前回はグラン・バットマン・ポワントを練習しましたが、バー・レッスン vol.7、vol.9 での練習と重複してしまいました。
ごめんなさい
改めて今回もう一度グラン・バットマンを練習しようと思います。デヴロッペを組み合わせたアンシェヌマンです。
いつものように脚を高く上げることよりも、まずは動作脚の正確な動きを優先して下さいね。
でははじめましょう。
左手バーで右脚前5番ポジシオン、右アームスはアン・バからアン・ナヴァン、ア・ラ・スゴンドへ。
7 →8 プレパラシオン⇒1 右脚グラン・バットマン・ドゥヴァン→2 5番ポジシオン→3 グラン・バットマン・ドゥヴァン→4 5番ポジシオン→5 グラン・バットマン・ドゥヴァン→6 5番ポジシオン→7デヴロッペ・ドゥヴァン→ 8 5番ポジシオン→1 グラン・バットマン・ア・ラ・スゴンド→2 右前5番ポジシオン→3 グラン・バットマン・ア・ラ・スゴンド→4 右後ろ5番ポジシオン→5 グラン・バットマン・ア・ラ・スゴンド→6 右前5番→7 デヴロッペ・ア・ラ・スゴンド→8 右後ろ5番ポジシオン→1 グラン・バットマン・デリエール→2 5番ポジシオン→3 グラン・バットマン・デリエール→4 5番ポジシオン→5 グラン・バットマン・デリエール→6 5番ポジシオン→7 デヴロッペ・デリエール→8 5番ポジシオン→1 グラン・バットマン・ア・ラ・スゴンド→2 右後ろ5番ポジシオン→3 グラン・バットマン・ア・ラ・スゴンド→4 右前5番ポジシオン→5 グラン・バットマン・ア・ラ・スゴンド→6 右後ろ5番ポジシオン→7 デヴロッペ・ア・ラ・スゴンド→8 右前5番ポジシオン
いかがですか?
このグラン・バットマン・デヴロッペでは、デヴロッペのスピードが重視されます。普通にグラン・バットマンをするのと同じスピードでデヴロッペをしなければなりません。
動作脚をク・ドゥ・ピエからルティレ、そして一番高いアティチュードまで一気に引き上げて、勢いを変えずにバットマンをします。そして通常のグラン・バットマンと同様にポワン・タンジュに下ろして5番ポジシオンに収めます。
それでは気を付けなければならないポイントを確認していきましょう。
ドゥヴァンにバットマン・デヴロッペをする場合、動作脚をク・ドゥ・ピエからルティレまで勢いよく引き上げたあと、動作脚側の腰を捻ってお尻を前に出し、膝を正面に向けて蹴りだすような動きにならないように気を付けて下さいね。一番高いアティチュードまで脚を引き上げたら、“ターン・アウトした内腿をさらに引き上げるつもりで膝下を伸ばしきる”とイメージするといいですよ。
ア・ラ・スゴンドのバットマン・デヴロッペは、一番高いアティチュードまで動作脚を引き上げたら、その膝をさらにトルソーに引きつけるように引き上げながら膝下を伸ばしきるようにします。一番高いアティチュードまで動作脚を引き上げたあとに、先に骨盤を傾けないように気を付けて下さいね。
デリエールの場合もまずは一番高いアティチュードまで動作脚を引き上げることを大切にして下さい。ルティレまで脚を引き上げた途端に股関節のターン・アウトを忘れて膝を正面に向け、足裏から蹴り上げるような動きをしないように気を付けましょう。お尻を突き出すような前傾姿勢になるとターン・アウトが失われやすくなりますよ。
素早いデヴロッペをして脚を上げきったとき、膝下を伸ばしきったときに、足首までしっかり伸ばしきることを忘れないで下さい。勢いのままにデヴロッペをして足首は緩んだまま、というのでは美しくありませんものね。
それでは反対の動きを採り入れてみましょう。
グラン・バットマン・パッセ・ルティレです。
左手バーで右脚前5番ポジシオン、右アームスはアン・バからアン・ナヴァン、ア・ラ・スゴンドへ。
7 →8 プレパラシオン⇒1 右脚グラン・バットマン・ドゥヴァン→2 5番ポジシオン→3 グラン・バットマン・ドゥヴァン→4 5番ポジシオン→5 バットマン・デヴロッペ・ドゥヴァン→6 5番ポジシオン→7グラン・バットマン・ドゥヴァン→ルティレ→ 8 5番ポジシオン→1 グラン・バットマン・ア・ラ・スゴンド→2 右前5番ポジシオン→3 グラン・バットマン・ア・ラ・スゴンド→4 右後ろ5番ポジシオン→5 バットマン・デヴロッペ・ア・ラ・スゴンド→6 右前5番→7 グラン・バットマン・ア・ラ・スゴンド→ルティレ→8 右後ろ5番ポジシオン→1 グラン・バットマン・デリエール→2 5番ポジシオン→3 グラン・バットマン・デリエール→4 5番ポジシオン→5 バットマン・デヴロッペ・デリエール→6 5番ポジシオン→7 グラン・バットマン・デリエール→ルティレ→8 5番ポジシオン→1 グラン・バットマン・ア・ラ・スゴンド→2 右後ろ5番ポジシオン→3 グラン・バットマン・ア・ラ・スゴンド→4 右前5番ポジシオン→5 バットマン・デヴロッペ・ア・ラ・スゴンド→6 右後ろ5番ポジシオン→7 バットマン・ア・ラ・スゴンド→ルティレ→8 右前5番ポジシオン
いかがですか?
