バレエ・メソッド アンサンブル・ド・ミューズ スタイル

クラシック・バレエの実際のレッスンをモデルとして、正確に無理なく美しく動き踊るためのヒントやアドバイスをお伝えします。

ポワント・レッスン

2012-07-26 09:35:00 | 日記
前回練習したバロネ、そして後半に練習したアラベスク・ルルヴェとバロネのアンシェヌマン、スムーズに動けるようになりましたか?
乱暴に飛びあがるような動きにならないように、できればアラベスク・ルルヴェもバロネも前進する歩調が均一になるようにコントロール出来るようになるといいですね。
今回はデヴロッペ・ア・ラ・スゴンド・ルルヴェを練習しましょう。
以前のセンター・レッスンで練習したようにデヴロッペ・ア・ラ・スゴンドから発展するパはいくつもありますからね。まずはポワントできちんと立ってデヴロッペをする、その基本の“基”を練習しましょう。
でははじめましょう。
左手バーで右脚後ろ5番ポジシオン・エファセ。アームスはアン・バ。
プレパラシオン→8 左脚ドゥミ・プリエ、右脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール、右アームスはアン・ナヴァン→1 右脚デヴロッペ・ア・ラ・スゴンド、左脚ルルヴェ、右アームスはアン・オーのアロンジェに→2 右脚ドゥミ・プリエ、左脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール、右アームスはアン・ナヴァン→3 左脚ピケ、右脚ルティレ・パッセ→4 左脚ドゥミ・プリエ、右脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール⇒5 右脚デヴロッペ・ア・ラ・スゴンド、左脚ルルヴェ、右アームスはアン・オーのアロンジェに→6 右脚ドゥミ・プリエ、左脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール、右アームスはアン・ナヴァン→7 左脚ピケ、右脚ルティレ・パッセ→8 左脚ドゥミ・プリエ、右脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール⇒…
いかがですか?
いつもいいますように、高く脚を上げようと無理をする必要はありませんよ。
さぁ、大事なポイントを確認してみましょう。
デヴロッペをする動作脚で軸脚を引き上げてルルヴェをする、とイメージしてみましょう。しっかりトルソーを引き上げるためにもアームスを少しだけ先行させてアロンジェに伸ばします。アームスの動きが遅れるとまとまりのない動きに見えてしまいますよ。
動作脚はただ安易に蹴り上げるのではなく、膝をしっかり引き上げてエカルテ・ドゥヴァンで一瞬停めるつもりで膝下を素早く伸ばしましょう。膝下を伸ばすのが遅れると中途半端な動きになってしまいますよ。
動作脚を前に下して軸脚と踏みかえドゥミ・プリエをします。このとき上体が脱力したり、ガクン とプリエに落下しないように気を付けて下さいね。脚を踏みかえたあとのク・ドゥ・ピエ・デリエールの脚はきちんとターン・アウトを守れていますか?
ク・ドゥ・ピエ・デリエールからのピケはきちんと膝が伸びていますか?この動きもルティレをする動作脚で軸脚を引き上げる、とイメージするといいですね。
デヴロッペ・ルルヴェをするときにトルソーがバーにもたれかかるように傾かないよう気を付けて下さいね。
それでは少し変化させてみましょうか
左手バーで右脚後ろ5番ポジシオン・エファセ。アームスはアン・バ。
プレパラシオン→8 左脚ドゥミ・プリエ、右脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール、右アームスはアン・ナヴァン→1 右脚デヴロッペ・ア・ラ・スゴンド、左脚ルルヴェ、右アームスはアン・オーのアロンジェに→2 右脚ドゥミ・プリエ、左脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール、右アームスはアン・ナヴァン→3 5番ポジシオン・シュル・レ・ポワントで左方向に4分の1回転→4 右脚ドゥミ・プリエ、左脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール、左アームスはアン・ナヴァン⇒5 左脚デヴロッペ・ア・ラ・スゴンド、右脚ルルヴェ、左アームスはアン・オーのアロンジェに→6 左脚ドゥミ・プリエ、右脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール、左アームスはアン・ナヴァン→7 5番ポジシオン・シュル・レ・ポワントで右方向に4分の1回転→8 左脚ドゥミ・プリエ、右脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール、右アームスはアン・ナヴァン→⇒…
いかがですか?
エファッセの方向が右左で角度が違ってしまわないように気を付けましょう。
デヴロッペ・ア・ラ・スゴンド、大らかで華やかなパですが、それだけに勢い任せの乱暴な動きにならないようにきちんと立つことを大切にしましょう。

