前回はカンブレ・アン・ロン・ドゥを練習しましたが、スムーズに無理のない動きが出来るようになりましたか?
今回はパ・ドゥ・バスクです。
一昨日のアンサンブル・ド・ミューズのクラスで練習しましたので、生徒のおさらいにも役立つようにと考えて取り上げました。
パ・ドゥ・バスクとは“バスク人のステップ”という意味です。
フランスとスペインの国境近くにバスク地方という独特の文化を持った土地があるそうで、そこの民族舞踊のステップをバレエに採り入れたもののようですよ。
でははじめましょう。
右脚前5番クロワゼ、アームスはアン・バから。
7 プレパラシオン→8 ドゥミ・プリエ→1 右脚ポワン・タンジュ・ドゥヴァン、右アームスはアン・ナヴァン、左はア・ラ・スゴンド→2 右脚をエカルテ・ドゥヴァンまでドゥミ・ロン・ドゥ、右アームスもア・ラ・スゴンドに→3 アン・ファスを通過して→4 右脚ドゥミ・プリエにトンベして左脚をク・ドゥ・ピエ・ドゥヴァンに、右アームスがアン・バ、左はア・ラ・スゴンド→5 左脚は5番ポジシオンを通過して→6 クロワゼ・ドゥヴァンにポワン・タンジュ→7 タン・リエして左脚軸、右脚ポワン・タンジュ・デリエール、アームスは2番アラベスク→8 左脚前5番ドゥミ・プリエ、アームスはアン・バ⇒1 左脚ポワン・タンジュ・ドゥヴァン、左アームスはアン・ナヴァン、右はア・ラ・スゴンド→2 左脚をエカルテ・ドゥヴァンまでドゥミ・ロン・ドゥ、左アームスもア・ラ・スゴンドに→3 アン・ファスを通過して→4 左脚ドゥミ・プリエにトンベして右脚をク・ドゥ・ピエ・ドゥヴァンに、左アームスがアン・バ、右はア・ラ・スゴンド→5 右脚は5番ポジシオンを通過して→6 クロワゼ・ドゥヴァンの方向にポワン・タンジュ→7 タン・リエして右脚軸、左脚ポワン・タンジュ・デリエール、アームスは2番アラベスク→8 右脚前5番ドゥミ・プリエ、アームスはアン・バ⇒
4でトンベをしたとき、片方の脚をク・ドゥ・ピエ・ドゥヴァンに引きつけていますが、これは次の動きできちんと5番ポジシオンを通過するためです。もともと1番ポジシオンに引きつけるスタイル、5番ポジシオンに引きつけるスタイルが一般的です。アンサンブル・ド・ミューズのレッスンでは、5番ポジシオンをきちんと認識するためにあえてこのスタイルにしています。動きのテンポが速くなったり生徒が動き馴れてきたら、ク・ドゥ・ピエのポジシオンは一瞬の通過点となります。
アームスの動きも1のときには両方がアン・ナヴァン、2→3でア・ラ・スゴンド→4でアン・バからアン・ナヴァンというスタイルでも行います。また最後のアームスも2番アラベスクだけでなく片方がアン・オーでもう一方がア・ラ・スゴンドにすることも多々あります。
いかがですか?
パ・ドゥ・バスクの動きの構造は分かりましたか?
