盛りだくさんの週末!気分はすでに夏休み~。
近所でAirbnbを始めた方がいて、そこに台湾人のご家族が滞在しているのですが、うちの長男とそちらの長男さんの年が近いということで紹介されたら、言葉が通じないのに仲良しに。長男は言葉が通じないジャンルの人に強いのよね~。赤ちゃん、幼児にモテる(笑)。その台湾の子は毎日毎日うちに遊びに来ていて、あれ?うちにホームステイしてるんだっけ?という錯覚にすら陥る日々です。メニム一家のアップルビーのような万年反抗期の長男ですが、こういうのを見るとほっとします。
そんな子どもたちが繰り出したのは海~。お隣さまがパドルボードを出してくれたので、子どもたちはきゃあきゃあ順番にボードで沖へ繰り出します。漕いでくれるのはお隣さま。え?私・・・?ええ、海まで徒歩10分のところに住みながら、かたくなにインドア派をつらぬくワタクシ。相変わらず水着持たずで遠目に見学です(笑)。そして、パドル待ちの男子たちはひたすらダムを作ったり、穴掘ったり(笑)、波が来たらジャ~ンプ!で大盛り上がりしたり。勉強時には見られない(← )、ものすごい集中力を発揮して熱中してましたヨ。単純ってスバラシイ。
さらに、夕方からはお隣さんちで餃子パーティー。大量の餃子を作りました~。皮から作る本格派!台湾ファミリーに本場のを教えてもらおうとしたら・・・あちらでもいまや皮は買うのが普通なんですって。子どもたちが作るので、これは肉まんか!?というくらい分厚い皮に中身が小指の先程度という笑える餃子も盛りだくさんでした。
これね、作る過程、みんなでワイワイやるからいいんです。結果じゃないの。『モモ』でもあったように過程を楽しみ味わうから、みんなで食べるときも美味しいと感じて大満足の子どもたち。一方、過程を知らず結果だけを食べた夫の感想は、「・・・・・・」でしたとさ。そして、仕上げは花火!キラキラした夏の一ページとなりました。あ~、楽しかった。いつも楽しい企画をしてくれているお隣さまには感謝感謝です。
ところで、海での子どもたちはまさに水を得た魚のようで、水の子たちだな~と毎回思うのですが、私が小さい頃好きで、子どもたちも好きだった物語がコチラ↓
『水の子トム』チャールズ・キングスレイ作 宮脇紀雄編 安井こうじ絵 小学館
岩波少年文庫では『水の子』(絶版?)というタイトルで、偕成社からは『水の子どもたち』で出てる物語。我が家の蔵書にあったのは、昭和40年発行(四版)でまたワタクシ生まれておりませぬ。時代を感じるな~と思うお値段はナント280円。あの村岡花子さんや川端康成が監修なんですよ~!
≪『水の子トム』あらすじ≫
トムは教会にいったこともないしいつもススでまっ黒げの煙突掃除の少年。いつも親方のグライムズに殴られる日々。ある日仕事にいったお屋敷でぬすみのうたがいをかけられたトムは不思議な女の人に導かれ、遠くへ遠くへ逃げるうちに水の国へと迷い込む。水の国でも悪さを繰り返すトムだったが、さまざまな経験を経て次第に改心していく。イギリスの古典ファンタジー。
小学館のは抄訳なのかもしれません。字もかなり大きいので低学年向け。偕成社のは高学年向けになってますね。
作者のキングスレイは牧師であったため、キリスト教的な道徳観が強く出ていたり、当時の時代的なことから差別的な事柄も盛り込まれているとのことでしたが、ぜ~んぜん気づかず(感じず)ただただ楽しんで読んでいました。完訳版だとまた印象が違うのかもしれませんね。こちらのサイトでなんて、現在子どもに読ませる必要はない、なんてこてんぱあに言われてますが、うちの子たちは好きでしたよ♪イラストもかわいらしいし、自分もいい子になりたいな、と分かりやすく伝えてくれる本だと個人的には思います。小学館バージョンだったら読み聞かせにもぴったりです♪