ポワント・レッスン バロネ

2012-07-23 10:35:09 | 日記
前回練習したアラベスク・ルルヴェ、しっかりルルヴェを繰り返せるようになりましたか?
今回もルルヴェがポイントですがバロネの練習をしましょう。
ルルヴェをするのと同時に前方に移動しますから重心をきちんと引き上げることが大切です。
でははじめましょう。
左手バーで右脚前5番ポジシオン。右アームスはプレパラシオンでア・ラ・スゴンドに。
プレパラシオン→8 右脚ク・ドゥ・ピエ・ドゥヴァン、左脚ドゥミ・プリエ→1 右脚バットマン・フォンデュ、左脚ルルヴェ→2 右脚ク・ドゥ・ピエ・ドゥヴァン、左脚ドゥミ・プリエ→3 右脚バットマン・フォンデュ、左脚ルルヴェ→4 右脚ク・ドゥ・ピエ・ドゥヴァン、左脚ドゥミ・プリエ→5 右脚バットマン・フォンデュ、左脚ルルヴェ→6 右脚ク・ドゥ・ピエ・ドゥヴァン、左脚ドゥミ・プリエ→7 5番ポジシオン・シュル・レ・ポワントでストゥーニュ・アン・ドゥダーン→8 右脚ドゥミ・プリエ、左脚ク・ドゥ・ピエ・ドゥヴァン→1 左脚バットマン・フォンデュ、右脚ルルヴェ→2 左脚ク・ドゥ・ピエ、右脚ドゥミ・プリエ→3 左脚バットマン・フォンデュ、右脚ルルヴェ→4 左脚ク・ドゥ・ピエ、右脚ドゥミ・プリエ→5 左脚バットマン・フォンデュ、右脚ルルヴェ→6 左脚ク・ドゥ・ピエ、右脚ドゥミ・プリエ→7 5番ポジシオン・シュル・レ・ポワントでストゥーニュ・アン・ドゥダーン→8 左脚ドゥミ・プリエ、右脚ク・ドゥ・ピエ・ドゥヴァン⇒…
いかがですか?
大事なポイントを確認しましょう。
ク・ドゥ・ピエした脚がバットマン・フォンデュをすることで重心の前方への移動をリードします。膝から下を安易に蹴り出さないように気を付けましょう。
バー・レッスンのバットマン・フォンデュのときに練習した通り、ドゥミ・プリエした軸脚がルルヴェで立ち上がるのとフォンデュする動作脚が伸びきるのとは同時です。
次に軸脚のドゥミ・プリエ、動作脚のク・ドゥ・ピエ・ドゥヴァンに下りるときもそのタイミングは同時です。
バットマン・フォンデュしながらルルヴェをするとき、そしてク・ドゥ・ピエ・ドゥヴァン-ドゥミ・プリエに下りるとき、どちらも股関節のターン・アウトが失われないように気を付けましょう。