まずバットマン・デヴロッペをして5番ポジシオンに収めたら、つぎはグラン・バットマンをしてルティレに引き戻しク・ドゥ・ピエを通過して5番ポジシオンに戻ります。バットマン・デヴロッペとバットマン・パッセ・ルティレで動作脚は同じ動線の上を往復するわけです。
どの方向でもいえることですが、バットマンした脚が下がってからルティレに引き上げてはいけません。とくに90度より下に下がってはいけませんね。あくまでもバットマンをしてその脚が頂点に達した瞬間にルティレに引き戻すのです。
ドゥヴァンのときには膝を正面に向けるようにして膝下から先に引き寄せてはいけません。またデリエールのときには膝を正面にむけながら膝から引き寄せてはいけません。どちらの場合も股関節のターン・アウトを守って、ドゥヴァンの場合は膝から、デリエールの場合は膝下から引き戻すように気を付けましょう。
ア・ラ・スゴンドの場合はバットマンした脚の膝をトルソーに引きつけながら膝下を畳むイメージでルティレをすると、脚を落とすことなくルティレをすることが出来ますよ。
バットマン・ルティレ・パッセはさらに、ドゥヴァンにバットマンした脚をルティレに引きつけると同時にデリエールにバットマン・デヴロッペをする、あるいはデリエールにバットマンをしてルティレを通過しドゥヴァンにバットマン・デヴロッペをする、という動きに発展していきます。まずはきちんとバットマン・デヴロッペをする、バットマンからきちんとルティレに引き戻す、という練習を丁寧にしておきましょう。
バットマン・デヴロッペはグラン・ジュテ・デヴロッペ・アン・ナヴァン(=グラン・パ・ドゥ・シャ)に、グラン・バットマン・パッセ・ルティレはグラン・ジュテ・パッセ・デヴロッペに大切な脚の動きです。
大らかで強く高い安定した跳躍をするためにも大切な動きですから、丁寧に練習して下さいね。
ごめんなさい
改めて今回もう一度グラン・バットマンを練習しようと思います。デヴロッペを組み合わせたアンシェヌマンです。
いつものように脚を高く上げることよりも、まずは動作脚の正確な動きを優先して下さいね。
でははじめましょう。
左手バーで右脚前5番ポジシオン、右アームスはアン・バからアン・ナヴァン、ア・ラ・スゴンドへ。
7 →8 プレパラシオン⇒1 右脚グラン・バットマン・ドゥヴァン→2 5番ポジシオン→3 グラン・バットマン・ドゥヴァン→4 5番ポジシオン→5 グラン・バットマン・ドゥヴァン→6 5番ポジシオン→7デヴロッペ・ドゥヴァン→ 8 5番ポジシオン→1 グラン・バットマン・ア・ラ・スゴンド→2 右前5番ポジシオン→3 グラン・バットマン・ア・ラ・スゴンド→4 右後ろ5番ポジシオン→5 グラン・バットマン・ア・ラ・スゴンド→6 右前5番→7 デヴロッペ・ア・ラ・スゴンド→8 右後ろ5番ポジシオン→1 グラン・バットマン・デリエール→2 5番ポジシオン→3 グラン・バットマン・デリエール→4 5番ポジシオン→5 グラン・バットマン・デリエール→6 5番ポジシオン→7 デヴロッペ・デリエール→8 5番ポジシオン→1 グラン・バットマン・ア・ラ・スゴンド→2 右後ろ5番ポジシオン→3 グラン・バットマン・ア・ラ・スゴンド→4 右前5番ポジシオン→5 グラン・バットマン・ア・ラ・スゴンド→6 右後ろ5番ポジシオン→7 デヴロッペ・ア・ラ・スゴンド→8 右前5番ポジシオン
いかがですか?
