『今日の一冊』by 大人のための児童文学案内人☆詩乃

大人だって児童文学を楽しみたい、いや、大人こそ読みたい。
ハッとする気づきのある絵本や児童文学をご紹介♪

電子絵本ってどうよ?

2017-09-16 11:57:52 | 徒然


アクセス数がグッと減る週末、言いたいこと言ってみよう企画!

ってことで、今日のお題は、

『電子絵本ってどうよ?』

でございます
電子書籍というより、電子絵本。子どもにどうか、っていうお題です。

私個人的には、新しい技術には、常にマインドはオープンにしていたいな、という思いがあり、決して昔懐古型ではないのですが(そう見られがちだけど)・・・。電子書籍はどうも馴染みがありません。本の重量感やページめくるあの感覚がいいのになあ、って。

ただ、ビジネス系やハウツーもの、自己啓発ものなんかは、‟情報”だと思ってるので、画面上で十分という思いも。
紙にするものは、もっと人に手渡していきたい、次の世代にも残していきたい、というものがぜひ紙の本として残ってほしい。

素晴らしい本が、お決まりのように絶版となり、一過性で薄れていく、いわば使い捨てのような‟情報本”が次々と店頭に並ぶのを見るにつけ、なんだかなあ、と

そして、最近はその使い捨てのような本が、子どもの本の分野にまで及んできているような気がしてならないのです。



そこで、クイズ!福音館書店では、絵本や児童文学を出版するのに、どのくらい時間がかかると思いますか?

なーんと、最低でも2年、長いもので7年ほどやの歳月を費やすそうです。それは、不効率とかそういうことじゃなくてね、本気度が違うんです。ところが、最近流行りの絵本なんかは、数か月であっという間にできてしまう。だから、中身が薄っぺらい。でも、プロモーションやマーケティングが上手だから売れちゃうんだなあ、これが。

そして、電子絵本。
今乳幼児を育てている世代のママたちは、子育てにスマホが大活躍。泣いてる子が画面見せたら、食い入るように見始めて泣き止むのなら、そりゃスマホ見せたくなる気持ち分かります、特に公の場では。子ども泣きだしたら、周囲の視線が冷たいのが現実ですもん。

電子化の動きは、絵本の分野にまで及んできています。たくさんの絵本がスマホの中から取り出せたら、荷物にならなくていい。うん、わかります、分かります。荷物多いの、ほーんと大変なんですよね。

だ・け・ど!!!!

それを、本に関わる者が絵本の電子化を推進するのは、別問題だと思うのです

先日のJPIC読書アドバイザー講座のグループディスカッションの発表のときにね、ブックファーストの電子化も推進したほうがいいという意見が出たんです。

・・・は? え!?!?

電子化自体には、個人的には好みじゃないけれど、まあ時代に即した形も必要かなあ、とは思います。が、ブックファーストで???絵本をーーーーー!?!?

思わず、休み時間に発表した方を捕まえて聞きましたね。席が近かったので。「これは僕の意見ではないので・・・」と逃げられてしまいましたが、スマホ世代のママたちを否定するのではなく、寄り添うという趣旨だったそう。

寄り添うって、否定しない、って。分かります、分かります。
でも、それとアドバイスする側がブックファーストで電子化を推進するのって、何か違うんじゃない?
モヤモヤ、モヤモヤ、モヤモヤ(笑)。

それを、絵本・児童文化センターのレポート提出時の近況報告欄に書いて送ったら、速攻担当の方からお電話がかかってきました。北海道からの遠距離通話(笑)。「それは、ゼッタイ、ゼッタイ、違います~!」って。

ですよねー
乳幼児は自分で選べないんです。内容関係なく、小さすぎる年齢から画面見つづけることの弊害も報告されてるのに、ましてや絵本!
荷物になるのがいやなら、福音館の月刊誌こどものともって手がありますよ!それならペラペラで薄くて軽いですよ~
画面じゃなくて、紙の上での絵の持つ力、そういうもの伝えていくのが、アドバイザーの役割なんじゃないかな?