ルルヴェで前方に移動してもトルソーの移動が追い付かず、バーを引っ張るようにしがみついて辛うじて持ち堪えるような状態にならないようにきちんと重心を移動しましょう。
それでは前回練習したアラベスク・ルルヴェとバロネをアンシェヌマンにしてみましょう。
左手バーで右脚前5番ポジシオン。右アームスはプレパラシオンでアン・ナヴァン・アロンジェに。
右脚ポワン・タンジュ・ドゥヴァン→8 右脚ドゥミ・プリエ、左脚アラベスク→1 右脚ルルヴェ→2 右脚ドゥミ・プリエ→3 右脚ルルヴェ→4 右脚ドゥミ・プリエ→5 右脚ルルヴェ→6 右脚ドゥミ・プリエ→7 左脚後5番シュル・レ・ポワント→8 左脚ドゥミ・プリエ、右脚ク・ドゥ・ピエ・ドゥヴァン→1 右脚バットマン・フォンデュ、左脚ルルヴェ→2 右脚ク・ドゥ・ピエ・ドゥヴァン、左脚ドゥミ・プリエ→3 右脚バットマン・フォンデュ、左脚ルルヴェ→4 右脚ク・ドゥ・ピエ・ドゥヴァン、左脚ドゥミ・プリエ→5 右脚バットマン・フォンデュ、左脚ルルヴェ→6 右脚ク・ドゥ・ピエ・ドゥヴァン、左脚ドゥミ・プリエ→7 5番ポジシオン・シュル・レ・ポワントでストゥーニュ・アン・ドゥダーン→8 左脚ドゥミ・プリエ、右脚アラベスク→1 左脚ルルヴェ→2 左脚ドゥミ・プリエ→3 左脚ルルヴェ→4 左脚ドゥミ・プリエ→5 左脚ルルヴェ→6 左脚ドゥミ・プリエ→7 右脚後ろシュル・レ・ポワント→8 右脚ドゥミ・プリエ、左脚ク・ドゥ・ピエ・ドゥヴァン→1 左脚バットマン・フォンデュ、右脚ルルヴェ→2 左脚ク・ドゥ・ピエ、右脚ドゥミ・プリエ→3 左脚バットマン・フォンデュ、右脚ルルヴェ→4 左脚ク・ドゥ・ピエ、右脚ドゥミ・プリエ→5 左脚バットマン・フォンデュ、右脚ルルヴェ→6 左脚ク・ドゥ・ピエ、右脚ドゥミ・プリエ→7 5番ポジシオン・シュル・レ・ポワントでストゥーニュ・アン・ドゥダーン→8 右脚ドゥミ・プリエ、左脚アラベスク⇒…
いかがですか?
少しヴォリュームが大きくなりますから無理しないで丁寧に練習して下さいね。
きちんと安定した動きが出来るようになったら、バロネを先に初めて4つ目のバロネで動作脚をク・ドゥ・ピエに戻さずにトンベをしてアラベスク・プリエになり、そこからアラベスク・ルルヴェを始めるという順番でも練習しましょう。