このグラン・バットマン・デヴロッペでは、デヴロッペのスピードが重視されます。普通にグラン・バットマンをするのと同じスピードでデヴロッペをしなければなりません。
動作脚をク・ドゥ・ピエからルティレ、そして一番高いアティチュードまで一気に引き上げて、勢いを変えずにバットマンをします。そして通常のグラン・バットマンと同様にポワン・タンジュに下ろして5番ポジシオンに収めます。
それでは気を付けなければならないポイントを確認していきましょう。
ドゥヴァンにバットマン・デヴロッペをする場合、動作脚をク・ドゥ・ピエからルティレまで勢いよく引き上げたあと、動作脚側の腰を捻ってお尻を前に出し、膝を正面に向けて蹴りだすような動きにならないように気を付けて下さいね。一番高いアティチュードまで脚を引き上げたら、“ターン・アウトした内腿をさらに引き上げるつもりで膝下を伸ばしきる”とイメージするといいですよ。
ア・ラ・スゴンドのバットマン・デヴロッペは、一番高いアティチュードまで動作脚を引き上げたら、その膝をさらにトルソーに引きつけるように引き上げながら膝下を伸ばしきるようにします。一番高いアティチュードまで動作脚を引き上げたあとに、先に骨盤を傾けないように気を付けて下さいね。
デリエールの場合もまずは一番高いアティチュードまで動作脚を引き上げることを大切にして下さい。ルティレまで脚を引き上げた途端に股関節のターン・アウトを忘れて膝を正面に向け、足裏から蹴り上げるような動きをしないように気を付けましょう。お尻を突き出すような前傾姿勢になるとターン・アウトが失われやすくなりますよ。
素早いデヴロッペをして脚を上げきったとき、膝下を伸ばしきったときに、足首までしっかり伸ばしきることを忘れないで下さい。勢いのままにデヴロッペをして足首は緩んだまま、というのでは美しくありませんものね。
それでは反対の動きを採り入れてみましょう。
グラン・バットマン・パッセ・ルティレです。
左手バーで右脚前5番ポジシオン、右アームスはアン・バからアン・ナヴァン、ア・ラ・スゴンドへ。
7 →8 プレパラシオン⇒1 右脚グラン・バットマン・ドゥヴァン→2 5番ポジシオン→3 グラン・バットマン・ドゥヴァン→4 5番ポジシオン→5 バットマン・デヴロッペ・ドゥヴァン→6 5番ポジシオン→7グラン・バットマン・ドゥヴァン→ルティレ→ 8 5番ポジシオン→1 グラン・バットマン・ア・ラ・スゴンド→2 右前5番ポジシオン→3 グラン・バットマン・ア・ラ・スゴンド→4 右後ろ5番ポジシオン→5 バットマン・デヴロッペ・ア・ラ・スゴンド→6 右前5番→7 グラン・バットマン・ア・ラ・スゴンド→ルティレ→8 右後ろ5番ポジシオン→1 グラン・バットマン・デリエール→2 5番ポジシオン→3 グラン・バットマン・デリエール→4 5番ポジシオン→5 バットマン・デヴロッペ・デリエール→6 5番ポジシオン→7 グラン・バットマン・デリエール→ルティレ→8 5番ポジシオン→1 グラン・バットマン・ア・ラ・スゴンド→2 右後ろ5番ポジシオン→3 グラン・バットマン・ア・ラ・スゴンド→4 右前5番ポジシオン→5 バットマン・デヴロッペ・ア・ラ・スゴンド→6 右後ろ5番ポジシオン→7 バットマン・ア・ラ・スゴンド→ルティレ→8 右前5番ポジシオン
いかがですか?
まずバットマン・デヴロッペをして5番ポジシオンに収めたら、つぎはグラン・バットマンをしてルティレに引き戻しク・ドゥ・ピエを通過して5番ポジシオンに戻ります。バットマン・デヴロッペとバットマン・パッセ・ルティレで動作脚は同じ動線の上を往復するわけです。
どの方向でもいえることですが、バットマンした脚が下がってからルティレに引き上げてはいけません。とくに90度より下に下がってはいけませんね。あくまでもバットマンをしてその脚が頂点に達した瞬間にルティレに引き戻すのです。
ドゥヴァンのときには膝を正面に向けるようにして膝下から先に引き寄せてはいけません。またデリエールのときには膝を正面にむけながら膝から引き寄せてはいけません。どちらの場合も股関節のターン・アウトを守って、ドゥヴァンの場合は膝から、デリエールの場合は膝下から引き戻すように気を付けましょう。
ア・ラ・スゴンドの場合はバットマンした脚の膝をトルソーに引きつけながら膝下を畳むイメージでルティレをすると、脚を落とすことなくルティレをすることが出来ますよ。
バットマン・ルティレ・パッセはさらに、ドゥヴァンにバットマンした脚をルティレに引きつけると同時にデリエールにバットマン・デヴロッペをする、あるいはデリエールにバットマンをしてルティレを通過しドゥヴァンにバットマン・デヴロッペをする、という動きに発展していきます。まずはきちんとバットマン・デヴロッペをする、バットマンからきちんとルティレに引き戻す、という練習を丁寧にしておきましょう。
バットマン・デヴロッペはグラン・ジュテ・デヴロッペ・アン・ナヴァン(=グラン・パ・ドゥ・シャ)に、グラン・バットマン・パッセ・ルティレはグラン・ジュテ・パッセ・デヴロッペに大切な脚の動きです。
大らかで強く高い安定した跳躍をするためにも大切な動きですから、丁寧に練習して下さいね。