気持ちに寄り添う、否定しない、大事。
スマホ、SNSは活用してなんぼ。でも、読書・絵本の魅力を伝える‟手段”としてはアリだけれど、絵本自体を電子化してしまうのは別問題なのではないでしょうか。

そんな、我が家では、本を読まない夫から、電子絵本昔話のダウンロードを勧められましたとさ。
はあ・・・





失敗しないコツ・食べられる宝石の作り方

2017-09-04 17:45:21 | 徒然


駆け込みで作った夏休みの自由研究は、食べられる宝石☆琥珀糖~

日本の伝統的な和菓子で、作り方もとっっっても簡単!
って、どのサイトにも書いてあるので、簡単だと思ってたら・・・見事に失敗しましただ

いや、確かにシンプルです。材料だって、作り方だって。
でもでも、‟琥珀糖 失敗”と検索しなければ、コツが書かれていないだなんて~
というわけで、失敗例もあえて書きますね。

【材料】
・糸寒天 5g
・水 200cc
・グラニュー糖 300~350g
・お好みの色つけ(ジュース、ジャム、食紅など)


【作り方】

① 糸寒天を半日ほど水につけておく
(粉寒天でもできるそうですが、透明度は糸のほうが高いらしい)

② 沸騰した水の中に、水気を絞った寒天を入れ、溶けてからさらに3分以上よく煮溶かす
(溶けてからさらに、がポイント。一見溶けてるように見えてもちゃんと溶けてないとかたまらない)

③ 砂糖を一気にいれ、できるだけかき混ぜない(←最重要事項)

④ 容器に移し、色をつける。下の方までスプーンで押し込むようにしないと表面にしか色がつかないので注意。

⑤ 粗熱が取れたら、冷蔵庫で冷やし固める

⑥ 固まったら好きな形に切り、数日乾燥させる
(急ぎの場合は、ドライヤーで)



ね?シンプルでしょう?

で、こちらが衝撃の失敗作(笑)↓



どした!?!?
幼稚園生の小麦粘土か????っていう出来栄えで、かちっこちっ。包丁の歯がかけるくらい!!!

これね、砂糖がこげるといけないと思って、一生懸命かき混ぜてしまったんです。グツグツいうじゃないですか、焦がしちゃいけないと思うじゃないですか、で、かき混ぜた。

そしたら、再結晶化しちゃうんですって~。早く言ってよお~

ってことで、気を付けたあとはこんな感じ↓





色は途中で混ざるよう、グラデーションにするとキレイです
そして、これを切ると一番最初の写真のようになりました。ほっ。
ちなみに作った直後は透明度が高く、乾燥させると表面は白っぽくなります。表面サクっ、中身は寒天↓




我が家は鉱物っぽく作りたかったので、普段なら絶対に使わないグラニュー糖や食紅使っちゃいました
ジャムやジュースは分量によっては、固まりづらくなると聞いたので、これ以上失敗すると提出に間に合わない~、と食紅使用。

でもね、後日冷凍ストロベリーをピューレ状にして入れても、全く同じ感じに仕上がりました
とにかく甘いので、個人的には次回からはレモンなど酸味を強くしたいな。

くれぐれも、砂糖はできるだけかき混ぜないように~

ちなみに、次男のほうの自由研究は、糸賭け(素数)曼荼羅を作りました♪↓






占いなんて!と思ってた私が占いに行った話

2017-05-30 18:28:41 | 徒然


占いには全然興味持っていませんでした。そんな私が、占いに行ってきましたよレポート

昔から、女友だちが雑誌の後ろのほうに出ている星座占いみて、一喜一憂してるのが理解できなくて。興味がないのと同時に、見てしまったら、そこに書かれてることに自分は縛られてしまうんじゃないかな~、そんな思いもありました。だって、占い見なければご機嫌な1週間かもしれないのに、そこにもし「最悪」と出てたらどうしたって気分は沈んでしまいそうで