ポワント・レッスン アラベスク・ルルヴェ

2012-07-19 10:03:32 | 日記
前回練習したピケ・ルティレとジュテ・ルルヴェのコンビネーション、スムーズに重心を移動したりク・ドゥ・ピエからルルヴェに立ち上がったり出来るようになりましたか?
とくにピケ・ルティレは横方向の移動ですから、重心がポワントの上からズレたままバーにしがみ付いて辛うじて持ち堪える、という状態にならないように気を付けて下さいね。
今回は前方向への移動、アラベスク・ルルヴェの練習をしましょう。
ピケ・アラベスクの練習をしたときには1回ごとに脚を下してプレパラシオンをいれましたが、今回は脚を下すことなくルルヴェを続けます。ク・ドゥ・ピエ・デリエールをして片脚でのルルヴェを繰り返す練習を以前にしましたが、その延長にある動きです。
でははじめましょう。
左手バーで右脚前5番ポジシオン、右アームスはアン・バからプレパラシオンでアン・ナヴァン・アロンジェに。
プレパラシオン、ドゥミ・プリエ→8 右脚ドゥミ・プリエ、左脚アラベスク→1 右脚ルルヴェ→2 ドゥミ・プリエ→3 ルルヴェ→4 ドゥミ・プリエ→5 ルルヴェ→6 ドゥミ・プリエ→7 左後ろ5番シュル・レ・ポワント→8 右脚ドゥミ・プリエ、左脚アラベスク→1 右脚ルルべ→2 ドゥミ・プリエ→3 ルルヴェ→4 ドゥミ・プリエ→5 ルルヴェ→6 ドゥミ・プリエ→7 左脚後ろ5番シュル・レ・ポワント→8 右脚ドゥミ・プリエ、左脚アラベスク→…
いかがですか?
極めてシンプルな動きですから自分の身体の動きに十分に注意を向けることが出来るでしょう。
それでは大事なポイントを確認してみましょう。
ルルヴェに立ち上がるときに前方に移動しますが、飛び出してポワントの上に飛び乗るような乱暴な動きをしてはいけません。爪先を痛めてしまいますよ。アン・ナヴァン・アロンジェにしたアームスをさらに前へ差し伸べるようにすることで“軸を前に引き出す”とイメージしてルルヴェをして下さい。
ルルヴェをするたびにアラベスクに上げた脚が上下に揺れ動いてはいけませんね。脚の高さは低くても構わないのですから背中でしっかり引き上げて支えましょう。
ルルヴェを繰り返すうちに股関節のターン・アウトが失われていませんか?ルルヴェしたとき膝はきちんと伸びていますか?
ルルヴェに立ち上がるとき上体が反って、ウエストの後ろ辺りが縮んでいませんか?
5番ポジシオン・シュル・レ・ポワントに脚を引き付けるときにも上体が後ろに反っていませんか?
バーの方にトルソーが傾いたり、アラベスクした脚の側の骨盤が持ち上がって上体がバーの方に捻じれたりしていませんか?両肩が同じ高さで正面を向くように、両方の体側をしっかり引き上げましょう。
それでは少しアレンジしてみましょうか
左手バーで右脚前5番ポジシオン、右アームスはアン・バからプレパラシオンでアン・ナヴァン・アロンジェに。
プレパラシオン、ドゥミ・プリエ→8 右脚ドゥミ・プリエ、左脚アラベスク→1 右脚ルルヴェ→2 ドゥミ・プリエ→3 ルルヴェ→4 ドゥミ・プリエ→5 左脚後ろ5番シュル・レ・ポワント→6 右脚を開きバーの方に向きを変えて2番シュル・レ・ポワント→7 さらに4分の1向きを変えて左脚を前に引きつけて5番シュル・レ・ポワント→8 左脚ドゥミ・プリエ、右脚アラベスク→1 左脚ルルヴェ→2 ドゥミ・プリエ→3 ルルヴェ→4 ドゥミ・プリエ→5 右脚後ろ5番シュル・レ・ポワント→6 左脚を開きバーの方に向きを変えて2番シュル・レ・ポワント→7 更に4分の1向きを変えて右脚を前に引きつけて5番シュル・レ・ポワント→8 右脚ドゥミ・プリエ、左脚アラベスク⇒…
いかがですか?
5番ポジシオン・シュル・レ・ポワントに立ったあと、バーの方を通過して向きを変える部分の脚の動きはパ・ドゥ・ブーレ・ドゥシュです。
スムーズに動けるようになったら、カウント5でもアラベスク・ルルヴェ、カウント6でドゥミ・プリエ、そしてカウント7と8でパ・ドゥ・ブーレをする、と少しステップ・アップしてみて下さいね。

