのフェッテを練習しましょう。

バー・レッスン vol.6 バットマン・タンジュ

2011-02-24 09:36:27 | 日記
今回はバットマン・タンジュでトルソー=重心の移動を練習しましょう。
バー・レッスンで自分の癖やコントロールが不十分な点などを修正しておくと、センター・バーのときにきちんと動くことが出来ますよ。
でははじめましょう。
左手バー、右脚前5番ポジシオン、アームスはアン・バからプレパラシオンでア・ラ・スゴンドへ。
→8 プレパラシオン⇒1 右ポワン・タンジュ・ドゥヴァン→2 5番ポジシオン→3 右ポワン・タンジュ・ドゥヴァン→4 4番ドゥミ・プリエ→5 ドゥミ・ポワント=ルルヴェ→6 4番ドゥミ・プリエ→7 右脚軸、左ポワン・タンジュ・デリエール・クロワゼ→8 左後ろ5番ポジシオン→1 右ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド→2 右前5番→3 右ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド→4 2番ドゥミ・プリエ→5 ドゥミ・ポワント=ルルヴェ→6 2番ドゥミ・プリエ→7 左脚軸、右ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド→8 右後ろ5番→1 右ポワン・タンジュ・デリエール→2 5番→3 右ポワン・タンジュ・デリエール→4 4番ドゥミ・プリエ→5 ドゥミ・ポワント=ルルヴェ→6 4番ドゥミ・プリエ→7 右脚軸、左ポワン・タンジュ・ドゥヴァン・エファセ→8 左前5番ポジシオン→1 右ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド→2 右後ろ5番→3 右ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド→4 2番ドゥミ・プリエ→5 ドゥミ・ポワント=ルルヴェ→6 2番ドゥミ・プリエ→7 左脚軸、右ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド→8 右前5番ポジシオン
一つ一つの脚の動きやポジシオンで動きを停めるくらいのつもりで、ちょっと機械的に思えるくらいの動きをしてみると分かり易いですよ。
大切なポイントをチェックしましょう。
2つ目のポワン・タンジュ・ドゥヴァンに続く4番ドゥミ・プリエは、動作脚の股関節・膝・足首をそれぞれターン・アウトしながらしっかり4番ドゥミ・プリエに踏み込みます。軸脚にトルソーを残したまま、両膝を4番風に曲げただけ“椅子に腰掛けた”ようなプリエをしてはいけません。
4番ドゥミ・プリエから次のドゥミ・ポワント=ルルヴェに立ち上がるところで、両股関節のターン・アウトが失われないように気を付けて下さいね。そして、上体が後ろに反らないように、両爪先の真ん中にトルソーを引き上げるようにしましょう。
ドゥミ・ポワント=ルルヴェから再び4番ドゥミ・プリエに下りるときにもすべてのターン・アウトが失われないように注意しましょう。足の裏全体でしっかり床をプレスするようにプリエを深めます。脱力してバランスを失い落っこちるのは、プリエではありません。
4番ドゥミ・プリエの前側の脚の上にトルソーを引き上げて、後ろの脚をポワン・タンジュに伸ばします。このとき、骨盤がバーの方を向いてトルソーが斜め向きにならないように、骨盤からきちんと軸脚の上に引き上げましょう。両肩は水平にバーに対して直角になるように、そして全体重は軸脚の上に載っていなければなりません。ポワン・タンジュ・デリエールの脚が“突っかい棒”になっていてはダメですよ。
ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンドからの2番ドゥミ・プリエでも両脚のターン・アウトを正しく修正しましょう。お尻を突き出した“お辞儀”のようなプリエや、バーにしがみ付いたままトルソーが斜めに傾いでいるプリエは禁物です。
2番ドゥミ・プリエからドゥミ・ポワント=ルルヴェに立ち上がるとき、両脚のターン・アウトが失われたり、トルソーが後ろに反ったりしないように気を付けて下さいね。
ポワン・タンジュ・デリエールから4番ドゥミ・プリエに踏み込むときにも両足の真ん中にトルソーを移動しましょう。お尻だけを後ろに突き出して前屈みになり膝を曲げるのはプリエではありません。
4番ドゥミ・プリエから後ろ側の脚を軸脚としてトルソーを引き上げますが、前側の脚の方に中途半端に重心が残ったまま、骨盤がセンターの方を向いてしまってトルソーの向きがズレてしまってはいけませんね。両肩は水平に、両肩と骨盤はバーに対して直角になるようにコントロールしましょう。
注意しなければならないポイントがいくつもありますから、合わせる音楽はゆっくりのテンポでも構いません。
トルソーをきちんと移動することに慣れたら、ポール・ドゥ・ブラを加えて練習するといいですよ。