でもねー、やっぱり何千年と生き残ってきた“昔話”が力を持つのと同じように、やっぱり、何千年って単位で生き残って来たものには“何か”があるとは思うようになったのですよ。

今回行ったのは、かさこ塾で同期だった、江グロリアさん(たくさんのコスプレ?が見れるブログはコチラから)のお話が聞いてみたかったから。同期の中でも飛び抜けてファンキーで面白くて、そしてあったかい。最終日のプレゼンでは、ピコ太郎ばりの衣装でいらしてましたからね。格好はファンキーですが、非常に冷静な視点の持ち主で、コーチング力に長けている“励まし系占い”なので、安心です

面白すぎて、半分は笑っていた気が。白バイのかわし方とか(あれ?占いと関係ない)。
数秘33がどれだけすごいかとか(←ちなみに私33ではない)。面白すぎる~

グロリアさんの分野は数秘術ですが、練習中だというタロットカードや、なんちゃらカードやなんちゃらカード(覚えられない)もやっていただいて、とても興味深かったです。数秘もタロットも、四柱推命(って何?程度の知識の私)も、なんやかんやも、みーんな同じ結果になるんですって。やっぱり何かあるなあ、って。生まれる前に自分で決めてきた人生って。

自分の中で、モヤっとしてたこと、あまり向き合いたくなかったことに、やっぱり向き合わなきゃいけないみたいです。う~ん、でも薄々答えは分かってた。だから、相談したのよね。タロットも初めてだったので、よく分からないけれど、『最後の審判』逆カードと『死神』逆カードというおどろおどろしいカードでとどめを刺されました(笑)。でも、大丈夫。グロリアさん励まし系だから!背中押してもらえました

あとは、起業するならこの流れに乗るといい、ここは学びの吸収時期とかそういった具体的な時期のアドバイスも

実はネット上でできる数秘占い、というのを事前にやってから行ったんですね。そしたら、夫と私の相性はサイアクと出ましてね。ああ、どうりでケンカが多いわけだと(笑)。で、そのこともグロリアさんに聞いてみたのですが、なんてったって“励まし系”!彼女たちは“サイアク”という言葉は使わないそうで、なんかその辺も気分スッキリしてきました!そして、その足で夜のベイシェラトンへ・・・



結婚記念日にたまたま子どもたちが泊まりでいなかったので、久々に旦那さまと二人でおでかけ。今後、老後一緒にやっていけるかどうかのシュミレーション(笑)。部屋にはお花とシャンパン1本の差し入れがありました・・・えっと、旦那さまからではなく、ホテルの支配人から。

クラブラウンジは静かで落ち着く~。こういうとこでも、まず本棚確認してしまう私。あ~、夜景見ながら、シャンパン片手に“一人で”こういうところで、ゆっくり本が読みたい、と思ってたら横で、「こういうところに、一人で来る人って寂しくないのかなあ」と夫。私こういうところを第二の書斎とするのが理想なんですけど(笑)。相いれない私たち。でも、直前にグロリアさんから「そこは、あきらめて」と言われたばかりだったので、ご機嫌続行
グラス片手にゆっくりできるブックカフェを実現したいな

童心社60周年展&スペクトル

2017-03-22 22:01:52 | 徒然


家の周りの山にもタンポポが咲き始めて、ほっこり。
タンポポといえば、昨年はたんぽぽのお酒その後事件なんて、ありましたなあ

道々の花を楽しみながら、向かうは都内!
夫が今日は在宅勤務で、お子たちもそれぞれの友だちの家に行く約束があったので、いざ教文館ナルニア国@銀座へ~

童心社60周年展を見てきました~

童心社と言われてピンと来ない人でも、以下の絵本を見れば、ああ!となるのでは?