ポワント・レッスン ピケ・ルティレ-ジュテ・ルルヴェ

2012-07-16 11:58:30 | 日記
前回練習したアッサンブレ・シュル・レ・ポワント、スムーズにポワントに立ち上がれるようになりましたか?
“腕立て伏せ”をするようにバーに圧し掛かって腕の力で立つようなことはしていませんね?
今回は少し左右に動きのあるパを練習してみましょう。
脚を交互に踏みかえてピケやルルヴェをしますが、慌てないで落ち着いて動きの順番を追えばすぐに出来るようになりますよ。
でははじめましょう。
両手バーで右脚前5番ポジシオン。
→8 ドゥミ・プリエ⇒1 左脚ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド→2 左脚ピケ、右脚ルティレ・ドゥヴァン→3 右脚ドゥミ・プリエ、左脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール→4 ポゼ→5 左脚ルルヴェ、右脚ジュテ・ア・ラ・スゴンド→6 左脚ドゥミ・プリエ、右脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール→7 右脚ルルヴェ、左脚ジュテ・ア・ラ・スゴンド→8 右脚ドゥミ・プリエ、左脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール⇒1 左脚ドゥミ・プリエ、右脚ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド→2 右脚ピケ、左脚ルティレ・ドゥヴァン→3 左脚ドゥミ・プリエ、右脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール→4 ポゼ→5 右脚ルルヴェ、左脚ジュテ・ア・ラ・スゴンド→6 右脚ドゥミ・プリエ、左脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール→7 左脚ルルヴェ、右脚ジュテ・ア・ラ・スゴンド→8 左脚ドゥミ・プリエ、右脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール⇒…
いかがですか?
慌てないでしっかりカウントしながら練習してください。
大事なポイントを確認してみましょう。
ルティレした脚を下してドゥミ・プリエをしもう一方の脚をク・ドゥ・ピエ・デリエールにしますが、次のジュテ・ルルヴェはこのク・ドゥ・ピエ・デリエールのポワントを床に付けて膝を伸ばします。足首を曲げてポワントを床に付けるようなことをしてはいけません。また足首が緩んでいると危険ですから気を付けて下さいね。
ジュテする脚が無頓着に浮き上がらないようにきちんと抑えましょう。
ポワントに立った脚がドゥミ・プリエするのと同時にジュテした脚をク・ドゥ・ピエ・デリエールに引きつけます。バロネの脚の動きと同じですね。
2つ目のジュテ・ルルヴェをしたらク・ドゥ・ピエ・デリエールの脚をドゥミ・プリエに下して、もう一方の脚をポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンドに伸ばします。
スムーズに動けるようになったら、最初のポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンドをするところをプティ・デヴロッペにしてみましょう。
それではアンシェヌマンを短くして少しテンポ・アップしてみましょう。
両手バーで右脚前5番ポジシオン。
プレパラシオン→8 左脚ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド、右脚ドゥミ・プリエ→1 左脚ピケ、右脚ルティレ・ドゥヴァン→2 右脚ドゥミ・プリエ、左脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール→3 左脚ルルヴェ、右脚ジュテ・ア・ラ・スゴンド→4 左脚ドゥミ・プリエ、右脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール→5 右脚ア・ラ・スゴンドにピケ、左脚ルティレ・ドゥヴァン→6 左脚ドゥミ・プリエ、右脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール→7 右脚ルルヴェ、左脚ジュテ・ア・ラ・スゴンド→8 右脚ドゥミ・プリエ、左脚ク・ドゥ・ピエ・デリエール⇒…
はじめはピケ、次はルルヴェ、その繰り返しです。ジュテ・ア・ラ・スゴンドした脚をきちんとク・ドゥ・ピエに引き戻す動きも大切にしましょう。
せっかくバーにつかまって練習しているのですから、ア・ラ・スゴンドのピケのときには横方向の移動を大きくすることにも挑戦してみましょう。そのためにも、いつもいうようにポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンドの脚を引き戻さないように気を付けなければなりませんね。
シンプルな動きですが、バーを離れてアームスの動きを伴うようになるといろいろなニュアンスを表現できるようになりますよ。

