プラムフィールドからのお便り

プラムフィールドでの出来事などを紹介していきます。                            

盂蘭盆会

2010-08-15 | 社長のつぶやき
お盆の直前に親父が入院したこともあって、今年のお盆は何かと忙しく過ごしています。

12日は墓掃除(家内がしましたけど)、13日は坊さんがお経をあげに親父のマンションへ来ました。
来たのはまだ小僧とも言うべき若造君でした。

「ウニャラ、クニャラ・・・」

その若造君は恐るべき早口でお経を読み終えると、とっとと帰って行きました。

まあこんなものは早く終わるに越した事はありませんがね。

『お盆の時には、坊主がお経というものを口からだせばいいのだ。』とパパに聞いているもーん、といったところでしょうか。
書き入れ時に一家総出であちこち飛び回らねばいけないでしょうから、しかたないんでしょうがね。

なんとなく皆で苦笑するしかありません。


一方、昨日は叔父の初盆でした。
お坊さんの読経が終わり、
「それでは、ちょっとお話を・・。」

この坊さんは、講話と言うか説教に聞くべきものがあるんです。

「盂蘭盆会と言うのはサンスクリット語のウランバナを漢字に置き換えたもので、文字自体に意味はありません。」
簡単に言うとこの風習は、目連という釈迦の弟子が餓鬼道に堕ちた亡き母親を、釈迦の教えにより弔ったという伝説が、中央アジアから中国を経て日本に伝わったものである、と言う事でした。

ふむ、ふむ、なるほどね。

「しかしながら、本来の浄土真宗は死者を弔うという事より、生きている者の為にこそあります。」
私はこの時、「そうだ!」と大きく頷いていました。
だって、どんな宗教だって生きている者の為のものであるのが当たり前ですからね。葬式や法事事の為にあるものではありません。

「この点が他宗派とちょっと違ってます。」



若造君とは同じ宗派ですが、どうも一味違いますね。




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