   

原画の持つ力ってやっぱりスゴイですね

そして、童心社創業者である村松金治さんの言葉が、ぐっと胸にきたので、抜粋したものをそのままご紹介しますね。

わたしは、児童がすぐれた児童図書を手にすることは、
全宇宙を自分の手にすることだと思っています。

本は、月ロケットでもいきつくことのできない世界も、
電子計算機でも計算できないことも、
電子顕微鏡でのぞくことのできない世界も、
二度と繰り返すことのない遠い遠い大昔の世界も、
子どもに届けてくれます。
それは、知識の世界だけでなく、
心の世界も、その動きものぞかせてくれます。

そして、それは、大きな力ももっています。
いまわしい戦争も止める力をもっています。


全宇宙を子どもの手に、って。そして、その世界を忘れてしまっている大人にもね
私も良い子どもの本は、平和な世界を作る力を持つ、って心から信じています

童心社60周年展&『おしいれのぼうけん』原画展は4月9日まで(入場無料)。

ついでに、資生堂ギャラリーでやってた吉岡徳仁スペクトル展(入場無料)も見てきて、光のシャワーを浴びてきました

 

作品はこれ一つだけなのだけれど、とても不思議な感覚で、みなさんベンチ(あ、これも作品か)にずーっと座ったまま放心状態。
ただただ、光を浴びる。のんびりできない日本人には珍しい光景だったかも。


ズバリ主婦はヒマなのです!!!

2017-02-27 23:07:47 | 徒然


通っているセルフブランディング塾もいよいよ明日で最終日。明日の3分間プレゼンがまだ仕上がっていないというのに、ここ数日に限って怒涛のスケジュール。忙しい!猛烈に忙しい!とつい泣きごとを言いたくなるのですが・・・いや、待てよ?本当???

と思うわけです。やっぱり、主婦ってヒマだな~、って。

だってね、家事してても何してても、頭の中は自由なわけなんです。お皿洗ってても、プレゼンの中身考えられる。夢も見られる、妄想もできる
お仕事されてる方は、目の前の仕事に集中しなくてはいけなくて、頭の中もそれでいっぱいにしなくてはいけないわけで。

そう思ったら、あ、忙しいなんて言えないな~、やっぱり主婦ってヒマって思ったのです。ヒマというか頭の中自由

そんなわけで、今日は三男の通っている青空自主保育は遠足のお当番で、てくてくてくてく歩いて参りました。
今日の遠足は、朝比奈切通し。鎌倉の十二所から横浜市金沢区を通って、逗子に抜けるルートです。途中観音様に出会ったり・・・↓



熊野神社も凛とした空気がよかったです。霊感強い人は、いられない場所とも聞きますが、鈍感バンザーイ。私は鈍感ゆえに満喫できました。途中、寝不足から歩きながら何度かウトウトしてしまいましたけどね

さて、鎌倉内は自然物しか目に入らず素敵なのですが、横浜市の途中から片側はずっと米軍基地の敷地となり、壁が続きます。何とも言えない気持ち。そして、ところどころに、でーん!とこのお方↓



以前はね、この鉄塔見るたび、景観壊すなあって、興ざめした気持ちになってたんです
でも、以前ご紹介したこちら↓



『おじいちゃんのゴーストフレンド』読んで以来、見方が変わった。鉄にも命を感じられるようになって、風の冷たい今日は、鉄塔から風音聞こえないかしら、と耳をすます

こんな風に、本との出会いが、景色の見方さえ変えてしまう。だから、私は読むのが好きなんだなあ
梅はまだ7分咲きで、とにかく寒くて寒くて寒~い遠足でしたが、子どもたちよく歩きました



では、頭の中自由な私、そろそろお風呂に入って気分転換し、プレゼン準備を再開したいと思います(←え、まだ終わってないの!?)