ポワント・レッスン アッサンブレ・シュル・レ・ポワント

2012-07-12 09:10:58 | 日記
前回練習したトンベで重心を移動してからのルルヴェ、スムーズにポワントに立ち上がることが出来るようになりましたか?また後半に練習したフォンデュ・ルルヴェからトンベをするアンシェヌマンにも挑戦してみましたか?
今回練習するのはアッサンブレです。
跳躍するわけではなく、片方の足がロール・アップしてポワントに立ち上がるのと同時にもう片方の脚を引きつけます。
でははじめましょう。
両手バーで右脚後ろ5番ポジシオン。
→8 プレパラシオン⇒1 右脚ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド、左脚ドゥミ・プリエ→2 ポゼ→3 左脚ロール・アップ、右脚前5番ポジシオン・シュル・レ・ポワント→4 ドゥミ・プリエ→5 左脚ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド、右脚ドゥミ・プリエ→6 ポゼ→7 右脚ロール・アップ、左脚前5番ポジシオン・シュル・レ・ポワント→8 ドゥミ・プリエ⇒1 右脚ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド、左脚ドゥミ・プリエ→2 ポゼ→3 左脚ロール・アップ、右脚前5番ポジシオン・シュル・レ・ポワント→4 ドゥミ・プリエ→5 左脚ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド、右脚ドゥミ・プリエ→6 ポゼ→7 右脚ロール・アップ、左脚前5番ポジシオン・シュル・レ・ポワント→8 ドゥミ・プリエ⇒…
いかがですか?ドゥシューの動きです。
アンシェヌマン自体はいたってシンプルなものです。
それでは大事なポイントをチェックしてみましょう。
いつも言うことですが、ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンドする脚の方に重心がズレないように気を付けて下さいね。重心がハズレてしまうと軸脚のロール・アップがきちんと出来なくなってしまいますよ。
ドゥミ・プリエした軸脚がロール・アップするときに上体を反らしたり、漕ぐように動かして反動を付けてはいけませんね。頭の天辺から吊り上げられていくようにイメージしてシュル・レ・ポワントに立ちましょう。
ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンドした動作脚を5番ポジシオンに引きつける前に、足指の裏を床に押し付けて反動を付けるような動きも間違った動き方です。カカトは常に高く引き上げておきましょう。
いずれはバーを離れて動くことになるのですからあまりバーに頼らないようにしましょう。とくに“腕立て伏せ”でもするように腕の力でシュル・レ・ポワントに立ち上がってはいけませんね。
ドゥスーの動き方は5番ポジシオンの前側の脚をポワン・タンジュして5番ポジシオン・シュル・レ・ポワントの後ろ側に引きつけます。
それでは少しアレンジしてみましょう
両手バーで右脚後ろ5番ポジシオン。
プレパラシオン→8 5番ドゥミ・プリエ⇒1 右脚ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド、左脚ドゥミ・プリエ→2 ポゼ→3 右脚前シュル・レ・ポワント→4 ドゥミ・プリエ→5 左脚ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド、右脚ドゥミ・プリエ→6 ポゼ→7 左脚前シュル・レ・ポワント→8 ドゥミ・プリエ→1 右脚ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド→2 ポゼ→3 右脚前シュル・レ・ポワント→4 ドゥミ・プリエ→5 右脚ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド→6 ポゼ→7 右脚にピケ→左脚後ろ5番シュル・レ・ポワント→8 ドゥミ・プリエ⇒左脚ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド、右脚ドゥミ・プリエ→…
いかがですか?
最後のピケからシュル・レ・ポワントに立つところは、始めにポワン・タンジュした脚の上にしっかり重心を引き上げます。ポワン・タンジュした脚を引き戻したり、膝が曲がったりしないように気を付けて下さいね。

アッサンブレ・シュル・レ・ポワント、シンプルな動きですがテンポを変えたりポール・ドゥ・ブラを伴うことで様々なニュアンスを表現することが出来る美しいパです。