バー・レッスン vol.6 カンブレ・アン・ロンド

2011-02-21 11:11:23 | 日記
今回からまたバー・レッスンに戻りましょう。
このレッスンをはじめてから丸2年がたち、身体もはじめの頃と比べるとずっと柔軟になっていることでしょうし、骨盤をしっかり支えてトルソーを真っ直ぐに立てて動けるようにもなってきたのではないでしょうか?
バレエの技術は無限です。
これで全部、これで完了、ということはありません。
世界のどこかのスタジオで今日にも新しいパが生み出されていることでしょう。
そして振付師や教師によって、アンシェヌマンも無限に組み立てられます。
いつでも、どんなに高い技術を習得しても、必ず一番初めのグラン・プリエに戻って自分の身体と向き合うようにしましょう。
それこそが上達するためにも、長く踊り続けるためにも最も大切なことです
今回は、主に4番と5番のグラン・プリエのあとに続けておこなうカンブレの練習をしましょう。
カンブレ・アン・ロンド(=Cambre en rond:円を描くカンブレ)です。
でははじめましょう。
左手バーで右脚前5番ポジシオン、アン・ファス、アームスはアン・バ・からプレパラシオンでア・ラ・スゴンドに。
→8 プレパラシオン⇒1 パンシェ・アン・ナヴァン→2 頭が膝の高さに下がったところでアームスをアン・オーに→3 バーのほうにトルソーを引き上げて→4 カンブレ・ア・ラ・スゴンド、アームスはトルソーに対してアン・オー→5 トルソーはバーの方、斜め後ろを通って→6 カンブレ・アン・ナリエールに、アームスはアン・オーを保つ→7 トルソーはセンター側の斜め後ろを通って→8 アームスをア・ラ・スゴンドに開きながらトルソーを起こす
これがカンブレ・アン・ロンド・アン・ドゥダーンです。
大切なポイントは
パンシェ・アン・ナヴァンで頭が膝の高さにさがるまでトルソーを前に倒しますが、首の力を抜いて頭をぶら下げてはいけません。尾骶骨から後頭部まで真っ直ぐな直線を守りましょう。
アン・ナヴァンからア・ラ・スゴンドにトルソーを引き上げる途中で、バー側の肩がバーの方に開いてはいけません。それではトルソーに“捻れ”が出来てしまいます。両肩は水平に保ちましょう。
カンブレ・ア・ラ・スゴンドにトルソーを引き上げたときには、バーとトルソーの位置関係は直角になります。
カンブレ・アン・ナリエールにトルソーを動かしていくときに、バー側の肩だけ先に斜め後ろに引いて、トルソーがバーの方に捻れて被さってくるような動きをしてはいけませんね。
カンブレ・アン・ナリエールで十分にトルソーを伸ばしたあと、ア・ラ・スゴンドに開くアームスの動きに合わせて、トルソーはセンター側の斜め後ろを通過して、はじめのアン・ファスの位置に起こします。このときもセンター側の肩が落ちてトルソーが捻れてはいけません。
身体の許容範囲を超えるほどに無理に深く反る必要はありません。見せかけの深い反りは無意味な“捻れ”と“圧縮”につながりやすく、やがては腰を痛める原因になってしまいますよ
つぎは
→8 プレパラシオン⇒1 トルソーをバーから離すようにセンター側を通って→2 カンブレ・アン・ナリエール、アームスはアン・オー→3 バーの方斜め後ろを通って→4 カンブレ・ア・ラ・スゴンド→5 バーの方斜め前を通って→6 パンシェ・アン・ナヴァン、アームスはアン・オーを保ったまま、→7 センターの方斜め前を通過するように→8 アームスをア・ラ・スゴンドに開きながらもとのアン・ファスにトルソーを引き起こす
これがカンブレ・アン・ロンド・アン・ドゥオールです。
大切なポイントはアン・ドゥダーンと同じです。
カンブレ・アン・ロンドはトルソーの柔軟でしなやかな動きのためにも、トルソーとアームスの自然な美しい連携を身に付けるためにも大切なレッスンですが、身体の柔軟性が足りなかったり、腰や背中の強さがまだ十分でないときには無理をしてはいけません。
アンサンブル・ド・ミューズのレッスンでは、身体の柔軟性や強さがまだ十分でない生徒には、
Ⅰ.パンシェ・アン・ナヴァン→カンブレ・ア・ラ・スゴンド→トルソーを引き起こす。
Ⅱ.カンブレ・ア・ラ・スゴンド→カンブレ・アン・ナリエール→トルソーを引き起こす。
Ⅲ.カンブレ・アン・ナリエール→カンブレ・ア・ラ・スゴンド→トルソーを引き起こす。
Ⅳ.カンブレ・ア・ラ・スゴンド→パンシェ・アン・ナヴァン→トルソーを引き起こす。
と4分の1ずつ分けて練習するようにアンシェヌマンを組んでいます。
そして、アームスの動きでトルソーをリードしていくように、とアドヴァイスしています。

