紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

老健施設の選択

2007-03-13 07:11:49 | 22・両親のこと
昨日、母の老健への申し込みがやっとすんだということを書いた。
そして、その件について、コメントをもらったので、もうちょっと補足したいと思う。

だいぶ前に、いくつかの老健の、何人かの相談員の方と電話で話しただけで、その老健を選んだということを「この記事」に書いた。その時に、電話だけでそんなことで決めるべきではないでしょう、との趣旨のコメントを頂いた。

老健を選ぶ時のポイントは、それぞれ家族がかかえている問題によって、ずいぶん違うと思う。
私たち姉妹にとって、一番大事なのは、昨日もコメントで聞かれたのだけど、3ヶ月たったので、すぐに退所してくださいといわれないこと。
たいていの老健は、最初から長くて3ヶ月間といわれてしまう。

それだと何が困るかというと、これまで私たちは、月に1週間から2週間くらいのショートステイを、高井戸のN園にお願いすることで、やっと何とか生活や仕事のやりくりをしてきた。
ところが、ショートステイから、施設入所に切り変わることで、ケアマネさんも変わるし、3ヶ月前から申し込みをしているショートステイの予約は、全て無効になってしまう。

そうするとなぜ困るかというと、仮に3ヶ月で退所してきた時に、その後3ヶ月間は、私たちが全てみなくてはならなくなる。ショートステイだけでは大変で、今回老健を選択する決心をしたのに、3ヶ月後に、今よりもっと大変になるなら、どう考えても老健に頼むのは無理だということになる。

ところが、府中のその老健は、私からのその質問に答えて
「3ヶ月たっても、ご家族が引き受けられない場合は、退所してもらうということはありません」
そのかわり、当然、誰もみな3ヶ月間で退所するわけではないので、どのくらい待つのかわからない。でも、少なくとも、待っている間は、今まで通りショートステイと、在宅介護との併用でやっていけばいいわけだ。

(この項つづく)