8のドゥミ・プリエから2のドゥミ・ロン・ドゥまで軸脚のプリエが浮き上がったり不安定にならないように気を付けて下さいね。
3を通過して4に移行するところでは、しっかりトルソーを引き上げて両膝を伸ばし大きく移動しましょう。跳び上がる必要はありませんが、グリッサードをイメージするといいですね。
4に移行したあとはタン・リエを丁寧に行いましょう。
1のポワン・タンジュ・ドゥヴァンから4まで大らかなドゥミ・ロン・ドゥと移動が出来るようになるといいですね。
パ・ドゥ・バスクは今回練習したア・テールのほかにもソテでも行います。
いずれの場合もドゥミ・ロン・ドゥを大切にして下さいね。
では、また。
今回はパ・ドゥ・バスクです。
一昨日のアンサンブル・ド・ミューズのクラスで練習しましたので、生徒のおさらいにも役立つようにと考えて取り上げました。
パ・ドゥ・バスクとは“バスク人のステップ”という意味です。
フランスとスペインの国境近くにバスク地方という独特の文化を持った土地があるそうで、そこの民族舞踊のステップをバレエに採り入れたもののようですよ。
でははじめましょう。
右脚前5番クロワゼ、アームスはアン・バから。
7 プレパラシオン→8 ドゥミ・プリエ→1 右脚ポワン・タンジュ・ドゥヴァン、右アームスはアン・ナヴァン、左はア・ラ・スゴンド→2 右脚をエカルテ・ドゥヴァンまでドゥミ・ロン・ドゥ、右アームスもア・ラ・スゴンドに→3 アン・ファスを通過して→4 右脚ドゥミ・プリエにトンベして左脚をク・ドゥ・ピエ・ドゥヴァンに、右アームスがアン・バ、左はア・ラ・スゴンド→5 左脚は5番ポジシオンを通過して→6 クロワゼ・ドゥヴァンにポワン・タンジュ→7 タン・リエして左脚軸、右脚ポワン・タンジュ・デリエール、アームスは2番アラベスク→8 左脚前5番ドゥミ・プリエ、アームスはアン・バ⇒1 左脚ポワン・タンジュ・ドゥヴァン、左アームスはアン・ナヴァン、右はア・ラ・スゴンド→2 左脚をエカルテ・ドゥヴァンまでドゥミ・ロン・ドゥ、左アームスもア・ラ・スゴンドに→3 アン・ファスを通過して→4 左脚ドゥミ・プリエにトンベして右脚をク・ドゥ・ピエ・ドゥヴァンに、左アームスがアン・バ、右はア・ラ・スゴンド→5 右脚は5番ポジシオンを通過して→6 クロワゼ・ドゥヴァンの方向にポワン・タンジュ→7 タン・リエして右脚軸、左脚ポワン・タンジュ・デリエール、アームスは2番アラベスク→8 右脚前5番ドゥミ・プリエ、アームスはアン・バ⇒
4でトンベをしたとき、片方の脚をク・ドゥ・ピエ・ドゥヴァンに引きつけていますが、これは次の動きできちんと5番ポジシオンを通過するためです。もともと1番ポジシオンに引きつけるスタイル、5番ポジシオンに引きつけるスタイルが一般的です。アンサンブル・ド・ミューズのレッスンでは、5番ポジシオンをきちんと認識するためにあえてこのスタイルにしています。動きのテンポが速くなったり生徒が動き馴れてきたら、ク・ドゥ・ピエのポジシオンは一瞬の通過点となります。
アームスの動きも1のときには両方がアン・ナヴァン、2→3でア・ラ・スゴンド→4でアン・バからアン・ナヴァンというスタイルでも行います。また最後のアームスも2番アラベスクだけでなく片方がアン・オーでもう一方がア・ラ・スゴンドにすることも多々あります。
いかがですか?
パ・ドゥ・バスクの動きの構造は分かりましたか?
8のドゥミ・プリエから2のドゥミ・ロン・ドゥまで軸脚のプリエが浮き上がったり不安定にならないように気を付けて下さいね。
3を通過して4に移行するところでは、しっかりトルソーを引き上げて両膝を伸ばし大きく移動しましょう。跳び上がる必要はありませんが、グリッサードをイメージするといいですね。
4に移行したあとはタン・リエを丁寧に行いましょう。
1のポワン・タンジュ・ドゥヴァンから4まで大らかなドゥミ・ロン・ドゥと移動が出来るようになるといいですね。
パ・ドゥ・バスクは今回練習したア・テールのほかにもソテでも行います。
いずれの場合もドゥミ・ロン・ドゥを大切にして下さいね。
では、また。
ひとつ、ソテとはどのようなかたちですか?