センター・レッスン vol.5 アンシェヌマン6

2011-02-17 10:58:50 | 日記
前回練習したレッスンの最後に行うリラックスのためのアレグロ、スムーズに動けるようになりましたか?
今回ももう一つ、アレグロを練習しましょう。これは通常、グラン・フェッテ・ロン・ドゥ・ジャンブ・アン・トゥールナンなどの高度な回転技を習得する前の段階で、レッスンのコーダとして取り入れることがあります。
でははじめましょう。
鏡に向かってアン・ファス、右脚前5番ポジシオン、アームスはアン・バ。
プレパラシオンでドゥミ・プリエ、右アームスがアン・ナヴァン、左はア・ラ・スゴンド。
→8 プレパラシオン⇒1 右ルティレ-ルルヴェ→2 右前5番ポジシオン・ドゥミ・プリエ→3 右ルティレ-ルルヴェ→4 右前5番ドゥミ・プリエ→5 右ルティレ-ルルヴェ→6 右前5番ドゥミ・プリエ→7 右にトゥール・アン・ドゥオール→8 右後ろ5番ドゥミ・プリエ→1 左ルティレ-ルルヴェ→2 左前5番ドゥミ・プリエ→3 左ルティレ-ルルヴェ→4 左前5番ドゥミ・プリエ→5 左ルティレ-ルルヴェ→6 左前5番ドゥミ・プリエ→7 左にトゥール・アン・ドゥ・オール→8 左後ろ5番ドゥミ・プリエ⇒1 右ルティレ-ルルヴェ→2 右前5番ドゥミ・プリエ→3 右にトゥール・アン・ドゥオール→4 右後ろ5番ドゥミ・プリエ→5 左ルティレ-ルルヴェ→6 左前5番ドゥミ・プリエ→7 左にトゥール・アン・ドゥオール→8 左後ろ5番ドゥミ・プリエ⇒1 右にトゥール・アン・ドゥオール→2 右前5番ドゥミ・プリエ→3 右にトゥール・アン・ドゥオール→4 右前5番ドゥミ・プリエ→5 右にトゥール・アン・ドゥオール→6 右前5番ドゥミ・プリエ→7 右にトゥール・アン・ドゥオール→8 右後ろ5番ドゥミ・プリエ 全体を左から繰り返し…

片側4分の2拍子で16小節、両側で32小節です。
はじめは少しだけテンポを抑えた、アクセントのはっきりした音楽で練習するといいですよ
はじめから最後まで安定したルティレ-ルルヴェ とドゥミ・プリエ を繰り返しましょう。最後に近づくにつれてルルヴェが低くなってしまうのは、はじめからトルソーがしっかり引き上げられていないからですよ。
ルティレ-ルルヴェとトゥール・アン・ドゥオールを交互に繰り返すところでは、勢い任せの回転をしてドゥミ・プリエに飛び降りるような動きをしてはいけません。トゥール・アン・ドゥオールのあと軸脚と動作脚が交代しますから、ドゥミ・プリエでトルソーが落っこちないように気を付けないと、次の回転軸が狂ってしまいますよ
トゥール・アン・ドゥオールを続けるところでは、勢いのままにズルズルと回転を繰り返してはいけません。1回転ずつきちんとルルヴェに引き上げ、ドゥミ・プリエに収めましょう。
アンサンブル・ド・ミューズのレッスンでは、回転するパは“回ってはダメ。きちんと停まって見せることを大切に”とアドヴァイスしています
このアンシェヌマンのトゥール・アン・ドゥオールのときのアームスは、アン・ナヴァンのアームスをあまり大きく動かさないほうが、回転軸が安定した回転を続けることが出来ますよ。

