紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

新刊が出ました! 「ぼくらは鉄道に乗って」

2017-01-18 16:58:52 | 2・仕事の周辺
一昨年、毎日小学生新聞に連載していた「ぼくらは鉄道に乗って」が、小峰書店から刊行されて、本日見本を頂いてきた。

「ぼくらは鉄道に乗って」が本になるまでには、今までに、こんなにたくさんの人たちのお世話になったことはないというほど、いろいろな人のお世話になった。

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Uさんが毎日新聞に連載しませんかとお声をかけてくださったのは、2015年の12月のことだった。
そして、担当してくださった、毎日新聞社のDさん、その他のかたたち。
それを本にするのに当たって、担当してくださった小峰書店の編集のYさん、他のみなさん。
Yさんには、ほんとうにキメ細かく見て頂いて、何度も原稿がいったりきたりして直したが、楽しい作業だった。
ちょうど村上春樹さんの「職業としての小説家」を読んでいたときだったので、ここを楽しまなきゃいけないことを胸にきざみつつ、仕事をした。

連載のときも、本にするときも、絵を描いてくださった佐藤真紀子さん。
連載のときは、毎日絵をつけるのが、そうとう大変だったと思う。
また本にするにあたって、新たに絵を描いてくださったが、表紙も迫力があるし、どの絵もすばらしい。
とても、とても感謝している。

装丁の城所潤さんも美しく、かわいらしく仕上げてくださった。

そして、校正をしてくださった方。
校正の段階で、あんなに文章を変更したのは、初めてだった。
すごい資料と直しの数に、えーーっと思ったが、直せば直すほどよくなったと思う。なにより自分で納得できる形になった。

ちょうど「地味にスゴイ! 校閲ガール」というドラマをやっていたときだったので、ドラマもたのしく見つつ、校正もたのしんだ。
自分もドラマの中にいるような(?)気分だった。(笑)

そんな風にしてできあがった本です。ぜひお手にとってください。






8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
新刊おめでとう㊗️ (さと)
2017-01-18 20:17:22
あの時の新聞に連載された記事が一冊の本になったんですね。
おめでとうございます!
長い間取材して色んな方々にお世話になって新しい本が出来たのね。
嬉しさもひとしおだと思います。
すぐに読みたいわ。
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さとさんへ (紅蓮)
2017-01-18 20:57:16
ありがとうございます♪
ほんとうに、いろいろな方たちにお世話になりました。
今日はぼーっとしています。
ぜひ読んでくださいね。
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続編を冀う (ターボ)
2017-01-31 08:59:37
新たな上梓おめでとうございます。
内田百閒、阿川弘之、宮脇俊三の鉄道紀行を通勤車内で愛読した頃を思い出しながら、巻を措く能わずでした。

  「ぼくらは汽車に乗って」を読み了へて
 
 ほのぼのと掉尾の二行四温光  ターボ


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ターボさんへ (紅蓮@秋田)
2017-01-31 19:47:30
とてもいい句をありがとうございます。
すごく嬉しいです。
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Unknown (R!)
2017-06-12 11:17:29
本当にたまたま読みました!
読み終わったあと、すがすがしい気持ちになれるとても素敵なお話でした。
美輪さんの他の本も読んでみたくなりました。理子が弟に会いたくても会えなかったっていうのがリアリティがあるなあ、って思いました。普通なら感動の対面をするんだろうけど、会わずに終わるところが気持ちが伝わって良かったです。悠太と理子の距離感も、良かったです、嘘くさくなくて。
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Rさんへ (紅蓮)
2017-06-12 16:56:38
初めまして。ようこそ。
たまたま手に取ってくださって、嬉しい感想もいただき、ありがとうございました。
鉄道が大好きなので、書いている間中、幸せな気分でしたが、こうして嬉しいお言葉もいただくと、書き終わってからも幸せが続くと思いました。
またブログに遊びにきてくださいね。
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ありがとうございます! (R!)
2017-06-18 19:41:06
丁寧な返信ありがとうございました!
小4の息子(鉄ちゃん)に
読んで欲しかったのですが
読んでくれたので本当に良かったです!
こんなオッチャン(^^;)が読むより
ずっと得るものが大きいのではないかと。
これからも応援してます!
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Rさんへ (紅蓮)
2017-06-18 20:54:07
鉄ちゃんの息子さんが読んでくれましたか! すごく嬉しいです。
この話を書いたのは、blogにきてくださったので、ご存知かと思いますが、三宅島に移住してきたばかりの夏です。大体のことはわかっていたのですが、ここには鉄道が走ってない。そのため、鉄道に対する愛着がいっそう強くなった物語です。鉄道でも、ほかのことでも、好きな世界を持てるのは幸せなことですね。コメントありがとうございました♪
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