如何でしたか?4小節ごとに動きが変わります。アンシェヌマンの構成を理解して慌てずに練習して下さいね。
ここではすべてアン・トゥールでご説明しましたが、いずれは4小節目の動きの変わり目をドゥー・トゥールにしたり、さらには全部をドゥー・トゥールにしたりと、技術の習得に応じてレヴェルを上げていくといいですね。

センター・レッスン vol.5 アンシェヌマン5

2011-02-14 10:03:44 | 日記
ここ数回のレッスンでは、アレグロやグラン・アレグロの基本となるようなシンプルなアンシェヌマンをいくつか練習しましたね。
今回は、主にセンター・レッスンの最後に身体をリラックスさせたり呼吸を整える予備運動としても行うアレグロを練習してみましょう。
グラン・パ・ドゥ・ドゥのコーダのように速いテンポの曲に合わせて行います。
鏡に対してアン・ファスで右足前5番ポジシオン、アームスはアン・バ。
→8 プレパラシオン⇒1 シャンジュマン・ドゥ・ピエ→右脚後ろ5番→2 シャンジュマン→右脚前5番→3 シャンジュマン→右脚後ろ5番→4 プティ・エシャッペ・ソテ→右脚後ろ4番ドゥミ・プリエ→5 右ルティレ-ルルヴェ→6 →7 →8 右後ろ5番ドゥミ・プリエ⇒1 シャンジュマン→左脚後ろ5番→2 シャンジュマン→左脚前5番→3 シャンジュマン→左脚後ろ5番→4 プティ・エシャッペ・ソテ→左後ろ4番ドゥミ・プリエ→5 左ルティレ-ルルヴェ→6 →7 →8 左後ろ5番ドゥミ・プリエ⇒1 シャンジュマン→2 シャンジュマン→3 シャンジュマン→4 プティ・エシャッペ・ソテ→右後ろ4番ドゥミ・プリエ→5 右方向にトゥール・アン・ドゥオール→6 →7 →8 右後ろ5番ドゥミ・プリエ⇒1 シャンジュマン→2 シャンジュマン→3 シャンジュマン→4 プティ・エシャッペ・ソテ→左後ろ4番ドゥミ・プリエ→5 左方向にトゥール・アン・ドゥ・オール→6 →7 →8 左後ろ5番ドゥミ・プリエ
これがアンサンブル・ド・ミューズのレッスンの最後、ポール・ドゥ・ブラ&レヴェランスの前によくおこなうアレグロです。クラスによって2セット、または4セット行っています。
シャンジュマン・ドゥ・ピエは高く跳ぶ必要はありません。膝・足首・足指を十分に伸ばして、しなやか弾むような跳躍をしましょう。
シャンジュマンを3回跳んだ後のプティ・エシャッペ・ソテでは脚の前後を変えません。5番ポジシオン後ろ側の脚をそのままエシャッペ・ソテで後ろに開いて4番ドゥミ・プリエをします。
エシャッペ・ソテから4番ドゥミ・プリエに下りるところでは、トルソーをしっかり引き上げたまま、“バネを貯める”ようにして下さいね。決して高い所から落っこちてきたように脱力したり、固まって座り込むようなプリエをしてはいけません
ルティレ-ルルヴェで、回転軸を確認したり調整したりしましょう。いつも言うことですが、トルソーが後ろに引っ張られるような中途半端なルティレ-ルルヴェにならないように気を付けましょうね。
トゥール・アン・ドゥオールは音楽の速いテンポに釣られて勢い任せの回転をしてはいけませんね。落ち着いてきちんとカウントに合わせるようにしましょう。そして技術的に余裕があるのなら、アン・トゥールで止めずにドゥー・トゥールにも挑戦してみましょう
ルティレ-ルルヴェでもトゥール・アン・ドゥオールでも、5番ドゥミ・プリエに飛び降りるような、あるいは落っこちるような収め方をしては美しくありませんね 余裕をもってきちんと5番プリエをしましょう。
動きにもカウントを把握することにも余裕が出てきたら、エシャッペ・ソテから4番ドゥミ・プリエをするところを、エシャッペ・シャンジェから4番ドゥミ・プリエをするように変えてもいいでしょう。
エシャッペ・シャンジェはシャンジュマンのように空中で脚の前後を入れ替えてから改めて前後に開いて4番プリエで着地します。両脚のいい加減な“すれ違い”で脚の前後を入れ替えてはいけません
このアンシェヌマンは至ってシンプルですが、音楽にのれると楽しく動けますよ